設計意図を明確に伝える「幾何公差」の基礎と国際規格に則った設計への応用とポイント ~演習付~ <オンラインセミナー>

~ 国際規格と幾何公差の重要性、幾何公差の適用とポイント、付加記号および最大実体公差、はめあい、表面性状、活用のポイントと注意点 ~

幾何公差を正しく活用するためのポイントと注意点を修得し、製造や検査工程の時間短縮や正確な図面作成に活かすための講座

国際規格に則った幾何公差の適切な活用ポイントを修得し、設計・製造・検査における品質問題を未然防止しよう! 

講師の言葉

製造業の国際分業にともない、従来国内で通用した製作図面では指示内容があいまいで海外では設計・製造・検査において、製品の品質に問題生じる可能性があった。

そのため、2016年に制されたJIS「製品の幾何特性仕様」と、それ以降に設定されたいわゆる「幾何公差」を用いて記載された図面とする必要がある。幾何公差の適用にあたっては、データムを基本とした考えを理解する必要がある。また、設計部門だけでなく資材や製造、品質部門を含む全社的な活動が必要で、特に図面を作成する設計部門が全社のリーダシップを取ることが望まれる。

当セミナーでは設計初学者では理解が難しい幾何公差と、近年数回の変更を行っている「表面性状」記号、および図面記載時に頭を悩ます「はめあい」についても講義し、設計初学者の早期戦力化を目指す。

当講義、「対面講座」から「オンライン」へ変更いたしました。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年05月20日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー 品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・三角法は理解しているが、実際の図面の作成にあたり、公差および表面処理の表示方法をしっかり理解したい初学者の方
・幾何公差に関して勉強する余裕のないベテラン設計者の方
予備知識 ・三角法や線種、寸法記入法などを理解していること
修得知識 ・幾何公差の基本的な考えと、はめあいの基本、最新の表面性状と図面への記載方法について理解する
プログラム

1.国際規格と幾何公差の重要性

(1).幾何公差導入の背景

a. 国際分業と設計、製造、検査工程の分業化

b. 図面に必要な情報と規格

(2).従来のサイズ公差の問題点

 

2.幾何公差の適用とポイント

(1).形体とは

a. サイズ形体、サイズ長さ、サイズ角度

b. サイズ形体の寸法記入例と解釈

c. サイズ形体の計測事例

(2).幾何公差の基本

a. データム

b. データム形体

c. 実用データム形体とは

(3).幾何公差による寸法記入例と計測例

(4).幾何公差の種類

a. 幾何公差の種類と分類

b. 注意すべき幾何公差について

c. 付加記号および最大実体公差と記入例

 

3. はめあい

(1).はめあいの種類

(2).穴基準と軸基準

(3).IT基本公差

(4).常用はめあいと演習

 

4.表面性状と記入例

(1).表面性状の種類と記号の変遷

(2).各種表面性状の対応一覧

(3).表面性状の記入例

 

5.幾何公差を正しく活用するためのポイントと注意点

(1).設計・製造部門に展開するポイント

(2).運用上の注意点

キーワード 幾何公差 サイズ公差 データム 形体 はめあい 表面性状 付加記号 最大実体公差
タグ 規格・標準
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日