医療機器の開発と新規参入のポイントおよびロボット技術の導入事例

〜医療機器事業の新規参入の方法と課題対応、製品開発事例、歩行や会話などの高齢者を支えるロボットの開発事例〜

・先進事例を通して、医療機器開発事業を成功させるための講座

・今後大きな市場が見込まれる医療機器分野において、医工連携を成功させている方々が成功のポイントを解説する特別セミナー!

講師の言葉

第一部
 近年、医療機器産業への新規参入を支援する施策により、自社のシーズを活用した医療機器開発が盛んに行われている。しかし、販売に至るまでの過程を理解しないまま製品開発だけが進められている事例も多々見受けられる。
 本セミナーでは、機械産業から医療機器産業への新規参入を果たした事例の紹介と解説をする。2004年から現在までの、医工連携事業を中心とした医療機器開発の取り組みと、製品開発から上市までの各ステージにおいて、新規参入者が経験する様々な課題への対応事例を紹介する。

第二部
 高齢化社会の急速な伸展により、介護および生活支援へのロボットの導入の必要性が高まっております。高齢者の生活を支え、その地域での「生き生きとした活動」を実現するためのロボットが求められているのが現状です。ロボットの開発、実証さらに普及を図るためには、「現在、国内で考案されつつある様々なロボットシーズと、地域における高齢者の生活上のニーズを結びつけること」、「ロボット技術の完成度・適合度を高めるための実証の場を設けること」、「安全基準への適合と迅速な普及を図るための諸制度の整備」、および「高齢者の生活活動支援にロボットを導入することへの国民のコンセンサスを得ること」などが必要となると考えられます。
 国立研究開発長寿医療研究センターで開発中のロボットの紹介と、今後のケアシステムのなかでロボットの社会実装がどのような形で進められれば、より早く実現するかについて考えて見たいと思います。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年11月19日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備化学・環境・異物対策
受講対象者 ・医療機器分野への新規参入や医工連携事業に興味を持たれている方 ・医療機器開発、機械、ロボット関連企業の方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・医工連携による医療機器開発の過程と注意すべき事項を知ることができる ・医療機器分野への新規参入者にとっての課題や参入障壁を知ることができる ・今後のロボット開発の方向性に関する知識が、確度の高いレベルで得られる
プログラム

第一部  新規参入をめざした医療機器の開発と医工連携への取り組み方

1.新規参入の方法
  (1). 研究開発の協力
  (2). 部材の供給
  (3). 製造業として完成品を製造
  (4). 製造販売業(メーカー)として自社製品を販売

2.新規参入の事例
  (1). 電機メーカーの事例
  (2). 半導体メーカーの事例
  (3). 機械メーカーの事例

3.製品開発の事例
  (1). 産学連携による開発
     a.地域連携による開発事例
     b.医師主導による開発事例
  (2). 企業連携による開発
  (3). 自社による開発
     a.社内ニーズによる製品化事例
     b.社外ニーズによる製品化事例

4.新規参入者にとっての課題と対応事例
  (1). スタート段階
  (2). 研究開発
  (3). 製品開発・製造
  (4). 販売

第二部  高齢者の長寿と生活を支えるロボットの開発事例

 <長寿社会における医療機器としてのロボット>
  (1). その基礎知識
     a.現在の老年医学を理解するための三つのキーワード
     b.老年症候群としてのフレイル
     c.転倒がなぜフレイルの原因になるのか?
  (2). 転倒予防目的でのロボット訓練
     a.転倒予防のために行われてきたリハビリ?
     b.なぜ一般的リハビリが効果を上げられないか?
     c.転倒予防のためにロボットの開発
     d.神経疾患患者に対するロボットバランス訓練の効果
     e.フレイルに対するロボットバランス訓練の効果
     f.フレイルになってしまえば、一般的な訓練ではバランスが改善しない
  (3). 長寿医療研究センターで開発中のロボット
     a.高齢者は多彩な障害・病気を持つにも関わらず独居を希望する
     b.傾聴ロボット
     c.せん妄(意識障害)に対する傾聴ロボットの効果
     d.会話能力を持つロボットの有用性
     e.杖・歩行器ロボット
     f.歩行器ロボットの臨床導入
  (4). 地域包括ケアシステムの中でのロボットの役割
     a.目指すべき生活導入の形
     b.どのようなロボットの開発が望まれているか?
     c.ロボット開発の未来市場規模
     d.認知症へのロボット技術の応用

キーワード 医療機器 医工連携 ロボット 安全支援 フレイル リハビリ ケアシステム
タグ 技術経営研究開発新事業ロボット医療機器LSI・半導体
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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