摩擦・摩耗のメカニズムと摩耗低減技術およびその応用 <オンラインセミナー>
~ 摩擦粉の生成機構、アブレシブ摩耗、凝着摩耗、摩擦面間凝着力と摩耗量との関係、摩擦面の焼きつき、摩擦材料と摩擦条件の選択による摩耗低減対策 ~
・摩擦材料と摩擦条件とメカニズムから最適な摩耗低減対策技術を修得し、機械寿命や加工精度の改善に活かすための講座
・なかなか見ることが出来ない摩耗粉の生成、摩耗に起因する現象や摩耗のメカニズムを動画で理解でき、摩耗低減対策に応用するための特別セミナー!
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講師の言葉
機械の運転において、トライボロジーの問題、とくに摩擦・摩耗の問題はいろいろな所に存在します。摩擦を制御し、摩耗を抑制したい、焼けつきを防ぎたい、潤滑を効率よくしたい、機械の寿命を延ばしたいなど、問題の領域も実に広くその対応は大変難しいものです。しかしながら、摩擦・摩耗に関わる現象を理解するためには、多くの事実の認識が必要になります。摩擦や摩耗はそれを取り巻く雰囲気物質や運転条件によって同じ材料でもまったく異なる特性を示します。
本セミナーでは、こうした複雑な摩擦・摩耗現象のもっとも基となる基礎的なメカニズムを理解し、実際の摩擦面を“in-situ”観察によって、動画で摩擦・摩耗現象を直接見ることができます。また、摩耗低減技術は摩擦材料と摩擦条件の選択からをどうするのか、あるいは摩擦・摩耗試験はどのようにするのかなどについて解説します。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2025年11月28日(金) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備、加工・接着接合・材料 |
受講対象者 |
・摩擦・摩耗などのトライボロジーの基礎知識を得たい、基礎現象を知りたい、あるいは、トライボロジーの問題で困っている摩擦・摩耗試験を予定している技術者・研究者の方を対象としています
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予備知識 |
・難解な数式などは用いませんので、特別な知識は必要ありません
・材料表面の物理化学的な性質を含めたトライボロジー現象の把握を中心にセミナーを進めます |
修得知識 |
・摩擦・摩耗に関する基礎知識
・機械の運転において起こるトライボロジー現象を理解することができる
・これらの知識をもとに、機械の寿命の改善やメンテナンスに役立つ知識が習得できる |
プログラム |
1.トライボロジーの基礎
(1).工業技術でトライボロジーはなぜ必要か
(2).材料表面の性質、表面物性とトライボロジー現象
2.摩擦の基礎
(1).摩擦の法則と摩擦のメカニズム
(2).摩擦の制御(清浄表面の摩擦と雰囲気物質の作用および潤滑)
3.摩耗の種類と摩耗粉の生成機構(摩耗のメカニズム)
(1).摩耗の発生原因と摩耗の種類
(2).アブレシブ摩耗
(3).凝着摩耗(シビア摩耗とマイルド摩耗の違い)
4.摩耗発生の起源と摩擦・摩耗過程の直接観察(目で見る摩耗過程):摩耗はどこから始まるのか?
(1).摩擦による材料表面の変化と表面直下の結晶組織の動的観察
(2).摩耗粉が発生する過程の動画による“In-situ”直接観察
(3).摩耗発生の起源とナノ粒子の生成(摩耗の素過程)
5.凝着摩耗の摩耗理論と摩耗を決める因子および摩耗に起因する現象うら
(1).摩耗を決める因子(雰囲気物質の作用、摩擦条件の影響)
(2).凝着摩耗の理論と摩耗式
(3).摩擦面間凝着力と摩耗量との関係
(4).摩耗に起因する現象:摩擦面の焼けつき
6.その他の摩耗
・表面疲労、フレッチングなど
7.摩耗低減技術およびその応用
(1).摩擦材料と摩擦条件の選択からみる摩耗低減対策
a.摩擦材料による摩耗の変化
b.低摩耗の材料組み合わせの条件
c.摩擦条件による摩耗の増減変化からみる低摩耗の条件
(2).摩擦摩耗の試験法、解析法と摩耗の検知・評価の例
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キーワード |
トライボロジー 摩擦 摩耗 アブレシブ摩耗 凝着摩耗 In-situ直接観察 摩擦面間凝着力 焼きつき 表面疲労 フレッチング
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タグ |
トライボロジー、薄膜、表面改質、表面処理・めっき、機械 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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