スピントロニクスの基礎と高感度磁気センサへの応用 <オンラインセミナー>
~ スピン依存伝導、磁気抵抗効果の基礎、巨大TMR効果を用いたスピントロニクス磁気センサ、生体磁気センサ、電流センサ、コンパクトMRIシステムへの応用 ~
・磁気抵抗効果とそれを利用した「スピントロニクス磁気センサ」の応用技術を修得し、革新的な電子デバイスの開発に応用するための講座
・超高感度で低ノイズな「スピントロニクス磁気センサ」の最新技術を先取りし、生体・医療、エネルギー、インフラ検査などに応用しよう!
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講師の言葉
電子の電荷とスピンの2種類の性質を巧みに操り、革新的な電子デバイスの創成を目指すスピントロニクス技術に期待と注目が集まっている。講師のグループでは、HDD、MRAMに続く次世代スピントロニクスデバイスとして、高感度な磁気センサ開発を進めてきた。現在、約15年に及ぶ研究開発により、極低温で超高感度な超伝導磁気センサ(SQUID)に肉薄する性能が得られている。開発された超高感度磁気センサの応用範囲は、生体・医療、エネルギー、インフラ検査など広範であり、波及効果は非常に高い。
本講演では、スピントロニクス磁気センサの原理となる磁気抵抗効果の基礎から、磁気センサの応用例までを幅広く解説する。また、現在この超高感度磁気センサの社会実装に向けた大型国家プロジェクトやスタートアップ創出が進められており、これらの現状と将来展望についても紹介する。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2025年09月10日(水) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備 |
受講対象者 |
・スピントロニクスの初学者で、磁気抵抗効果を利用した製品開発を行う技術者
・スピントロニクス技術を利用した高感度磁気センサ開発の最新状況を知りたい方
・スピントロニクス磁気センサの様々な応用(脳計測、インフラ計測、電流計測など)について知りたい方
・他の高感度磁気センサとの違い、位置付けについて知りたい方 |
予備知識 |
・磁性や電気伝導に関する基礎的知識があれば望ましいが必須ではない |
修得知識 |
・磁気抵抗効果とそれを利用したスピントロニクス磁気センサの動作原理
・スピントロニクス磁気センサの高感度化、低ノイズ化のための技術とその現在地
・スピントロニクス磁気センサの様々な応用例
・スピントロニクス磁気センサの社会実装に向けた取り組みの現状と今後の展望 |
プログラム |
1.スピントロニクスと磁気抵抗効果の基礎
(1).スピントロニクス
a.スピントロニクスとは
b.磁気抵抗効果の例
c.室温磁気抵抗効果の発見とスピントロニクス分野の創成
(2).スピン依存伝導の基礎
a.電気伝導の基礎
b.マティーセンの法則
c.2キャリアモデル
(3).磁気抵抗効果の基礎
a.異方性磁気抵抗効果(AMR)の基礎
b.巨大磁気抵抗効果(GMR)の基礎
c.トンネル磁気抵抗効果(TMR)の基礎
d.TMR効果の電圧および温度依存性
2.巨大TMR効果と高感度磁気センサへの応用
(1).巨大TMR効果:HDDヘッドやMRAMの基盤技術
a.巨大TMR効果の基礎1:MgO障壁を利用した巨大TMR
b.巨大TMR効果の基礎2:ハーフメタルを利用した巨大TMR
c.巨大TMR効果の応用1:HDDヘッド
d.巨大TMR効果の応用2:MRAM
(2).巨大TMR効果を用いたスピントロニクス磁気センサ
a.開発の経緯
b.動作原理
c.高出力化
d.低ノイズ化
e.最新性能と他の磁気センサ技術との比較
(3).スピントロニクス磁気センサの応用例
a.生体磁気センサ(心磁計・脳磁計)への応用
b.インフラ非破壊検査(渦電流探傷・漏洩磁束法・打磁試験)への応用
c.バッテリーマネジメント用電流センサへの応用
d.コンパクトMRIシステムへの応用
e.その他の応用(磁気顕微鏡など)
(4).スピントロニクス磁気センサの社会実装に向けた取り組みと今後の展望
a.量子技術ロードマップにおける位置づけ
b.推進中の国家プロジェクト(内閣府SIP第3期およびBRIDGE)の概要
c.企業連携・スタートアップ創出の状況
d.さらなる高感度化技術と今後の展望
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キーワード |
スピントロニクス 磁気抵抗効果 スピン依存伝導 AMR GMR TMR 高感度磁気センサ 巨大TMR効果 生体磁気センサ 心磁計 脳磁計 非破壊検査 渦電流探傷 漏洩磁束法 打磁試験 電流センサ コンパクトMRIシステム
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タグ |
センサ、磁石・磁性材料、電子機器、電子部品 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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