機器の熱設計の基礎と熱回路網(伝熱経路)の応用講座〜1人台PC実習・解析ソフト付〜

〜伝熱の基礎、熱回路網の基礎と回路の組み方、伝熱回路網の解析と応用例、回路モデルの作成と解析演習〜

電気回路と熱回路との類似性を利用した熱回路網法による放熱設計のための講座

計算が早く正確な解も得やすい伝熱設計技術の活用と解析・設計法を修得し、安全性、機器性能、省エネ性の向上に活かそう!         

講師の言葉

機器の熱設計は、小型化と高速化に伴って、電気設計以上に重要になっている。そのため、設計者は、伝熱の基礎を含めた設計の基礎を把握し、最適設計の構築が期待されている 。その最適な熱設計に解析技術を応用することも期待されている。そこで、市販の汎用流体解析 (CFD)ソフトを利用することが期待されているが、 CFD解析には、数値解析に関する深い知識 を必要とし、計算時間もかかり、CFD解析を用いても、かならずしも正確な解は得られない状況 が多く見受けられる。
 それに対し、電気回路と熱回路との類似性を利用した熱回路網法は、計算があっという間であり 、回路モデルの構築のノウハウを得れば、正確な解も得やすい特徴があり、利用要求が強い。今回は、簡単な解析技術として熱回路網法をパソコンでの実習を通して学習する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年11月06日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・電子機器、通信機器の設計・開発に関わる方 ・輸送機器、各種機械の設計・開発に関わる方 ・発熱問題、放熱対策でお困りの方 ・伝熱・放熱技術に興味のある方 ・電子製品の設計あるいは関連材料・部品の設計に関わる方
予備知識 ・特に必要としません、基礎からわかりやすく解説します
修得知識 ・伝熱の基礎知識  ・自然空冷筐体の熱設計 ・強制空冷筐体内の放熱設計 ・熱回路網(伝熱経路)の基礎 ・解析技術としての熱回路網法の基礎と応用・例 ※PCは弊社にて用意いたします
プログラム

1.伝熱の基礎
  (1).対流とは
  (2).熱伝導とは
  (3).放射とは
  (4).無次元数
  (5).熱抵抗とは
  (6).エンタルピー式
  (7).関数電卓使用演習

2.自然空冷筐体の熱設計
  (1).自然空冷 の基礎式
  (2).密閉筐体の設計例  
  (3).通風筐体の設計例    
  (4).簡便式の応用 
  (5).簡便式の応用範囲と使用条件 
  (6).パラメータの筐体放熱に対する影響
  (7).関数電卓使用演習

3. 強制空冷筐体内の放熱設計
  (1).強制対流中の基礎式 
  (2).ファン筐体の設計         
  (3).圧力損失の測定と評価     
  (4).ファンの選び方     
  (5).関数電卓使用演習

4. 熱回路網の基礎
  (1).熱抵抗
  (2).熱容量
  (3).方程式
  (4).解法
  (5).熱抵抗の分類
  (6).回路の組み方

5. 熱回路網の応用例
  (1).電球型蛍光管の定常解析
  (2).フィンからの熱漏れの定常解析
  (3).X線管の非定常解析
  (4).パワートランジスター基板の非定常解析
  (5).サーマルヘッドの非定常解析

6. 熱解析実習
 パソコンを用いての熱回路網解析実習

7.まとめと質疑応答

キーワード 伝熱 熱伝導 自然空冷 強制空冷 通風筐体 ファン筐体 熱回路網  回路モデル 熱抵抗
タグ シミュレーション・解析電子機器電子部品電装品熱交機器・熱電変換LSI・半導体
受講料 一般 (1名):50,600円(税込)
同時複数申込の場合(1名):45,100円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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