教育研修の効果測定・評価と効果的な受講者アンケートの設計および活用法 〜演習付〜

〜 人材育成・教育・研修を効果的に推進するためのアンケート設計のあり方と効果的な活用法 〜

  • 研修成果のさらなる向上と目的達成に繋げるための受講者アンケートの具体的な設計法と活用のノウハウを学び、効果的な人材育成、教育研修の実現に活かそう!
  • 人材教育・研修の効果測定に役立つアンケート設計とその効果的な活用法を、基本から徹底的に学ぶ特別講座!!

講師の言葉

講師: NYテクノ企画 代表  工学博士 中川 義弘 氏

(一社)金属加工技術協会 理事 コトづくり推進委員会委員長

略歴: (株)クボタで、研究開発部長、技術開発本部企画部長、理事を歴任。通産省(現経済産業省)国家プロジェクト、科学技術基本計画関連の委員会などの委員活動、お茶の水女子大学社会技術革新学概論の講師などの活動を実施。専門は、産業財マーケティング・MOT・教育研修の効果測定と評価。教育研修の効果測定と評価における実務での指導経験が豊富な第一人者。


 企業経営における人材育成は重要な経営課題であり、教育研修を如何に効果的に推進するかが問われています。厳しい経営環境のもとで人材育成部門の担当者として、このような経営課題に対処するために教育研修の評価の方法及び効果測定の一つの手段である受講者アンケートの設計方法について理解していただきます。

多くの企業や自治体では、教育研修実施後に受講者アンケートを記入してもらっていますが、明確な目的を持って受講者アンケートの様式設計をしているか疑問のケースが見受けられます。

受講者アンケートの目的は、

1)主催者である企業の立場で、効果的な人材育成、教育研修の企画や見直しに活用すること

2)受講者(=顧客)の立場で、研修結果について自己評価をすることによる満足感や活用・さらなる自己研鑽への動機づけにすること

このような視点での目的にあったアンケート様式設計のノウハウ、特に設問の構成、質問文の作り方などを多くの事例を使って詳しく解説致します。また、約300講座、約4500名のアンケートの実例から、具体的な分析・評価、運用と活用のノウハウを解説致します。

注目ポイント:

アンケートの記入態度を人間の行動科学面からみた受講者の感情情報の評価と考える。

受講者アンケートは「自己の能力に関する気づきの場」、「記入による満足感達成の場」と考える。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年01月29日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・人事部門や人材開発部門、教育研修担当の方 ・人材育成の仕組みづくりや研修の企画を担当している方、研修事務局スタッフなど ・アンケートを活用した研修評価の手法について学びたい方
予備知識 ・特にありません
修得知識 ・経営理念や経営戦略に対応した、効果的な人材育成の組織・体制づくりとその運営ができる。 ・目的にあった教育・研修のアンケート様式の新作・改訂が可能となる。 ・教育・研修のアンケート結果について、目的にあった分析・評価・活用が具体的にわかる。 ・その結果、より高いレベルでの受講者満足が得られ、研修成果の活用意欲に繋がるような効果的な教育・研修の企画と見直しができる。
プログラム

1.企業における人材育成・人材教育の位置づけ

 (1). 経営理念・経営戦略と人材育成 

 (2).人材育成体系と教育研修活動

 (3).近年の経営環境と人材育成の動向

2.教育・研修の効果測定と評価の考え方

 (1).効果測定と評価の基本                 

 (2).色々な測定評価の方法

   a. 受講者アンケートによるリアクション評価の方法(満足度など)

   b. 研修の効果を増大させる受講者アンケートの方法

   c. 理解度評価の方法:試験・キーワード・感想文など

   d. 技能習得評価の方法:ツリー分析・実作演習など

   e. 態度変容度評価の方法:ロールプレイング・職場ヒヤリングなど

   f. 職場業務の経済的効果評価の方法

3.受講者アンケートをどのように分析し、どのように評価するか(企業における事例研究)

 (1).満足度と理解度の分析と評価

 (2).研修成果(役立つかどうか)の分析と評価

 (3).アンケート記入態度と自由意見欄記入結果の評価

 【事例演習】満足度と理解度のアンケート結果の分析と評価

4.効果的な受講者アンケートの様式設計

 【事例演習】既存の受講者アンケート様式の見直し

 (1).アンケートに対する基本的考え方

   a. 受講者アンケートの目的

   b. 分野別様式設計と様式の統一性・継続性

 (2).設問の構成 

   a. 総合評価と細目評価  

   b. 設問の構成と順番

 (3).質問形式

   a. 回答選択・定量評価方式

   b. オープン質問・自由記載方式

 (4).定量評価の方法

   a. 定量評価の段階数と並べ方

   b. 定量評価の設問方式と表現方法・記入方法

   c. 定量評価の最大値と最小値の設定

   d. 定量評価における「中庸」項目の表現方法

 (5).研修内容に関する評価方法

   a. 研修内容に関する細目評価

   b. 研修内容の理解度と満足度の評価

   c. 研修成果(役立つかどうか)の評価

   d. 研修講師の評価

 (6).研修環境とサービスに関する評価方法

 (7).様式設計のポイント

   a. 前書きとあとがき

   b. 記名式か無記名式か

   c. 調査項目の数と量、用紙の大きさ

   d. 今後受けたい研修の調査

   e. 自由意見記入欄の設けたか

   f. 質問文作成のポイント

 (8).望ましいアンケート様式事例

 【事例演習】具体的なアンケート設問のしかた

5.アンケートの運用と活用

 (1).運用上の問題点

 (2).運用マニュアルの作成と運用

   a. 運用マニュアルの作成の重要性

   b. 用紙の配布と事前アナウンスの重要性

   c. 運用マニュアルの事例

   d. 記入時間と回収・管理・フィードバック

 (3).望ましい活用の方法

   a. 研修主催者とスタッフの活用

   b. 研修講師の活用

   c. 将来のアンケートのあり方

   d. アンケート結果の活用の事例

6.まとめ 質疑応答

キーワード 人材教育 人材開発 人材育成 教育研修 HRD 研修評価 効果測定 アンケート 
タグ 教育
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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