DAC(Direct Air Capture)技術の基礎とCO2の効果的回収への応用および最新技術

~ カーボンニュートラルとCO2削減、CO2回収技術とDACについて、DACの国内外の最新動向、水分をも分離するCO2選択的DAC開発とその応用および最新技術 ~

二酸化炭素回収技術であるDACの最新技術を修得し、低コストかつエネルギー削減へ応用するための講座

水加熱時の余分なエネルギーを削減でき、高純度のCO2が得られるDAC技術を修得し、カーボンニュートラルの実現に活かそう! 

講師の言葉

現在、脱炭素技術として、大気中CO2を直接回収するDAC技術に注目が集まっています。

CO2回収の方法として、アミンを用いた化学吸収法があります。

化学的特徴としてアミンは親水性基、炭酸水に代表されるようにCO2は水溶性のため、アミンとCO2における反応では、併せて含水することが常識となっていました。

含水は、CO2の加熱放出時に水加熱分の余分な熱エネルギーを必要とし、低コスト化の課題となっていました。

一方、我々は、大気中の水分を含まずCO2を選択的に回収する技術を開発致しました。これにより、水加熱時の余分なエネルギー削減が期待されます。

さらに、条件によってはCO2のみを回収することができるため、放出時には高純度のCO2を得られることメリットもあります。

本発表ではDAC研究及び我々の技術について紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年02月19日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー化学・環境・異物対策研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・DACに興味をお持ちの方
・CO2削減を求められている企業の方
・DAC研究開発に携わる方
・エネルギー、化学プロセス、プラント、環境他関連部門の方
予備知識 ・特に必要ありません
・カーボンニュートラルからDACを取り巻く環境、我々のCO2回収研究まで順を追って説明する
修得知識 ・DAC及び関連カーボンニュートラルの知識
・CO2回収研究に関する知識
プログラム

1.カーボンニュートラルについて

(1).CO2削減を取り巻く環境

a. 惑星地球のCO2の状況

b. 世界のCO2削減

c. 国内のCO2削減

(2).カーボンニュートラルの必要性

a. カーボンニュートラルとは?

b. グローバル視野での必要性

c. 国内での必要性

(3).CO2削減に向けて我々は何をすべきか?

a. 持続可能な社会について世界的視野で考える

b. 持続可能な社会について国内視野で考える

c. 持続可能な社会について個人レベルで考える

 

2. CO2回収技術の基礎とDAC

(1).CO2回収技術の種類について

a. 総括

b. 化学吸収法

c. 物理吸着法

d. 分離膜

(2).Negative Emission技術について

a. Negative Emission技術の概念

b. CCS (Carbon dioxide Capture & Storage)

c. BECCS (Bio Energy with Carbon Capture and Storage)

d. DOC (Direct Ocean Capture)

(3).Direct Air Capture (DAC)とは?

a. DACの概念

b. 他のNegative Emission技術との比較、相違点

c. DACのメリット、デメリット

 

3. DACの最新技術

(1).起業化された技術についての紹介

a. 海外技術の紹介

b. 国内技術の紹介

(2).基礎研究技術についての紹介

a. 海外技術の紹介

b. 国内技術の紹介

(3).DAC技術の課題とは?

a. これからのDAC研究に必要なこと

b. DAC研究の将来性

 

4.水分をも分離するCO2選択的DAC開発とその応用・最新技術

(1).基礎技術の獲得経緯

a. 大気中CO2を回収する

b. 大気中CO2を選択的に回収し、ボトルネック課題を解決する

(2).応用技術の最新情報

a. 水中CO2選択的回収

b. 光を駆動力とするCO2選択的回収

c. 海水中CO2の選択的回収

(3).分離エネルギーゼロを志向した最新研究の紹介

a. 原理について

b. 検証結果

c. 分離エネルギーゼロを目指す

キーワード カーボンニュートラル CO2回収技術 化学吸収法 物理吸着法 分離膜 Negative Emission技術 CCS (Carbon dioxide Capture & Storage) BECCS (Bio Energy with Carbon Capture and Storage)  DOC (Direct Ocean Capture)  DAC ( Direct Air Capture )
タグ 研究開発環境薄膜
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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