アナログ回路設計の基礎講座

講師の言葉

ムーアの法則として知られる半導体素子の急速な微細化と高集積化の進展により、エレクトロニクスの主役はディジタル回路や情報処理に移っていったように見えます。
　しかし、現実世界のさまざまな量をシステムに取り込んだり、情報処理の結果によって現実世界を操作するにはアナログ回路が必要です。
　アナログ回路が扱う電気的な量は、より微小な信号へ、より大きなパワーへ、より高い周波数へと範囲が広がっています。
　本講座では、オームの法則やOPアンプ増幅回路から始まって、センサ、A/D、D/A、パワー制御、電源、無線にいたるまで、実地で必要となるアナログ回路設計の基礎技術について、できるだけ幅広く、かつ本質をしっかり理解できるように解説を行っていきます。
　アナログ回路では避けて通れないノイズの問題についても解説します。
　アナログ回路設計に携わる若手技術者をはじめ、ディジタル回路設計や組み込み機器設計に関わる幅広い技術者を対象として、基本原理から回路動作を直感的・感覚的に理解することで実務上で必要となる重要ポイントまでを1日で解説します。

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