ミリ波レーダ技術の基礎と信号処理および高分解能化技術 ~1人1台PC実習付~

~ ミリ波レーダの根本的な「原理」の把握と信号処理プログラミング、高分解能化のためのアプローチ~

・教科書などにはないミリ波レーダの最新技術を先取りし、システム開発へ応用するための講座
・ミリ波レーダにおける信号処理技術を実践的に修得し、高分解能化技術へ応用しよう! 
*PCは弊社でご用意いたします

講師の言葉

 「ミリ波レーダはとにかく分かりにくい。」という嘆きの声をよく聞きます。本屋に行けばミリ波レーダの教科書は幾つか売られていますが、数式を無暗に並べて物理的イメージが沸きにくい解説や、既に廃れた古い技術の解説が多く、講師自身も入門者時代に大変苦労しました。
 この経験を踏まえ、レーダ初学者が最初の大きな壁を乗り越え実務に入っていけるよう支援することを目指します。具体的には、基本である1次元レーダの「原理」や「物理イメージ」を把握して頂き、それを信号処理プログラム(Matlab/Octave)へ落とし込む「演習」を行います。できるだけ、教科書にあるありきたりの説明の繰り返しではなく、講師独自の噛み砕いた視点で説明します。
 後半は、既にレーダ開発に携わる方々を想定し、まだ教科書等になっていない最新動向を説明します。
具体的には、ミリ波レーダの高分解能化のための3つのアプローチの動向、それと連動したハードウェア技術の動向、等を紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年03月13日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・レーダ、自動車、電装品、車載ソフト、ITSほか関連企業の技術者の方
・これからミリ波レーダ技術を学びたいが、壁を感じて突破口を探している初学者の方
・ミリ波レーダの「動作原理」を把握したい方
・信号処理ソフトウェアの基礎を「演習」を通じて身につけたい方
・現在の車載レーダ技術に何が起きているか、近未来にどのような方向へ発展して行くか、に興味ある方
予備知識 ・理工系大卒レベルの知識
修得知識 ・ミリ波レーダの根本的な動作原理
・信号処理ソフトウェアの基礎技術(Matlab、Octaveの基礎)
・高分解能化にはどのようなアプローチがあり、それぞれどのような課題を抱えているか
・車載レーダのハードウェアの世界で、現在起きつつある変化と近未来に向かう方向
・産業用レーダ分野に適した技術はどのようなものか
プログラム

1.MatlabとOctaveと信号処理
  (1).本セミナーで必要な基礎知識
  (2).MatlabとOctaveの微妙な違い
  (3).FFTの使い方と特徴

2.ミリ波レーダの動作原理 (1次元)と信号処理
  (1).無線通信とミリ波レーダの微妙な違いと、レーダ方程式の意味 【演習】
  (2).ドップラーレーダの原理 【演習】
  (3).測距レーダの原理 【演習】

3.ミリ波レーダの動作原理 (2次元イメージング)と信号処理
  (1).2次元イメージングレーダの原理
  (2).信号処理の流れ 【演習】
  (3).極座標メッシュについて

4.ミリ波レーダの高分解能化
  (1).高分解能化の3つのアプローチ
  (2).数学アルゴリズムを工夫するアプローチの現状
  (3).速度領域で物体分離するアプローチの原理と問題点
  (4).アンテナ本数を増やすアプローチの動向
  (5).産業用レーダに適した技術はどれか

5.ハードウェア面で起きつつある変化と今後の動向
  (1).マイコンに起きている変化
  (2).自動運転時代に向けて予想される変化と、過渡期の技術の試作例

キーワード ミリ波レーダ FFT ドップラーレーダ 測距レーダ 極座標メッシュ 高分解能化 産業用レーダ
タグ アンテナ信号処理通信ロボット自動車・輸送機電子部品
受講料 一般 (1名):55,000円(税込)
同時複数申込の場合(1名):49,500円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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