設計標準化、モジュール化および設計ナレッジの可視化と設計の効率化、自動化への応用 <オンラインセミナー>

〜 ナレッジを用いた設計効率化・自動化アプローチ、標準や設計ルールを使った設計自動化、次世代設計者の育成を促進させる標準化のあり方 〜

・属人化を脱却するための設計ノウハウや設計ナレッジの効果的活用法を修得し、設計の効率化・自動化に応用するための講座
・単なるマニュアル作成に終わらない、実務的設計ナレッジの構造化と標準化、モジュール化への応用を修得し、設計期間の短縮と設計品質の向上に活かそう!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 設計ナレッジの見える化、標準化、モジュール化を掲げる企業は増えていますが、実際にはほとんどの企業が思うように進んでいません。設計現場では「案件をこなすこと」で精一杯で、しっかり考える機会が少なく、“手配設計” が中心になっている企業も増えてしまっています。結果、忙しさを理由に「技術的な経緯や根拠」が残らず、設計ナレッジがどんどん埋もれてしまっています。また、設計ノウハウが属人化され、「設計ナレッジの見える化」も進んでいません。若手技術者が入ったとしても教育する時間もなく、若手の育成が思うように進みません。
 これらを解決するためにも、属人的な設計から脱却し、設計ナレッジの見える化・標準化は欠かせません。それは、ナレッジを単に設計マニュアルに書き起こすだけでは解説しません。「設計ナレッジを見える化して、属人化を脱却しよう」と活動を始めるものの、多くの場合、設計マニュアル・設計手順書作成がゴールになっています。結果として、「誰も読まない、使わない、改訂されないマニュアル」が作成されてしまっており、ナレッジの共有や若手育成にはほとんど寄与しないのです。
 本セミナーでは、標準化活動のよくある失敗例を押さえたうえで効果的な標準化の進め方を解説します。さらに、設計ナレッジは、見える化に留まらず、効率化や設計自動化につなげ、「現場にとって意味のあるナレッジ」として定着させる枠組みを解説します。「設計ナレッジ可視化」「設計標準化」「効率化」「自動化」を関連させ一貫した活動として捉えるのが重要と考えます。また、ナレッジを用いて、若手設計者の人材育成にも活用する道指も示します。
 設計改革を進めるための「ナレッジ可視化・標準化・自動化」を体系的に学んでください。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年12月05日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 製造業における
・開発部門・設計部門・設計管理部門の管理職から担当者の方
・調達部門の管理職から担当者の方
・経理・原価部門の管理職から担当者の方
・経営改革・業務改革に携わっている管理職から担当者の方
予備知識 ・特に必要ありません
・設計業務に携わっていると理解しやすいです
修得知識 ・設計のナレッジを可視化するアプローチを理解できる
・設計ナレッジを用いた設計標準化/モジュール化のアプローチを理解できる
・設計ナレッジを効率化や設計自動化に応用する方法
・ナレッジの改定と若手設計者の育成法や技術伝承の方法を理解できる
プログラム

【理論編】
1.標準化のよくある失敗
  (1).なぜ標準化は失敗するのか
  (2).「標準」を作っても、「様々な顧客要求」に答えられない
  (3).標準図を作っても使われない
  (4).設計マニュアルを作っても読まれない。改訂されない

2.ナレッジを組織の資産に変える
  (1).「属人的設計」は競争力を奪う
  (2).ナレッジ可視化はマニュアル作成ではない
  (3).ナレッジの見える化の4要素とは
  (4).設計を知っていることと、言語化できることは別

3.標準化・モジュール化を競争力につなげる
  (1).脱、流用設計。脱、属人設計
  (2).属人設計から脱却するための設計標準化の方向性
  (3).図面の標準化と設計思想の標準化を使い分ける
  (4).標準化・モジュール化の違い
  (5).企画量産型と個別受注型における標準化の違い

4.少人数・短期間で効果的な活動をするための進め方
  (1).標準化活動の最適なメンバー構成
  (2).標準化活動の立ち上げ方(経営層への説明方法、効果説明)
  (3).活動の進め方(大まかな活動ステップ)
  (4).専任化できない中でナレッジ整備を進めるコツ

【実践編】
5.顧客要求を最大限に活かす仕様管理のポイント
  (1).要求仕様を見える化と一元管理するポイント
  (2).要求仕様の傾向を統計的に管理し、案件間での横串を通す管理の仕組み
  (3).失注分析を可能にし、仕様提案や機種開発に活かす方法

6.設計ルールを見える化し、標準化させる
  (1).設計を構造的に整理する
    ・要求仕様→設計仕様→方式→寸法の構造整理
    ・要求仕様→レイアウトパターン→配置の構造整理
    ・設計諸元→設計図書の構造整理
  (2).設計ナレッジを設計ルール(標準)として整備する
    ・性能計算/性能チェックのルール
    ・基本形状/方式選定のルール
    ・相似形(寸法など)のルール
  (3).標準を決める際のポイント
    ・標準化の3ステップとは
    ・バラバラな顧客要求に対して、標準をどう決めるか
    ・「標準を守らせる」運用は間違っている

7.標準や設計ルールを使った設計自動化
  (1).論理構成(150%BOM)を用いた構成決定・部品選定の自動化
  (2).設計諸元の自動選定
  (3).CADの自動モデリング・自動作図

8.標準やナレッジの改訂と若手人材育成
  (1).標準の改訂は、検図の運用を見直す
    ・自己申告制の検図からの脱却
    ・標準からの差異リストで標準改訂を促す
  (2).標準の改訂は設計部門が実施すると失敗する
  (3).若手にナレッジを共有・読ませる運用のコツ

キーワード 標準化 ナレッジ 企画量産型 個別受注型 仕様管理 要求仕様 設計ルール 設計諸元 自動モデリング 自動作図 検図
タグ 規格・標準業務改善ロボット機械機械要素強度設計工作機自動車・輸送機設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日