CAEを活用した設計手戻り防止策とその実践のポイント ~デモ付 ~ <オンラインセミナー>

~ 設計手戻りが生じる理由、設計空間による想定設計、多目的最適化集合の分析、しくみの実現 ~

・設計プロセスの上流工程でトラブルを未然防止し、手戻りを回避する方法を体系的に修得し、実務で応用するための講座
・想定シナリオに基づいたCAE計算結果の分析手法を修得・効果的に活用し、設計手戻り防止へ応用しよう!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 CAEはそのバーチャル性の特質上、設計の手戻りを事前に防止するための”設計思考の道具”として活用することがもっとも有効な使い方となります。出図や試作後といった設計後期になってからトラブル解決をするのではなく、設計プロセスのなるべく上流の工程で未然にトラブルを防止し、手戻りを回避する活用方法を体系的に取り扱います。
 はじめに、現状どのような手戻りが生じていてどの時点でどのように回避すべきかの分析を行い、手戻り元である、出図時の設計意図、試作や生産条件などの理解とそれらをモデル化する技術が基盤となります。さらに、事前に回避するための”想定設計”という考え方を理解し、想定シナリオに基づいた大量のCAE計算結果を分析する手法を理解・習熟する必要があります。そうした手法を、設計プロセスのなかに組み込むためのしくみ化に必要な道具立てやシステムの理解も必要となります。
 このようにCAEの技術的側面のみならず、それを上手に活用するための、課題理解、設計や生産理解、データに基づく思考と分析手法、しくみ化といった幅広い知識・スキルの基本を体系化して解説します。

 

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年08月01日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・CAEをより有効に設計活用したいと考えている方
・素性の良い基本設計の実現方法を知りたい方
・トラブル対応のためのCAE活用から脱却したい方
・自社のCAE活用課題に気づきを得たい方
予備知識 ・分野を問わずCAEの基礎知識を有していること
・モデリング・計算・結果評価の業務を一通り経験していること
・3年以上のCAE活用経験があると理解が深まります
修得知識 ・CAEを活用して設計手戻りを防止するための一連の業務を、CAEの役割の再確認から、課題分析・適用シナリオ・問題設定・技術要件・手法・データ分析・しくみ化まで体系的に理解することができます
プログラム

1.イントロダクション
  (1).本セミナーのゴールと全体の流れ
  (2).獲得できる知識とスキル
  (3).設計手戻りが生じる理由

2.CAE適用のシナリオ-なぜ、どのようにアプローチするか
  (1).CAEの役割と活用場面
  (2).手戻りの原因を分析
  (3).設計空間と解空間の理解
  (4).多様な想定を組み合わせる適用シナリオ
  (5).適用シナリオと設計空間による想定設計
  (6).設計探索問題の設定

3.設計手戻りを防止する手法-何を使いどのように解決するか
  (1).適するシミュレーション(CAE)の種類や特性
  (2).モデルのフィデリティを考慮したモデリング・ノウハウ
  (3).精度問題と計算時間の相反
  (4).実験計画法と多目的最適設計のいいとこ取り
  (5).設計空間と計算回数と計算時間の問題
  (6).想定設計解からデータを絞り込むデータ分析

4.設計手戻り防止の実践-想定設計の考え方とサンプル・デモ
  (1).森を見るためのデータ分析Parallel Coordinate Plot (PCP)
  (2).相反性を一目瞭然に見る散布図
  (3).適用シナリオに基づく解空間からの絞り込み
  (4).適用シナリオに基づく設計空間からの絞り込み
  (5).想定外の発見と対策案
  (6).多目的最適化集合の分析による設計知見

5.設計手戻り防止手法の定着-しくみ化を実現するには
  (1).PIDO (Process Integration & Design Optimization)
  (2).SPDM (Simulation Process & Data Management)
  (3).設計プロセスへの組み込み
  (4).獲得スキル・人材育成
  (5).定着活動の継続

6.補足情報
  (1).MBDとの関係
  (2).Simulation Governanceのススメ
  (3).実践支援活動

キーワード 設計空間 解空間 想定設計 設計探索問題 モデリング・ノウハウ 実験計画法 多目的最適設計 Parallel Coordinate Plot 散布図 PIDO SPDM

タグ 業務改善シミュレーション・解析機械最適化・応力解析自動車・輸送機設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日