製造業で絶対必須の「トラブル未然防止対策」と成功の実践ポイント特別講座 【弊社研修室】

~ 未然防止で実現するトラブル・事故ゼロの現場: なぜ、根本原因(真因)追及がうまくいかないか ~

・講師が独自に体系化した「未然防止3ステップ対策」と実践するための具体的な仕事術を修得し、トラブル未然防止を実現するための講座!
・根本原因を究明し、未然防止策と改善活動を実践的に行い、トラブルや事故を撲滅させよう!

*本講座は、弊社研修室で行う対面講座です。

講師の言葉

 私たちのまわりでは、さまざまな業務上のトラブルや事故が起こっています。そのたびに再発防止が叫ばれていますが、一向にその再発が止まりません。それは、トラブルの根本原因が追究されず、安易な再発防止策が講じられ、さらには未然防止ができていないからです。
 本セミナーの前半では、理論編として、講師が独自に体系化した「未然防止3ステップ対策」について、事例を交えて解説します。後半では、実務編として、未然防止を実践するための具体的な仕事術を紹介します。
 とくに、根本原因追究に注力しています。なぜなぜ分析が使われていますが、実は、これがうまく機能していません。そこで、心理学の考え方を導入した新しい方法を解説していますが、すでに多くの受講者から共感を得ています。
 この仕事術を実行することで、仕事のスキルが向上し、根本原因の追究や未然防止がうまくできることが期待できます。この仕事術の中で、1つでも共感していただけたら、早速実践してください。知識だけに留めず、実践することで経験が増えて、スキルアップにつながります。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年02月05日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー オンラインセミナー品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・業界:製造、物流、建設ほか関連部門の方
・職種:事務系・技術系問いません
・役職:管理職、現場リーダー、スタッフ、経営層の方
予備知識 ・事前に資料をご送付しますので、予習をお願いします
修得知識 ・体系化された未然防止対策法と実践のポイント
・人に頼ることなく、自分自身で問題を解決する知識が身につきます
(ただし、このセミナーで得た知識を活用して実践することがとても大切です)
プログラム

■講師 未然防止研究所 代表 林原 昭 氏
    (元 日産自動車(株))

トラブル・事故ゼロ社会の実現を目指す未然防止コンサルタント

慶應義塾大学工学部計測工学科卒業後、日産自動車入社。IE(Industrial Engineering)を学び、製造現場の生産性向上活動および生産管理・物流の実務とシステム開発を通して、業務改革・改善に取組み、現場の大切さを知る。2000年以降、自動車業界中心に,品質保証業務を通して、「未然防止」活動を実践。2017年、書籍出版をきっかけに、トラブル・事故ゼロを目指して、「未然防止」の普及活動に取り組み、セミナー・企業研修・講演およびコンサルティング活動を実践中。

HP:https://www.mizenboushi.com/

 

≪理論編:未然防止とは≫

1.業務上のトラブル・不祥事・事故の現状
  (1).トラブルとは、「あるべき姿」と「現状の姿」のギャップ
  (2).社内トラブル:仕事のやり直し、書類の間違い ⇒ 仕事の生産性低下
  (3).顧客クレーム:製品の品質不具合、納期遅れ、契約不履行
      ⇒ 顧客との信頼関係喪失。
  (4).不祥事:書類の偽造、データ改ざん、法令違反等
      ⇒ 経済的な損失、社会的な信頼の喪失
  (5).事故:交通事故、建設現場・生産現場の事故
      ⇒ 不慮の事故死が過去20年以上毎年約4万人
      ・1分1秒前まで元気だった人が突然、命を絶たれるという理不尽な事故。)
  (6).すべてのトラブル・事故には明確な原因があり、事前に原因(リスク)を取り除けば、結果論ではなく、トラブル・事故は「未然防止」が可能

2.なぜトラブルが起こるか 
  ・原因は人間のミス(ヒューマンエラー)
  (1).ミスを誘発する人間の習性と脳のクセ
  (2).ミスの4つのパターン
  (3).ミスする人間の行動心理
  (4).ミスはなくせるか ⇒ ミスをゼロにはできない。「未然防止」の導入で、
     ミスしても実害のあるトラブルをゼロにすることが可能。(チームワークが前提)
     (注)トラブル = 社内トラブル、顧客クレーム、不正・不祥事、事故の総称

3.未然防止とは
  (1).未然防止は先行投資。事が起こってからでは遅い
      ⇒ ここに「未然防止」の価値がある
  (2).未然防止は、再発防止とは違ったまったく別の概念であり、すべての活動の形骸化を防止する
  (3).未然防止のベース
      ⇒ モノづくりの品質保証(量産系、プロジェクト系)、
      IE (Industrial Engineering)、TPS (Toyota Production System)、
       プロジェクトマネジメント、失敗学、心理学
  (4).未然防止に王道なし ⇒ ビジネススキル向上が、未然防止活動を成功に導く

4.未然防止3ステップ対策
  (1).第1ステップ:緊急対応 (火事に気付いて、即火を消す。延焼を止める。)
  (2).第2ステップ:再発防止(同じ場所・同じ原因の火事を防ぐ)
  (3).第3ステップ:未然防止(異なる場所・異なる原因の火事を防ぐ)

≪実務編:未然防止の具体策≫
 (さまざまな仕事術を習得して、ビジネススキルを向上することで、未然防止が実現する)

1.改善活動の在り方(未然防止は改善活動の1つ)
  (1).現場重視(三現主義の尊重)
  (2).三現主義をベースにした改善活動の一例
  (3).改善のベースは、IE (Industrial Engineering) とTPS (Toyota Production System)
  (4).改善は特別な活動ではない
 
2.未然防止の環境つくり
  (1).なぜ未然防止が進まないか
  (2).未然防止の意識を高めるタスクフォース活動(成功事例の紹介)
  (3).トラブルコストの把握
  (4).現場に無理を押し付けていないか
  (5).品質保証の役割と責任
  (6).ミスが起こらない組織づくり(職場づくり)
  (7).上司と部下の関係性強化

3.未然防止で必須の3活動 (取り組みやすくて、効果のある活動から実施する)
  (1).5S(事務所/工場)は、最強の未然防止策
  (2).ヒヤリハット対策
  (3).変化点管理(4M/3H)

4.未然防止に役立つ仕事術

  <初級編>
  (1).「間」がミスを防止する
  (2).ミスを防ぐ業務マニュアル
  (3).ワンポイントレッスンはミスのリマインダー
  (4).業務の優先順位は、チームで合意
  (5).メールのミス防止策

  <中級編>
  (6).複数の対策で実効を上げる
  (7).トラブルの時間的範囲を特定する
  (8).品質問題解決手順
     ・自動車業界で採用されている8D手法
  (9).究極のミス防止対策
 (10).未然防止におけるPDCAサイクルの回し方

5.ビジネスの基本(未然防止活動を成功に導くために)
  (1).ビジネススキルの向上
  (2).伝える力
  (3).聴く力
  (4).コミュニケーションミスによるトラブル防止
  (5).ダイバーシティ(多様性)の尊重

6.失敗事例と成功事例からの学び方
  (1).失敗事例からの学び方
  (2).成功事例からの学び方

7.未然防止10則
  (1).自社の製品・サービスと顧客に対して、正直であれ
  (2).1人で決めるな。チームワークを尊重せよ
  (3).ミスした当事者の本音・言い訳を聴け
  (4).トラブル発生時、犯人捜しではなく、原因探し
  (5).「おかしい」「何か変」と感じたら、声を上げよ
  (6).業務執行と業務監査の機能を分離せよ。業務監査を担う人材を育てよ
  (7).コスト・納期より安全と品質を優先せよ
  (8).周知徹底に価値はなし
  (9).謙虚であれ、おごるなかれ
 (10).「結果良ければ、すべてよし」の間違い

8.全体のまとめ
  (1).未然防止の認知度が低い、真の原因究明ができていない。
      将来リスクの気付きが弱い
  (2).再発防止 =「守り」の経営、未然防止 =「攻め」の経営
  (3).過去の失敗から学んで、成功の再現性を高めることが、未然防止・スキルアップの近道
  (4).他人のふり見て、自分のふり直せ。過去のふり見て、未来のふり直せ

キーワード 未然防止 不祥事 顧客クレーム ヒューマンエラー 緊急対応 再発防止 タスクフォース 5S ヒヤリハット対策 変化点管理
タグ コミュニケーションヒューマンエラーリスク管理安全業務改善品質管理未然防止構造物自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
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