アナログ回路の基礎と適切なプリント基板レイアウトへの応用とそのポイント実践講座 <オンラインセミナー>
~ オペアンプ回路の構成方法と安定性、AD/DAコンバータの選定と周辺回路の構成方法、アナログ回路を収容するプリント基板レイアウトのキーポイント ~
・アナログ回路技術全般と、アナログ・Mixed Signalプリント基板を適切にレイアウトするノウハウについて修得し、製品開発の実務へ応用するための講座
・アナログ素子を収容するアナログ回路プリント基板のレイアウトについて、デジタル回路やMixed Signal回路のレイアウトもふくめたキーポイントを実践的に学び、高性能な電子機器開発へ応用しよう!
・基板のレイアウト設計が不適切だと、期待する性能を発揮することが出来ず、基板の動作が不安定になり、熱による部品の故障や手戻り、性能低下のリスクが高まります。そのため適切なプリント基板レイアウトが必要不可欠となっています。
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講師の言葉
最近はアナログ回路の分かるエンジニアや知見が不足しているため、現場でも多岐の問題が生じがちです。アナログ、イコール、物理法則であり、現代でも温故知新といえる必須の回路技術です。
このセミナーでは、一日のコースでアナログ回路技術全般と、アナログ・Mixed Signalプリント基板を適切にレイアウトする基本的なノウハウについて解説します。
まず受動部品のふるまいと活用の注意点から説明をはじめ、トランジスタの基本から具体的な応用回路、電子回路で必須なオペアンプの基本と応用回路と進んでいきます。つづいてAD/DAコンバータの基本的動作と使用方法、陥りやすいポイント、そしてこれらアナログ素子を収容するアナログ回路プリント基板のレイアウトについて、デジタル回路やMixed Signal回路のレイアウトもふくめて、キーポイントを解説します。
本セミナーの内容を理解することで、アナログ回路の基本設計技術と幅広いプリント基板レイアウト技術が身につきます。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2025年05月22日(木) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備 |
受講対象者 |
・アナログ回路設計の初学者の方
・プリント基板設計者の方
・電子機器、検査装置、医療機器、家電、照明、電装品、その他関連製品の技術者の方
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予備知識 |
・高校程度の数学と物理
・複素数の基本
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修得知識 |
・受動素子のふるまい
・トランジスタの基本、動作と実用応用回路
・オペアンプの基本、動作と実用応用回路
・AD/DAコンバータの基本的動作と実用方法
・アナログ・Mixed Signalプリント基板のレイアウトノウハウ
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プログラム |
1.受動素子のふるまいとオームの法則と複素数、そして寄生成分
(1).コンデンサとオームの法則と複素数(+コンデンサの寄生成分)
(2).インダクタとオームの法則と複素数で(+インダクタの寄生成分)
2.トランジスタの基本的な動作
(1).トランジスタの簡単な等価回路
(2).トランジスタ回路の構成方法と実際の回路
a.エミッタ共通回路の構成・特徴・使用方法(電子スイッチ、アナログ信号の増幅)
b.コレクタ共通回路の構成・特徴・使用方法(エミッタ・フォロワ)
c.ベース共通回路の構成・特徴・使用方法(カスコード接続)
(3).エミッタ共通回路の実例
a.コンデンサの活用による増幅率増大
b.ミラー効果とカスコード接続
3.オペアンプの基本的な動作
(1).オペアンプの基本的な考え方
a.オペアンプの高い増幅率と低い周波数特性
b.簡単化した等価回路
c.スルーレートの考え方
(2).オペアンプ回路の構成方法
a.非反転増幅回路の構成・特徴・使用方法
b.反転増幅回路の構成・特徴・使用方法
c.ボルテージ・フォロワ回路の構成・特徴・使用方法
d.電流電圧変換回路の構成・特徴・使用方法
e.オペアンプの周波数特性(スルーレートも含む)
f.オペアンプの入出力電圧範囲
(3).オペアンプ回路の安定性
a.帰還回路の安定性とは
b.時間軸での簡易的な安定性確認方法と注意点
c.周波数軸での簡易的な安定性確認方法
d.ループゲインと位相余裕の考え方とシミュレーション
e.動作安定化の方法
4.AD/DAコンバータの基本的な動作と使用方法
(1).AD/DAコンバータの基本的な考え方
a.逐次変換型ADコンバータ
b.シグマデルタ型ADコンバータ
b.DAコンバータの構成とADコンバータとの類似点
(2).AD/DAコンバータの選定と周辺回路の構成方法
a.サンプリングレートと分解能の選定基準
b.入力を駆動するドライブアンプ(シングルエンド/差動)
c.リファレンス端子の駆動方法とポイント
d.グラウンド端子の接続とデジタル・インターフェース
5.アナログ回路を収容するプリント基板レイアウトのキーポイント
(1).プリント基板上での物理法則
a.電流の流れる経路とオームの法則(抵抗成分と経路の問題)
b.寄生成分として現れるコンデンサ成分(静電容量)
c.寄生成分として現れるインダクタ成分(電磁誘導)
(2).グラウンドとデカップリングの重要性
a.電流の戻る経路とインピーダンス
b.バイパス・コンデンサ(デカップリング)の重要性
c.寄生成分として現れるインダクタ成分(電磁誘導)
(3).パターン・レイアウト技術とそのポイント
a.アナログ信号とデジタル信号の分離
b.AD/DAコンバータを含めたMixed Signalプリント基板レイアウトのポイント
c.スイッチング電源回路の基板レイアウトのポイント
d.高速な信号(アナログ・デジタル)の基板レイアウトのポイント
6.まとめ
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キーワード |
トランジスタ エミッタ共通回路 コレクタ共通回路 ベース共通回路 オペアンプ AD/DAコンバータ プリント基板レイアウト サンプリングレート 分解能 リファレンス端子 グラウンド端子 コンデンサ成分 静電容量 グラウンド デカップリング バイパス・コンデンサ パターン・レイアウト技術 スイッチング電源回路 |
タグ |
信号処理、回路設計、基板・LSI設計、電源・インバータ・コンバータ、電子部品、LSI・半導体 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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