摩擦攪拌接合(FSW)の基礎と異種材接合による疲労強度の向上ポイント <オンラインセミナー>

~ 摩擦攪拌接合(FSW)の基礎、FSWによる継手作成と疲労挙動、 FSW継手で疲労特性を向上させるためのポイント ~

摩擦攪拌接合の接合メカニズムを修得し、疲労強度の向上に応用するための講座

・継手における疲労破壊のメカニズムから疲労強度を向上するためのポイントを修得し、製品開発に応用しよう!

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講師の言葉

 摩擦撹拌接合ならびに摩擦撹拌スポット接合は固相接合であり、材料を溶かさないことが特徴です。特に、最近の輸送機器構造体では欠かせない技術になりつつあります。一方、従来のアルミニウム合金同士の同種金属接合だけでなく、例えばアルミと鋼、アルミとCFRPといった異材を接合する手法としても近年注目されています。また、実際に接合した継手を機械構造物として用いるには、疲労強度のような継手の強度特性を理解しておく必要もあります。

 本講座では、摩擦撹拌接合ならびに摩擦撹拌スポット接合の接合手法や接合組織など基礎的な事項を解説するとともに、異材接合の例をお見せし、同種金属接合と異種材料接合における接合メカニズムの相違について講義します。さらに、継手の残留応力、引張り試験、疲労試験の例をご紹介し、特に継手における疲労破壊のメカニズムについて講義し、疲労強度を向上するための手法についても紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年04月04日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・異材接合について興味をお持ちの方
・自動車、鉄道、航空機、船舶その他関連企業の方
予備知識 ・材料力学の基礎知識があれば理解が深まります
・応力、ひずみの基礎知識
修得知識 ・摩擦撹拌接合ならびに摩擦撹拌スポット接合の基礎を理解できる
・異材接合の実例を確認する事で、異種材料接合の接合メカニズムを理解出来る
プログラム

1.摩擦撹拌接合(FSW)の原理

  (1).摩擦撹拌接合の基礎

    a.接合の手法:接合条件とツール形状

    b.接合部の組織:撹拌域、熱機械影響域、熱影響域

  (2).摩擦撹拌スポット接合の基礎

    a.接合の手法:接合条件

    b.接合部の組織:撹拌域、熱機械影響域、熱影響域

 

2.FSWによる継手作製と疲労挙動:同種金属の場合

  (1).展伸アルミニウム(Al)合金(1000~7000系合金:非熱処理,熱処理型)

    a.各種合金における接合部組織

    b.接合部の硬さ特性

    c.接合材の引張り特性

    d.接合材の破壊モード:引張りと疲労

  (2).マグネシウム(Mg)合金

    a.接合部組織

    b.接合部の硬さ特性

    c.接合材の引張り特性

    d.接合材の破壊モード:引張りと疲労

  (3).摩擦撹拌スポット接合の場合(Al合金やMg合金)

    a.接合部組織

    b.接合部の硬さ特性

    c.接合材の引張り特性

    d.接合材の破壊モード:引張りと疲労

 

3.FSWによる継手作製と疲労挙動:異種金属材料の場合

  (1).展伸Al合金と鋳造Al合金の接合

  (2).Al合金と鋼材の接合

  (3).その他の異材接合の例

    a.Al合金とMg合金

    b.Al合金と樹脂材料(CFRP)

    c.その他の例

 

4.FSW継手で疲労特性を向上させる手段

  (1).後熱処理

  (2).表面処理

 

キーワード FSW 異種接合 摩擦撹拌接合 撹拌 接合組織 破壊力学 応力 ひずみ 疲労破壊 疲労 強度 異材
タグ 材料接着・溶着強度設計
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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