応力集中の発生メカニズムとCAEによる応力解析のポイントおよび疲労強度評価への応用 <オンラインセミナー>

~ 応力・ひずみの基礎、切欠きやき裂による応力集中の発生メカニズム、FEMの基礎とCAEによる応力解析事例および解析・評価のポイント、疲労強度評価への応用と実践ノウハウ ~

・応力・ひずみの基礎や応力集中の発生メカニズムからCAEを用いた実践的な解析手法とそのノウハウまでを修得し、疲労強度評価と強度設計に活かすための講座

・講師がこれまでに経験した豊富なCAE解析事例を基に、解析実務における勘所や注意点、解析結果の評価のポイントを修得し、製品の強度設計に応用しよう!

オンラインセミナーの詳細はこちら:

・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 応力集中が製品のどのような位置にどのようなメカニズムで発生するかを理解しておくことは機械エンジニアにとって重要ですが、材料力学や有限要素法などの複雑な数式や理論による解説だけでは、短時間の講習会のような場では十分な理解は得られません。

 そこで本講座では、豊富なCAE解析事例を参照しながら、応力やひずみ、応力集中についての理解を深めていきます。講師は、これまで多数のCAE解析を行ってきましたが、その解析結果や知見に基づき講義を進めます。事例は、企業との共同研究をベースにしたものがほとんどであるので、実際に問題となった応力集中等のポイントも解説します。また、様々なシミュレーションの数値実験をどのように行ったのか、どのように解析データや画像を分析したのか、解析から得られた知見はどのようなものか、といったことも事例を挙げながら解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年03月31日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・材料力学や応力・ひずみを基礎から学びたい方
・機械系分野でCAEを利用する設計などのエンジニアの方
・機械材料や機械製品の解析や評価などを行うエンジニアの方
予備知識 ・大学の機械系学科で学ぶ初等材料力学の知識
修得知識 ・「応力とは何か? ひずみとは何か? 応力集中どういうものか?」への理解
・「応力集中はなぜ生じるのか? どのようなメカニズムで生じるのか?」への理解
・「応力集中が生じる位置はどこか? どこに注意すればよいか?」への理解
・「CAEをどのように利用すればよいか? 注意することは何か?」への理解
プログラム

1.本セミナーの要点

  (1).応力集中解析と材料の強度

  (2).CAE解析とMesh-Independency :メッシュサイズの考え方

  (3).弾性解析と2次元解析

 

2.応力とひずみの基本的な考え方

  (1).応力とひずみとは何か?どのような種類があるのか?

  (2).応力とひずみがゼロとなるのはどこか?どこで最大となるのか?

  (3).垂直応力とせん断応力のプラスやマイナスの意味とは何か?

  (4).極座標で表した応力とひずみの意味とは何か?

  (5).引張りやねじり負荷ではどのような応力とひずみが生じるのか?

  (6).切断面にはどのような応力やひずみが生じるのか?

 

3.形状の不連続により生じる応力集中の基礎

  (1).円孔による応力集中とは?

  (2).楕円孔による応力集中とは?

  (3).切欠きによる応力集中とは?

 

4.き裂による応力集中と応力拡大計数の導出

  (1).き裂による応力集中を表す応力拡大係数とは?

  (2).どの位置で応力拡大係数が最大となるか?

  (3).有限板のき裂と無限板のき裂の違い

 

5.CAEによる応力解析とはそもそもどのようなものか

  (1).有限要素法FEMとはどのようなものか?

  (2).有限要素法FEMによって求められるFEM応力とはどのようなものか?

  (3).FEM応力のMesh-Independencyの確認

  (4).FEM応力と真の応力はどのように異なるのか?

  

6.CAEによる応力集中解析事例と応力・ひずみ評価のポイント

  (1).応力集中部に生じる応力とひずみとは?

  (2).応力集中部の形状が変化すると応力とひずみはいかに変わるか?

  (3).衝撃荷重が加わると静的荷重に対して応力とひずみはいかに変わるか?

  (4).強度研究用試験片に生じる応力とひずみとは?なぜ重要か? 

 

7.疲労強度評価への応用と実践ノウハウ

  (1).平滑材の強度と切欠き材の強度

  (2).引張強度と疲労強度

  (3).切欠き材の疲労強度

  (4).解析事例 ~圧延ロールの疲労強度評価

 

8.その他解析事例と解析時の注意点

  (1).新型ガスケットレス管継手の開発と変形部の応力集中

  (2).世界初大型セラミックスロールの開発と熱応力の低減

  (3).異種接合材料の解析事例と界面に生じる応力とひずみ

キーワード 応力 ひずみ CAE解析 有限要素法 FEM 強度評価 応力集中 強度設計 き裂進展 疲労強度 材料力学
タグ プラスチックシミュレーション・解析異種金属金属材料材料破面解析疲労応力解析複合素材機械要素強度設計溶接・接合材料力学・有限要素法設備歯車
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日