タグチメソッド(品質工学)の基礎と品質向上・コストダウンへの活かし方 〜1人1台PC実習付〜

〜パラメーター設計の有効な活用による製品の品質向上とコストダウン〜

高品質・高生産性を実現するための具体的な技術方法を学ぶ講座

・タグチメソッド(品質工学)をマスターし、トラブルの原因を理解し、対処方法に活かす特別講座!

講師の言葉

 社内の検査で合格した商品がクレームやリコールの対象となる。これまでの検査で品質を作りこむ管理ではもはや対応ができなくなってきている。タグチメソッドは技術の評価手段であり、早期段階よりその技術の良し悪しを評価する方法である。
 タグチメソッドは品質を向上させることだけが目的ではない。品質を向上させるとコストダウンでき、企業の利益は勿論だが、社会全体の幸福に結びつくと考えている。6時間のコースではすべてを学ぶことは難しいが、タグチメソッドの概念とパラメータ設計については理解できるような講義の構成とした。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年09月24日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・業種は問わず、タグチメソッド(品質工学)に関心がある研究者・技術者(研究・開発・設計・生産技術・品質保/品質管理など)、マネージャーの方
予備知識 ・統計の基本(平均とばらつき)、直交とは何かをおよそ判っていること。エクセル操作ができること ・品質工学に使われる用語を知っていると良い
修得知識 ・タグチメソッドの基本的な考え方とその手法を理解できる。具体的には、 1. トラブルの原因となっているコトへの理解 2.その対応方法として最適なパラメータ設計の基本 などが学べる ※PCは弊社でご用意致します ※当日は講師の著著「はじめてのパラメータ設計」をお配り致します
プログラム

1. 検査で合格した商品がなぜ市場でトラブルが発生するのか?
  (1). リコール件数の増加
  (2). リコールの内容
  (3). リコールの原因

2. タグチメソッドを理解するために
  (1). 品質管理と何が違うのか
  (2). 品質管理との比較
     a. 従来の開発方法
     b. トラブルとノイズ
     c. ノイズへの対応方法
  (3). 思考の違い
     a. 科学的思考
     b. 技術的思考
  (4). 手法あれこれ
     a. パラメータ設計の基本原理
     b. コストと品質のバランスで決める許容差設計とは
     c. 最近流行の機能性評価って?
     d. MTシステムの基本的な考え方

3. パラメータ設計の手順
  (1). システムの検討
     a. 入出力を考える
     b. 特性値を考える、計測方法を定義する
     c. システムチャートで整理する
  (2). 因子の選定と実験の割付
     a. 誤差因子を選定する
     b. 制御因子を選定する
     c. 直交表に割り付ける
       ・直交表の特徴、直交表実験のメリット、因子の割り付け方、交互作用、実験間誤差
  (3). 実験の実施とデータ採取
  (4). SN比と感度の計算
     a. 行ごとの感度とSN比の計算
     b. 因子の水準ごとの感度とSN比の計算
     c. 制御因子の水準ごとのSN比と感度のデータをまとめる
  (5). 要因効果図の作成
  (6). 最適条件と比較条件の選定
     a. SN比に影響を与える因子を選ぶ
     b. 感度に影響を与える因子を選ぶ
     c. 最適条件を決める
     d. 比較条件を決める
  (7). 工程平均の推定
     a. SN比の工程平均の推定
     b. 感度の工程平均の推定
  (8). 確認実験
     a. 確認実験を実施する
     b. SN比と感度を計算する
  (9). 利得と再現性の確認
     a. SN比の推定値と確認実験の結果から利得差を求める
     b. 感度の推定値と確認実験の結果から利得差を求める
  (10). チューニングで目標値にあわせる

4. 事例に学ぶ
  (1). コーテイング剤の粘土安定性向上
  (2). 微細電極形成におけるレジストホト穴の適正化

5.演習問題
  (1). 実験データのSN比を解析せよ
  (2). めっき工程の最適条件を求めよ。目標値20μmであるなら、チューニングして最終的な最適条件を求めよ。

キーワード タグチメソッド 品質工学 品質管理 パラメータ設計 許容差設計 MTシステム 特性値 計測方法  システムチャート 誤差因子 制御因子 直交表 SN比 要因効果図 最適条件 比較条件 利得差
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受講料 一般 (1名):51,700円(税込)
同時複数申込の場合(1名):46,200円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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