高強度・低振動・低騒音な歯車設計法とそのポイント

~ 歯車機構、 インボリュート曲線、回転伝達精度の向上技術、歯車強度、歯車振動・騒音メカニズムと対策、歯車破面の損傷要因とその対策 ~

・高精度な回転伝達かつ、高強度な歯車機構を歯車設計に活かすための必要技術を修得する講座

・駆動用歯車の設計法のポイントを修得し、高い強度をもち低振動で低騒音な製品機構設計に活かそう!

講師の言葉

 歯車機構は、回転伝達機構のひとつとして、すでに長い歴史を持つが、新しい機構でもある。あらゆるものが電動化へと進んでいく中で、それらの速度変換すなわち減速や増速させるために、歯車機構は重要な役割を担っている。
 ここでは、高精度な回転伝達かつ高強度な歯車機構を、開発・設計を進めていく上で、いくつかの検討すべき項目を取り上げ、外側から見てどのような動きをするのかを確認し基本的な設計方法を修得するのが、本セミナーの目的である。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年02月18日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械の一部品として歯車を使う技術者の方
・歯車の機能・性能向上について、お考えの技術者の方
・歯車の基本を知りたい技術者の方
・機械、ロボット、自動車、機械部品、ほか関連企業の方
予備知識 ・伝達機構および機構要素とくに歯車に関する基礎知識

修得知識 ・高精度な回転伝達および高強度な歯車機構を設計する上で必須となる基本事項
・軸や締結要素の設計についても触れる

プログラム

1. 一対の歯車機構の基礎
  (1).回転伝達機構としての歯車のかみ合いの原理
  (2).歯車における強度とは
  (3).なぜ歯形にインボリュート曲線が用いられるか
  (4).転位歯車の活用方法

2. 駆動用歯車の高強度・低振動・低騒音への設計法とポイント
  (1).回転伝達精度を向上させるために
    a.強度と剛性の違いを知る
    b.歯車のみならず、運動伝達系全体を熟慮すること
    c.精度規格の歯車精度と回転伝達精度の関係
  (2).歯車軸・締結要素の強度の設計方法
    a.せん断応力にもとづく軸の強度計算
    b.ねじり剛性にもとづく軸の強度計算
    c.締結要素の強度計算
  (3).歯車の設計方法
    a.幾何学的な観点からの強度設計
      ・曲げ強さ(ルイスの式)
      ・歯面強さ(ヘルツの応力)
    b.歯形形状の検討
      ・歯たけ係数による
      ・転位係数による
      ・歯形修整による
    c.機構の実装上からの検討
      ・加工
      ・材質
      ・熱処理
      ・潤滑方法
  (4).歯車における振動・騒音の発生要因と対策
    a.なぜ振動・騒音が発生するのか
    b.振動・騒音を低減するには
    c.対策へのポイント

3. 歯車歯面の損傷要因とその対策
  (1).疲労原因と対策
  (2).破壊の発生と対策

4.まとめと質疑応答

キーワード 歯車 歯車設計 歯車強度 歯車振動・騒音 伝達精度 歯面損傷 転移歯車 軸の強度 インボリュート 強度設計 回転伝達精度

タグ 機械要素強度設計自動車・輸送機車載機器・部品振動・騒音歯車
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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