ドライバー状態の評価および制御技術と商品開発への応用・事例

〜 視覚、聴覚、嗅覚、触覚からのドライバー状態の検出と商品化へのアプローチ 〜

ドライバーの状態を検出し、検出結果を自動車の予防安全技術へ応用するための講座

・ドライバー状態評価・制御技術の最新技術を学び、商品化・実用化へ結びつけるための特別講座!

講師の言葉

 予防安全技術が普及している今日、交通事故ゼロ化に向けて、周辺環境を検出する外向きセンシングの技術だけでなく、ドライバの状態を検出する内向きセンシングの技術が注目されています。
 ドライバ状態の評価を行い、その結果を基とした検出システムが開発されれば予防安全技術が大きく進展することが期待されていますが、技術的な困難さ故になかなか商品化・実用化の目処が立っていないのが現状です。
 また、状態制御まで考えると、更に利便性が高まると考えられます。
 本セミナーでは講師の研究内容も交えながら、様々な手法に基づくドライバー状態評価・制御技術の研究動向や技術のあり方について説明します。それを踏まえて、商品化・実用化へのアプローチについてユーザーニーズや「お客様価値」の観点から検討します。
 また、2020年の東京オリンピックに向けて開発が進められている自動運転技術との関わりについても説明します。本セミナーが今後の商品企画や技術開発の一助となれば幸いです。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年01月28日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自動車業界含め企業の若手技術者・研究者、商品企画担当者 (自動車メーカをはじめ、車載機器関連メーカの研究開発、設計技術関連に関わる方、また、ドライバー状態の評価に関心のある方)
予備知識 ・特に必要ございません
修得知識 ・ドライバー状態評価・検出・推定技術の現状、技術開発・研究開発の方針と進め方、商品開発に向けた考え方
プログラム

1.ドライバー状態を検出するということ
  (1). なぜドライバ状態検出技術が必要か?〜統計データとロードマップから見る〜
  (2). 0次安全,1次安全,2次案全(と3次安全)について

2.ドライバー状態評価技術へのアプローチ
  (1). 量産化技術紹介
  (2). ドライバー漫然状態評価の研究
  (3). 心拍による疲労評価の研究
  (4). 血圧による緊張およびイライラ評価の研究 

3.ドライバー状態制御技術へのアプローチ
  (1). 視覚
     a. 量産化技術紹介
     b. 問題点と解決へのアプローチ(コスト、演算処理の観点など)
  (2). 聴覚
     a. 量産化技術紹介
     b. 立体音響警報による認知判断支援の研究
     c. 問題点と解決へのアプローチ(音デザイン、評価手法など)
  (3). 嗅覚
     a. 量産化技術紹介
     b. 香りの効能研究とSubaru Aromatic Image Mapの開発
     c. 問題点と解決へのアプローチ(適切な香り選定、香りの出し方など)
  (4). 触覚
     a. 量産化技術紹介
     b. 問題点と解決へのアプローチ(評価手法、触覚提示手法など)

4.商品化へのアプローチ
  (1). ドライバー状態推定の「お客様価値」とは?
     a. 「推定」は本当に嬉しいか?(HMIの観点から)
     b. 「推定」から「制御」へ(香り空気砲開発を事例として)
     c. 「検出」「推定」「制御」の結びつき
  (2). 自動運転技術との接点
     a. 自動運転とマニュアル運転のシームレスな切り替え
     b. 自動運転と人の介在
     c. 自動化に向けたドライバ状態評価・推定技術のあり方
  (3). 機能配分とシステムズ・レジリエンス
     a. 人と機械の機能配分
     b. 機能配分を意識した商品化
     b. 自動運転技術のレジリエンス
     c. 「陰」の側面にも目を向けた商品開発

5.まとめ

キーワード ドライバー状態 0次安全 1次安全 2次案全 3次安全 漫然状態 疲労評価 イライラ評価 立体音響警報 認知判断支援 システムズ・レジリエンス
タグ 生理・官能検査疲労自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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