製品設計に活かすためのプラスチック成形品の 破壊原因究明とその対策 

〜材料選択、負荷、環境、成形、形状など各破壊原因とその対策 〜 

「予期しない製品破損トラブル」の原因を究明し、結果を製品設計へフィードバックさせるための講座

プラスチック成形品の破壊事例をもとに原因と対策を学び、より信頼性の高い製品を開発しよう!

講師の言葉

 プラスチック・ゴム・繊維など高分子材料は、生活用品から機械部品、電気・電子製品、自動車へと用途の多様化・高度化が進んでいる。これに伴い、製品設計者が予期していないプラスチックの破損が製品トラブルの原因となる事例が増加している。より信頼性の高い製品を開発するには、これらの破損の原因を究明して、その結果を製品設計にフィードバックしていくことが重要となる。
 本講義では、プラスチック成形品のぜい性破壊の実例をもとに、その原因と対策を示しながら、プラスチックの破壊メカニズムを理解し、「なぜ壊れたのか」を製品開発に生かすための基本的な考え方を解説したい。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年06月18日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・プラスチック材料および成形品を扱っている技術者およびこれから扱う技術者 (輸送機器、機械、電子機器等における製品開発・設計、生産技術、製造、品質管理、品質保証に関わる技術者の方やプラスチック材料の研究開発に関わる方など)
予備知識 ・初歩的なプラスチックの種類に関する知識
修得知識 ・プラスチック材料選択、グレード選択、デザイン設計、品質管理、成形加工技術に関する知識習得
プログラム

1.プラスチック成形品の破壊とその原因、対策
  (1). 材料の選択ミスが原因の破壊
    a. 分子量、分子量分布、結晶性、充填材、添加剤(量)
  (2). 負荷が主要因の破壊
    a. 衝撃、疲労破壊(繰り返し荷重)
  (3). 環境が主要因の破壊
    a. 低温ぜい化
    b. 溶剤クラック
    c. 表面ぜい化(表面劣化)
    d. 構造ぜい化(高次構造変化)
  (4). 成形が主要因の破壊
    a. 残留応力(冷却、配向)
    b. 熱劣化(可塑化劣化)
  (5). 形状が主要因の破壊
    a. 切り欠き脆性(コーナー)、平面ひずみ状態(厚板)
    b. ウエルドライン(融着不足)、インサート(熱膨張の差)

2.プラスチックの特性と破壊
  (1). クレイズとクラックとせん断降伏
  (2). ぜい性破壊と延性破壊は何で決まるのか

3.破損解析
  (1). 破損解析チェックリストの利用
  (2). フラクトグラフィー、残留応力の測定

キーワード プラスチック成形 クラック 充填剤 添加剤 表面ぜい化 残留応力 ウエルドライン クレイズ 破損解析 フラクトグラフィ―
タグ プラスチック
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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