リファクタリングの基礎とソフトウェア疲労・劣化対策のポイント ~デモ付~<オンラインセミナー>

~ 変更とテストのサイクル作り、リファクタリングのパターンとポイント、リファクタリングの実践とテスト ~

・リファクタリングを行うための修正やテストのための効果的なサイクル作りのポイントを実践的に修得し、プログラムのメンテナンス性を向上させるための講座

・テストコードの組み合わせ方からリファクタリングのパターンと実践方法を修得し、ソフトウェアの劣化対策に応用しよう!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 確実にコードを綺麗に書き直せばよくなるはずなのに、なぜそのままにしてしまうのでしょうか?

 いわゆる、動いているコードはそっとして手を付けたくはない。既存のコードになんらかの手を加えることでバグを含めてしまうかもしれない。新しい機能を追加しようとしても、コードが複雑化して手がつけようがない。このために過去のコードをそっとしておきたい。現在は結果的に問題なく動いているコードではあるが今後の事を考えると修正が必要であるコードに対して、修正する際に新たなバグが発生する等の懸念点があるからやらない。故に結果的に修正の必要性は分かっていても怖くて手を出せない・出さないという事が考えられます。

 しかし、コードを修正できないゆえの機会損失は実は後々への影響が大きなものです。できることならば古いコードも含めて、少しずつ機能を拡張していきたいものです。既存のコードを負債とするのではなく、資産を引き継いで拡張するためにリファクタリングという手法をとります。

 昨今では生成AIによるコードの補助もあります。生成AIが作成してくれたコードをそのまま組み込むべきか否かという問題と、そのコードが正しく動くだろうかという疑問がでてきます。同時に生成AIと協力してコードを改善する開発も無視できません。

 テストコードとワンセットにしてコードの改造や、将来のメンテナンス時間の増加に備えていくことで、コストパフォーマンスやメンテナンス性が格段に向上すると思われます。

 本セミナーでは、リファクタリングを行う前に行うべき事や実際にコーディングであり得るパターンに対する対応策を説明し、最後は実際のリファクタリングの実践例について講師がデモを行う事で、リファクタリングの実践法を修得します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年05月29日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナーソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・組込みシステムのソフトウェア開発者や保守に関わるエンジニア
・要修正のプログラムがあるものの、修正後に発生するバグを恐れて手を付けられずにいる方
・コード品質やコードレビューに関わるエンジニア
・自動車、航空、電気電子その他関連企業の方
予備知識 ・何かしらのプログラミングの経験(説明はC、C++を利用しますが、経験言語は問いません)
修得知識 ・リファクタリングすべきコードの見つけ方を修得できる
・コードの修正やテストにおける効果的なサイクル作りを修得できる
・リファクタリングの効果的な実施方法
・リファクタリングの方法だけでなく、リファクタリングの理由やかけるための時間など周辺技術も含めて習得します
プログラム

1.リファクタリング実施の背景と現実

  (1).なぜ、リファクタリングをしなければいけないのか?

  (2).リファクタリングすると、どのような価値が生まれるのか?

    a.コスト面

    b.メンテナンス面

    c.運用面

  (3).リファクタリングする場所を見つける

    a.リファクタリングの定番:コードの不吉な臭い

    b.修正するときにあちこち手をいれる

    c.バグが怖くて手が出せない

  (4).修正とバグによる堂々巡り

    a.修正しないとどうなるのか?

    b.バグをバグのままにするリスク

    c.改善するリスクと改善しないリスク

    d.価値を追加できないソフトウェア

  (5).堂々巡りにならないためのポイント

 

2.リファクタリング前の準備

  (1).テストコードとの組み合わせ

    a.関数やクラスの抜き出し

    b.抜き出せない場合の対処法

  (2). 変更とテストのサイクル作りとそのポイント

  (3). 開発環境のリファクタリング機能の効果的な活用

  (4). リファクタリング前後の比較

    a.読みやすさの比較

    b.速度の比較

    c.変更しやすさの比較

    d.バグの見つけやすさの比較

 

3.リファクタリングのパターンと実施ポイント

  (1). コードが読みづらい場合

  (2). コードが長すぎる場合

  (3). 変更がやりづらい場合

  (4). やたらにコメントを付けないとわからない場合

  (5). 人に説明がしづらい場合

  (6). 複雑すぎるクラスを整理する

  (7). 生成AIの活用(ドキュメント)

  (8). 生成AIコードの取り込みとテスト

 

4.実践リファクタリング<デモ>

  (1).長い関数を整理してみる

  (2).テストコードで動かしながら試す

  (3).変数名を変更する

  (4).関数やクラスに分割する

  (5).機能を追加する

  (6).できあがったコードを再び整理する

  (7).複雑なシーケンスをテストする

  (8).複雑な組み合わせをテストする

  (9).速度測定への応用

キーワード リファクタリング バグ 不具合 コスト メンテナンス 修正 運用 開発 環境 コード テスト スパゲッティコード 変数 関数 機能 ソフトウェア疲労 プログラミング ソフトウェア
タグ ソフト品質組み込みソフト
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日