感動を呼ぶ製品つくりのための官能検査と感性価値の製品開発への応用

〜官能検査の基礎と実務、感性価値の製品への反映、感動を呼ぶ商品の開発法〜

・官能検査や官能評価の活かし方と感性評価を製品に反映するスキルを修得する講座

・官能評価のもつ感性価値記述機能を修得し、お客様が修得している感性価値をとりいれた製品開発に活かそう!

講師の言葉

感動を呼ぶ製品づくりが求められています。製品のもつ実質的価値が優れていることは勿論ですが、感覚的価値が備わっていないことには感動を呼ぶ製品にはなりえません。この感覚的価値の開発には、感覚感性価値を客観的に記述し、評価分析する機能がなくては成立しません。ここに、現在的な官能評価の価値があります。
 優れた峻別・同定能力を起点とした官能特性の記述能力こそ、感性価値の開発には必須のコンピタンスになります。

本講座では下記についてわかりやすく解説、実務に活かす感性価値について修得頂けます。

 ・官能検査や官能評価の生い立ち・背景を理解し、本質の利用を考える
 ・感性価値の開発の第一歩は記述であり、官能評価のもつ感性価値記述機能を修得する
 ・客観的に記述された感性価値は、適切な製品開発手順の中で商品に反映できる
 ・その他、お客さまの抱く感性価値の収集、お客さまへの感性価値の訴求へも展開する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2015年06月24日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・製品の開発現場で実際に製品の設計に携わっている方 ・製品開発における企画、開発推進に携わっている方 ・官能検査、官能評価を通じて感性価値の開発に携わっている方 ・製品に更なる感性価値の取り込みに腐心をされている方 ・感性価値に関わるマーケティングの企画・推進を担当されている方 ・その他、感性価値や官能の活用に関心のある方
予備知識 ・特別な知識は不要です ・感性価値開発や官能評価に関心や興味 があること
修得知識 ・官能検査や官能評価のもつ潜在能力の大きさとその利用法がわかる ・製品における感性価値の位置づけが理解でき、感性価値の開発へ道が開ける ・お客さまが欲している感性価値を把握する方策が身に着く ・把握したお客さまが欲している感性価値を製品に反映するスキルを獲得できる ・官能検査や官能評価を高次元から見直すことができる
プログラム

1.製品の感性価値と感性価値の記述法としての官能評価
  (1).製品の価値構造と感性価値
  (2).感覚・嗜好の記述法としてのQDA(官能評価)
  (3).官能評価の現状、巷間での実像
  (4).官能評価の感性価値開発への潜在能力

2.官能検査の基礎と実務入門
  (1)感覚についての概論
     a.官能検査の成り立ち
     b.精神物理学、五感および感覚の体系
  (2).官能検査に現れる感覚の特性
     a.注意すべき感覚の特性(錯覚、一順三角形)
     b.順序効果・対比効果などの特殊効果
  (3).官能検査発達小史
     a.フィッシャーのミルクティ事件
     b.偶然性の排除と検査法の開発
     c.生産現場への導入
  (4).官能検査の実務への入門
     a.官能検査の道具立て(試料、官能検査室、テスト回答記入票)
     b.官能評価検査員(パネル)の育成と組織化
     c.官能検査の運営

3.感動を呼ぶ製品の開発と感性価値
  (1).製品開発の超促成再入門
     a .製品力の3角形:買っていただける製品とは
     b.製品コンセプトの概念構築の再履修
     c.医者になるな、患者になれ(機能ではなく効用をつきとめる)
     e.実質的効用、感覚的効用、意味的効用
  (2)思いをことばに、ことばをかたちに
     a.アイデア、企画書、試作品の流れの形式知化
     b.感覚感性価値や感覚的効用を具現化する「SH変換」
     c .感性価値を製品化する業界の達人
  (3).感性価値型製品を考える
     a.実質的効用の感覚的効用によるサポート
     b.総合的効用に溶け込む感覚的効用の再考

4.感性価値の記述ツールとしての官能評価・QDA
  (1).感覚感性の世界における共通語としてのQDA
     a.人間だからできる感覚感性の記述
     b.QDAの高い記述能力、情報伝達能力、創造能力
  (2).創造的QDAの構築
     a.ソムリエの言葉、ブレンダーの言葉
     b.モノの官能特性を記述することばの設定
     c .尺度構成の原理
     d.尺度構成のイメージ
     e.尺度の具体的構成法(分割法、漸進法、一対比較法)
  (3).QDAの創造的活用
     a.データや情報の定量化、視覚化
     b .Mapping56(最強のビジュアル分析:2軸分析)
     c.2軸分析の活用としての時系列分析
     d.多変量解析を用いたコンセプトや価値の考察

5. 感性価値における『集・創・伝』の体系
  (1).お客さまのもとめる感性価値の集め方《集》
     a.QDA分析と市場情報によるお客さまの感性価値の推定
     b.?型官能評価(嗜好型官能評価:製品テスト)による把握
  (2).集めた感性価値の製品への反映と価値創造《創》
     a.QDAの開発体制、設計手順への組み込み
     b.QDAの活用への現実的対処
  (3).感性価値のお客さんへの訴求《伝》
     a.評価系の活用(感性価値の位置づけと訴求ワードの抽出)
     b.製品の攻撃的特性と守備的特性

6.感性価値の評価系と製品の感性価値再開発
  (1).感性価値の開発を確実にする評価系の導入
     a.開発の各段階での評価の設定
     b.設計段階での評価とマーケティング構造の把握
     c.生産段階での評価と価値の増幅
  (2).「できちゃった製品」の製品価値の再開発
     ・埋もれた感性価値の開発

7. 感性価値開発をめざした官能評価から官能開発への脱皮

キーワード 官能検査 感性価値  製品開発 製品設計
タグ 検査感性・脳科学・認知工学使いやすさ・ユーザビリティ人間工学
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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