粉体の基礎と流動性・充填性の改善および混合技術のポイント <オンラインセミナー>
~ 粉体の基礎:粉粒体物性と粒子径測定法、偏析の対策、粒子径分布の影響と制御法、粉粒体混合の基礎と混合の改善、充填性、流動性に対する表面状態の影響と付着力低減技術 ~
・流動性・充填性の評価法と制御技術を修得し、充填性の向上や、偏析の軽減、付着防止に活かすための講座!
・粒子径・粒子径分布・粒子形状の基礎から、混合のポイント、充填性・流動性の改善技術を修得し、粉体操作を伴う材料開発や製品開発に活かそう!
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講師の言葉
粉粒体は個体粒子の集合体で、原料、中間製品や製品として産業界で幅広く用いられている。しかし、粉粒体は固体や液体などの連続体とは異なる独特な特性を示し、その計測や操作には粉の経験や知識が必要であるにもかかわらず、大学などで系統的に粉粒体を学んだ人は少ない。
そこで、本セミナーでは最も基本的な粉体物性である粒子径やその分布、粒子形状、粒子表面状態が充填性・流動性へどのような影響を与えているのか、充填性や流動性を良くするにはこれらをどのように制御すれば良いのか、についてモデル計算結果、シミュレーション結果、実験結果に基づき解説する。また、粒子径分布調整に必要な粉体混合機や混合度の評価についても説明する。さらにX線マイクロCTスキャンを用いた粉粒体層内部の非破壊観察や計測についても述べる。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2025年04月10日(木) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、化学・環境・異物対策 |
受講対象者 |
・電子部品、電池、ゴム、プラスチック、薬品、セラミックス、粉末冶金、化粧品、触媒、食品などで粉体に携わる技術者の方
・製品、中間製品、原料として粉粒体を取り扱っている技術者、研究者の方
・粉体の基礎から学びたい技術者の方
・粉体挙動の解析をしている方 |
予備知識 |
・理系高卒程度の知識(化学、物理、数学) |
修得知識 |
・粉粒体操作の基礎である粒子径、粒子径分布、粒子形状、混合機の種類と特徴、混合度の表現などについての知識
・粉粒体を密充填したり、流動性や付着性を改善したりするためには粒子径やその分布、粒子形状、粒子面状態をどのように制御すれば良いか |
プログラム |
1.粉体の基礎1:粉粒体の特徴と粉粒体物性
(1).粉体や微粒子の特徴と物性
(2).粉粒体の1次物性、2次物性と粉体操作の関係
a.1次物性(構成粒子の物性):粒子径とその分布、粒子形状、粒子表面状態など
b.2次物性(粉体層の物性):充填性、流動性、付着性など
2.粉体の基礎2:粒子径の測定法
(1).粉粒体試料サンプリング方法
a.粒度偏析、密度偏析
b.偏析の影響を減少させるサンプリング方法
(2).粒子径測定法
a.画像法
b.分級法
c.沈降法
d.光学法
e.その他の方法
3.流動性・充填性に対する粒子径分布の影響と制御法
(1).主な平均粒子径
(2).積算(累積)分布と 頻度(密度)分布
(3).粉粒体の充填性を表す空間率、充填率、かさ密度(みかけ密度)
(4).粉粒体充填に及ぼす粒子径の影響を表すRollerの式
(5).大小2成分粒子混合充填時の空間率を求めるFurnasの式
(6).粒子径分布から空間率を推定する鈴木のモデル式
(7).最密充填を得るためにはどのような粒子径分布が良いのか
(8).粒子の付着性によって最密充填を与える粒子径分布はどう変化するのか
4.粉粒体混合の基礎と混合の改善
(1).混合とは
a.液体と粉粒体の混ざり方の違い
b.混合の状態
c.混合のメカニズム
(2).混合機の種類と特徴
(3).混合度、混合到達度の測定法
(4).混合到達度測定から見た各種混合機の性能比較
(5).X線CTを用いた混合度測定と混合の改善
(6).混合過程観察結果(邪魔板なし、邪魔板入り)
5.粒子形状の影響と改善:粉体材料調達時の注意点と品質トラブル防止
(1).粒子形状の定量的表現法
(2).粉砕方法による粒子形状の違い
(3).充填性、流動性が良い粒子形状とは
6.充填性、流動性に対する表面状態の影響と付着力低減技術
(1).メカノケミカル反応による粒子表面の疎水化
(2).充填性、流動性、付着性に及ぼす粒子表面間距離の影響
(3).コーティングによる付着力低減
7.X線マイクロCTスキャン装置を用いた粉粒体充填状態の可視化
(1).X線マイクロCTを用いた充填層内部の空間率分布測定
(2).粒子配列に及ぼす容器壁面の影響
(3).粒子ピストン圧縮過程での空間率分布変化
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キーワード |
粒子径 粒子径分布 粒子形状 偏析 充填性 流動性 付着性 粉粒体混合 混合度 混合到達度 |
タグ |
粉体・微粒子 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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