腐食・防食の基礎と防食対策技術の最適化と応用ポイント <オンラインセミナー>

~ 腐食の基礎とメカニズム、さびの形成による腐食と対策のポイント、ステンレス鋼の腐食と腐食・防食技術とポイント、異種金属接触腐食メカニズムと対策事例 ~

・腐食・防食の基礎の基礎から防食対策技術のポイントまでを修得し、長寿命化、安全性を高めた製品設計に活かすための講座

・金属材料の研究開発および腐食・防食対策技術の実務経験豊富な講師から腐食のメカニズム、対策技術までを修得し、信頼性を確保した製品に活かそう!

・異種金属接触による腐食事例と対策として、海水中の異種金属接触腐食、ファスナーと板材間の異種金属接触腐食についても詳解します

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 鉄鋼材料の強度は優れ、値段も他の金属材料に比べて安価ですが、さびが出やすい弱点を持っています。用途は橋梁、建築構造物、船舶、鉄道車両、自動車、化学工業、発電設備などに多用されております。如何にさびを克服するかが大きな目標です。
 鉄鋼は、大気中などで水分と接すると腐食してさびが生じます。しかし、さびの成長を防ぐことにより構造物の寿命、安全性を高めることが可能です。一方、さびない鋼としてステンレス鋼が1910年代に発明されました。この発明によってさびの問題は大幅に解決されたのですが、局部腐食の問題が残っており、研究と進歩は絶えず続いています。
 本セミナーでは、上記の腐食の基礎と対策の他に、異種金属接触による腐食事例と対策として、海水中の異種金属接触腐食、ファスナーと板材間の異種金属接触腐食についても言及致します。
 当セミナーで勉強されることで、耐食材料の適材適所の使用、腐食原因の解明にお役立ていただけるものと確信いたします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年10月22日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料
受講対象者 ・腐食・防食関係の技術者、材料研究部門の方
・建築や船、機械部品など各種鉄鋼製品を使用する分野の方
・構造物の設計、技術者および営業の方

予備知識 ・金属材料、鉄鋼材料知識があれば理解が深まる
・問題意識をもって出席頂けることで日ごろの問題点解決に役立つことを願っています
修得知識 ・腐食・防食の基礎と応用の知識が得られます
・腐食・防食対策技術への指針が得られます
プログラム

1.腐食の基礎とメカニズム
  (1).腐食形態
  (2).腐食の局部電池
    a.無数の局部電池の生成
    b.標準電極電位は金属の耐食性を表示

2.さびの形成によって特徴づけられる腐食と対策のポイント
 -さびの成長を防ぎ構造物の寿命、安全性を高める-
  (1).大気腐食
    a.さびの成長サイクルにより良いさびと悪いさび
  (2).硫酸露点腐食
    a.凝縮硫酸による鋼の腐食
    b.合金元素の添加で耐食性向上
  (3).塗膜下腐食
    a.塗膜は溶融亜鉛メッキ+塗装膜の複合被膜
    b.水が塗膜を通過し、下地金属を腐食する

3.ステンレス鋼の腐食と腐食・防食技術とポイント
  (1).さびに強いが、局部腐食に弱いステンレス鋼を上手に使う
  (2).粒界腐食 粒界鋭敏化の問題
  (3).粒界応力腐食割れ(IGSCC):耐粒界腐食性の向上
  (4).粒内応力腐食割れ(TGSCC):耐孔食性の向上
  (5).耐海水性二相ステンレス鋼

4.異種金属接触腐食メカニズムと対策事例
  (1).異種金属接触腐食のメカニズム
  (2).異種金属接触腐食の対策事例
    a.海水中の異種金属接触腐食
    b.ファスナーと板材間の異種金属接触腐食対策

キーワード 腐食 腐食 さび 腐食メカニズム 耐食性 全面腐食 局部腐食 大気腐食 粒界腐食 異種金属接触腐食 防食対策技術 ステンレス 合金化 粒界腐食 粒界応力腐食割れ IGSCC 粒内応力腐食割れ TGSCC 腐食電位 腐食形態 
タグ 異種金属金属金属材料材料バルプ・ポンプ複合素材腐食・防食構造物設備電気化学配管
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日