光無線給電技術の基礎と最新技術および今後の動向 <オンラインセミナー>
~ 光源・受電素子・波長・伝送効率など、主要要素技術の構成と動作原理、光無線給電と無線通信の融合、光ファイバ給電の特徴と長距離伝送性 ~
・波長が短く指向性に優れ、電磁ノイズを発しにくい「光無線給電」の基礎から応用、社会実装までを体系的に修得できる講座
・光無線給電のシステム構成要素を最新の研究、開発事例とともに修得し、医療埋込デバイス、IoT端末、移動体(ドローン/EV)、水中・宇宙応用、通信との融合など、多彩な応用製品や新規事業の開発に活かそう!
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講師の言葉
本講演では、「光ビームを利用する光無線給電(OWPT:Optical Wireless Power Transmission)」をテーマに、技術原理から応用事例、社会実装までを体系的に紹介します。従来の有線給電やバッテリー駆動には、自由度・設置性・充電手間などの制約があります。その解決策として、既存の無線給電方式との比較を通じ、波長が短く指向性に優れ、電磁ノイズを発しにくい「光無線給電」の本質的な強みを示します。
講義では、受電素子(太陽電池やPD)、光源技術(レーザ、LED)、効率と波長最適化、ビーム制御・検知技術など、システム構成要素を最新の研究・開発事例とともに解説します。さらに、医療埋込デバイス、IoT端末、移動体(ドローン/EV)、水中・宇宙応用、通信との融合など、多彩な応用展開を紹介します。安全技術・国際標準・企業動向を含め、光無線給電が拓く高自由度な電力利用社会に向け、各分野での新たな可能性を感じていただけることを期待しています。
セミナー詳細
| 開催日時 |
- 2026年03月19日(木) 10:00 ~ 17:00
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| 開催場所 |
オンラインセミナー |
| カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備 |
| 受講対象者 |
・光無線給電(OWPT)に関心を持ち、次世代の無線給電技術・応用展開を理解したい以下の方々
・無線給電・エネルギー伝送・光応用技術に携わる研究者・技術開発担当者の方
・光源、受光素子、通信、センサ、電子デバイスなど関連分野の企業技術者の方
・新規事業・製品企画、技術戦略立案を担当する企画・R&Dマネージャーの方
・IoT、モビリティ、医療機器、宇宙・海洋分野などへの応用展開を検討する実務者の方
・光無線給電の最新動向や社会実装の方向性を把握したい研究開発リーダー層の方 |
| 予備知識 |
・無線給電、光学、電気電子、エネルギー変換に関する基礎知識があると理解が容易ですが、講演内で主要概念は平易に解説します
・研究者だけでなく、企画・開発担当者にもわかりやすく解説します |
| 修得知識 |
・本セミナーでは、光無線給電(OWPT)の基礎から応用、社会実装までを体系的に次のような知識と視点を修得できます
・無線給電全体の体系と光無線給電の位置づけ・優位性の理解
・光源・受電素子・波長・伝送効率など、主要要素技術の構成と動作原理の把握
・医療・IoT・モビリティ・宇宙・水中など多様な応用分野の具体的動向の理解
・安全設計・標準化・企業動向など、社会実装に向けた最新動向の把握
・自らの研究・開発・事業企画に光無線給電をどう活かすかを構想できる応用力の獲得
・技術の原理理解と応用展開の両面から、今後の研究開発や新規事業検討に役立つ実践的知見を得られます |
| プログラム |
1.無線給電の意義と可能性
(1).給電の現状と課題
a.有線給電が抱える制約と限界
b.バッテリー・環境発電の限界と可能性
(2).無線給電の進展と展望
a.無線給電が求められる理由と課題
b.既存の無線給電技術の分類と最新動向
c.用途別にみる無線給電の適用範囲
2.光無線給電の基本と特徴
(1).光ビームを用いた給電の考え方
a.「太陽光発電で十分では?」という疑問への回答
b.光無線給電(OWPT)の基本的仕組みと他方式にない強み
c.各種給電方式の比較(電磁誘導・マイクロ波・光)
d.光無線給電の技術史と最新トレンド
3.光無線給電を支える要素技術の最前線
(1).受電素子:太陽電池に求められる高効率化技術
a.太陽電池の基本原理と最新動向
b.単色光照射がもたらす高効率化の意義
c.単色光照射時の電力変換効率の特徴
d.PD(フォトダイオード)は代用できるか?
(2).光源技術の進化と選択
a.光源の種類とエネルギー効率
b.高出力レーザの可能性
c.長距離伝送を支えるビーム品質と伝搬特性
d.LEDによる給電の限界と応用可能性
(3).光無線給電の効率と波長最適化の考え方
a.給電効率の構成要素と全体設計
b.現状の効率と今後の改善見通し
c.波長選択が左右する給電性能とシステム機能
(4).光無線給電のシステム構成技術
a.太陽電池へのビーム光照射の工夫
b.フライアイレンズによる均一照射技術
c.ビーム走査・斜め照射による柔軟な給電
d.対象検知技術とその課題
4.光無線給電の応用最前線
(1).医療・ウェアラブル応用:体内埋込・超小型端末への挑戦
(2).IoT端末・小型機器への光無線給電
(3).移動体への給電実現に向けた挑戦
a.EV走行中無線給電の意義と可能性
b.ロボット・AGV・玩具への応用事例
c.ドローン飛行中給電の研究動向
(4).特殊環境への挑戦:水中・海中での光無線給電
(5).宇宙空間での光無線給電の展望
(6).光無線給電と無線通信の融合による新展開
(7).光ファイバ給電:光無線技術の拡張としての新たな可能性
a.光ファイバ給電の特徴と長距離伝送性
b.光ファイバ給電の応用事例
5.光無線給電の社会実装と安全確保
(1).安全と信頼性を支える技術と規格
a.最大露光許容量とレーザクラス分類
b.安全確保技術の実例
c.国際標準化動向と安全利用方策
(2).社会実装へのロードマップと将来シナリオ
(3).社会実装に向けた主要技術課題
(4).企業・研究機関の最新取組事例
6.まとめ:光無線給電が拓く“自由なエネルギー利用”の未来
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| キーワード |
無線給電 光ビーム 光無線給電 OWPT 受電素子 光源技術 波長最適化 ビーム光照射 フライアイレンズ ビーム走査 斜め照射 ドローン 光ファイバ給電 レーザー光
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| タグ |
無線、ワイヤレス給電、光学、電源・インバータ・コンバータ、電子機器、電池、非接触充電 |
| 受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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| 会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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