振動制御技術の基礎と振動対策設計への応用およびそのノウハウ <オンラインセミナー>

~ パッシブ制御、アクティブ制御、セミアクティブ制御による振動制御、機械システムのモデル化、現代制御による振動制御 ~

・振動現象のモデル化やパラメータの推定および最適値の算出法を修得し、機械の振動対策設計に応用するための講座
・1自由度振動系や多自由度振動系の基礎からパッシブ振動制御、アクティブ振動制御技術までを修得し、適切で効果的な振動対策に応用しよう!

*MATLABによるプログラムをお配りいたします

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 車両、工作機械、回転機械、建築構造物などに発生する振動問題は、安全性・生産性を低下させるなど様々な点で機械の性能を低下させるため、ひとたび振動問題が発生すると振動を低減させるための対策つまり振動制御が求められます。振動制御には振動工学の知識が必要です。また、アクチュエータを利用して振動を低減させるのにも制御工学の知識が必要になります。
 セミナーでは、まず振動問題がどのような場面で発生するのか事例を紹介し、振動工学の基礎を解説します。その後、動吸振器などを利用した振動制御(パッシブ振動制御)の考え方と動吸振器の設計方法、アクチュエータを利用した振動制御(アクティブ振動制御)の考え方と制御ゲインの計算方法を解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年08月07日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・振動工学を基礎から学びたい方
・機械振動の制御技術を学びたい方
・機械振動を低減させる必要がある方
・機械・自動車・構造物ほか関連部門の技術者の方
予備知識 ・大学初年次程度の数学の知識(線形代数、微分積分、微分方程式)
・大学初年次程度の物理の知識(剛体の力学)
・制御技術の基礎知識があると理解しやすい
修得知識 ・振動現象をモデル化し、パラメータを推定するための知識
・動吸振器の設計パラメータの最適値を算出するための知識
・アクティブ振動制御を行うために必要な制御工学の知識
・MATLABによるプログラム実装の知識
プログラム

1.振動問題と振動制御の概要
  (1).振動による被害
     a.強制振動
     b.自励振動
  (2).振動制御の考え方
    a.狭義の振動制御
    b.振動絶縁
    c.外乱除去
  (3).振動制御の方式
    a.パッシブ制御
    b.アクティブ制御
    c.セミアクティブ制御

2.振動制御のための振動工学の基礎
  (1).機械システムのモデル化
  (2).1自由度非減衰振動系
    a.自由振動
      ・1自由度非減衰運動系の運動方程式
      ・固有値の求め方
    b.強制振動
      ・強制外力が加わった場合
  (3).1自由度減衰振動系
    a.自由振動
     ・1自由度減衰運動系の運動方程式
     ・固有値の求め方(複素数表現)
     ・非減衰固有振動数と減衰固有振動数の関係
     b.強制振動
     ・強制外力が加わった場合
  (4).多自由度振動系
    a.モード解析
    b.自由振動
    c.強制振動
  (5).回転機械の振動
    a.たわみ振動
    b.傾き振動
     ・剛性ロータの不釣合い振動
     ・弾性ロータの振動

3.パッシブ振動制御 :要素設計による振動対策
  (1).減衰要素
    a.減衰要素の例
    b.減衰比と損失係数
  (2).動吸振器
    a.動吸振器の事例
    b.定点を利用した動吸振器のパラメータ調整
    c.多重動吸振器のパラメータ調整
    d.配管系の振動制御
  (3).回転機械のバランシング
  (4).事例紹介
  (5).MATLABプログラム(動吸振器)

4.アクティブ振動制御技術を利用した振動対策とその応用
  (1).制御理論の分類
     ・フィードバック制御の構成要素
  (2).アクティブ振動制御の特徴
    a.装置の構成
    b.スピルオーバ不安定化
  (3).古典制御による振動制御と応用
    a.ラプラス変換、伝達関数、ブロック線図、ボード線図
    b.システムの安定性
    c.制御器設計
    d.PID制御
    e.位相進み補償・位相遅れ補償
    f.応用事例
    g.MATLABプログラム
  (4).現代制御による振動制御と応用
    a.状態方程式、状態フィードバック
    b.極配置法
    c.最適レギュレータ
    d.オブザーバ
    e.カルマンフィルタ
    f.スピルオーバ対策
    g.応用事例
    h.MATLABプログラム
  (5).ロバスト制御(H∞制御)による振動制御と応用
    a.感度関数と相補感度関数
    b.H∞ノルム
    c.スモールゲイン定理
    d.乗法的誤差と加法的誤差
    e.ロバスト安定化
    f.混合感度問題
    g.応用事例 :制振装置
    g.MATLABプログラム
  (6).最近の振動制御の事例紹介
    a.パッシブ振動制御の論文紹介
    b.アクティブ振動制御の論文紹介

キーワード 振動制御 強制振動 自励振動 振動絶縁 外乱除去 パッシブ制御 アクティブ制御 セミアクティブ制御 1自由度振動系 多自由度振動系 回転機械剛性ロータ 弾性ロータ 減衰要素 動吸振器 バランシング スピルオーバ不安定化 状態方程式 状態フィードバック 極配置法 最適レギュレータ オブザーバ 出力フィードバック ロバスト制御 パッシブ振動制御 アクティブ振動制御
タグ ロボット機械工作機自動車・輸送機振動・騒音制御
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日