トライボロジーの基礎とプラスチック材料の耐摩耗性向上のポイント <オンラインセミナー>

~ 摩擦抵抗の発生メカニズム、摩耗の種類と特徴、固体潤滑剤の活用、トライボマテリアルとしての樹脂材料と耐摩耗性向上、各種分析観察手法の利用例 ~

・有力なトライボマテリアルとして使われる樹脂材の改質や、固体潤滑の活用により、効果的な摩擦・摩耗低減に活かすための講座!

・トライボロジーの基礎から、固体潤滑の活用、耐摩耗性向上技術を修得し、プラスチック材料の摩擦・摩耗低減に活かそう!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 摩擦摩耗を扱うトライボロジーの基礎を学び、その上で、しゅう動部に用いられるプラスチック材料の基礎知識、耐摩耗性向上のためのフィラーの種類や摩耗低減技術の考え方を学びます。また、いくつかの樹脂材料を取り上げ、事例も紹介したいと思います。

 樹脂材料はそれ自体が低摩擦特性を示すことから、大変有力なトライボマテリアルとなっています。一方、そのままでは摩耗量が多く、摩耗量を低減するために固体潤滑剤などをはじめとする色々なフィラーを添加することで、耐摩耗性を向上させる事がなされています。

 

 仕事でトライボロジーに携わる必要が出てきた方など、基礎から手短に学びたい方にも有益な講義にしたいと思います。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年12月19日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料
受講対象者 ・これからトライボロジーに関わる方
・プラスチック材料の摩擦や摩耗の問題に関わる方
・オイルレスの問題に取り組む必要のある方 など
・機械設計や生産、保守に携わり、樹脂材料をトライボマテリアルとして検討している方
予備知識 ・エンジニアの方であれば、特に必要ありません。できるだけ基礎から解説するようにいたします
修得知識 ・トライボロジーの基礎
・固体潤滑剤の特徴と使い方
・トライボマテリアルとしてのプラスチック材料の基礎と摩擦・摩耗低減
プログラム

1.トライボロジーの基礎

  (1).トライボロジーの概要

  (2).トライボロジーにおける固体表面

    a.表面粗さ

    b.表面の硬さ

  (3).摩擦抵抗の発生メカニズム

    a.ヘルツの接触理論

    b.摩擦の凝着説

    c.凝着部成長理論と固体表面の考え方

  (4).摩耗の種類と特徴

    a.凝着摩耗とその摩耗進行状態

    b.アブレシブ摩耗

    c.腐食摩耗、疲労摩耗

    d.摩耗状態と摩耗量

  (5).様々な潤滑状態

    a.流体潤滑とストライベック曲線

    b.境界潤滑・混合潤滑の考え方

  (6).摩擦・摩耗の評価

    a.摩擦定数の定義

    b.摩耗試験と比摩耗率

    c.試験法と評価法

 

2.プラスチックのトライボロジーと耐摩耗性向上

  (1).様々な固体潤滑

    a. 固体潤滑剤の種類と特徴

  (2).プラスチックの基礎

  (3).トライボマテリアルとしての高分子材料

  (4).フィラーによる耐摩耗性向上

    a.摩耗低減に用いられる代表的なフィラー

    b.フィラー添加の様々な狙い・フィラー選定の考え方

    c.各種プラスチックの比摩耗量

  (5).耐摩耗性向上に関する事例

    a.ナノフィラーによるPTFEの摩耗低減

    b.フィラーの表面処理によるPTFEの摩耗低減効果

 

3.トライボロジーにおける各種分析観察手法の利用例

 ~プラスチック材料を金属で摩擦したときのメカニズム解明を目的とした分析の結果~

  (1).SEM・EPMA(走査型電子顕微鏡とX線分析)

  (2).XRD(X線回折)

  (3).XPS(X線光電子分光法)

キーワード トライボロジー ヘルツの接触理論 凝着部成長理論 アブレシブ摩耗 ストライベック曲線 固体潤滑剤
タグ トライボロジー表面改質
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日