ガルバニック腐食の基礎とその対策のポイント <オンラインセミナー>
~ 腐食反応と電気化学、腐食評価に用いる電気化学測定、アルミニウムとCFRPとのガルバニック腐食、Fe、Ti、Zn、Cu、冷間圧延鋼板とのガルバニック腐食 ~
・使用割合が増加し問題視されている金属材料とCFRPとのガルバニック腐食(異種金属接触腐食)とその対策技術を修得するための講座
・マルチマテリアル化が進むなかで、深刻になってきたガルバニック腐食とその対策法を修得し、腐食によるトラブルを未然防止しよう!
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講師の言葉
近年、輸送機器や構造物の高強度化、軽量化のため、一つの輸送機器や構造物に複数の材料を使用する「マルチマテリアル化」が進んでいる。
マルチマテリアル化に伴う問題として、異種材料が接して腐食環境に曝されることにより生じる「ガルバニック腐食」が挙げられる。
ガルバニック腐食は異種金属接触腐食とも呼ばれ、これまでは異なる金属どうし(例えばアルミニウムと鉄の組合せなど)についての調査・研究がなされてきた。
最近では上述したように、特に輸送機器の軽量化のため、金属材料に加え、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の使用割合が増加している。
CFRPは金属材料ではないが、CFRP中に含まれる炭素繊維が電気の良導体かつ電位が高い材料であるため、接するほとんど全ての金属の腐食を加速すると言われ問題視されている。本講座では軽量構造材料の代表であるアルミニウム合金とCFRPとのガルバニック腐食を主題材として、ガルバニック腐食の定量的評価方法、電気化学測定、その防止策について解説する。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2025年08月19日(火) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、加工・接着接合・材料 |
受講対象者 |
・設計、製造、設備、品質部門の方
・腐食でお困りの方(特にガルバニック腐食でなくても構いません)
・自動車、家電、機械・構造物、プラント、電気・電子、船舶、航空、その他関連企業の方
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予備知識 |
・特に必要ありません
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修得知識 |
・腐食が生じて困っている機器や設備の腐食対策ができるようになる
・設計時に腐食を考慮した材料選択ができるようになる
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プログラム |
1.腐食に関する基本事項
(1).社会資本と腐食
a.腐食対策に要するコスト
b.腐食の分類
(2).腐食反応と電気化学
a.金属が腐食しているときの反応
b.腐食の平衡論
c.腐食の速度論
(3).腐食評価に用いる電気化学測定
a.自然電位測定
b.分極曲線
c.短絡浸漬試験(ガルバニック試験)
2.アルミニウムとCFRPとのガルバニック腐食とその対策
(1).アルミニウムとCFRPとの短絡浸漬試験
a.材料側要因の影響
b.環境側要因の影響
c.アルミニウムとCFRPの面積比の影響
(2).アルミニウムとCFRPとの直接接触浸漬試験
a.プリプレグを用いた試験
b.積層板を用いた試験
(3).アルミニウムとCFRPのガルバニック腐食と対策
3.アルミニウム以外の金属とCFRPとのガルバニック腐食とその対策
(1).Fe、Ti、Zn、Cuとのガルバニック腐食と対策
(2).冷間圧延鋼板とのガルバニック腐食と対策
4.ガルバニック腐食の防止策とまとめ
・腐食を考慮した材料選択
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キーワード |
腐食反応 平衡論 速度論 電気化学測定 短絡浸漬試験 プリプレグ 材料選択 異種金属接触腐食 ガルバニック腐食 電位差
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タグ |
金属、金属材料、複合素材、腐食・防食 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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