射出成形の基礎と成形不良の低減・トラブル対策および品質安定化のためのデータ活用方法とそのポイント<オンラインセミナー>

~ 射出成形と金型の基礎、射出成形における代表的なトラブルとその対策、機械学習による成形品のデータ活用方法と品質安定化 ~

・射出成形のトラブル対策から品質不良低減のためのデータ活用方法までを修得し、成形不良対策に応用するための講座

・実務上における成形トラブルの未然防止から品質データ活用の注意点やポイントを修得し、射出成形品の品質安定化に応用しよう!

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講師の言葉

第一部
射出成形は溶融した樹脂を金型内に充填して硬化させる一般的に普及した製造方法です。複雑な形状であっても金型を使って大量にコピーできることから、多種多様な製品に用いられています。そのため、製品の構造設計を行う設計者の中でも、成形品の設計をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
しかし、実際に成形を行うと、様々な問題が発生することがあります。これらの成形トラブルは、主要な原因が分かっているものもありますが、設計時にはなかなかそこまで予想できず、毎回のようにトラブルが生じて手戻りに苦労している設計者も多いと思います。
一方で、成形トラブルの未然防止については、セオリー的にどう対策すべきかという情報はあふれていますが、実務上の細かい説明が不十分なものも多いように思います。
そこで、本講座では、設計者が成形品のトラブルを未然に防止するために、具体的にどのような点に注意して、どのように対処したらよいかという点を、事例を交えて具体的に紹介したいと思います。

第二部
 本セミナーでは射出成形に関わる技術者の方を対象に、射出成形におけるデータ活用と事例の紹介を行います。導入部では、射出成形での課題とそれにかかわる情報技術について説明します。これを受けて、データ解析の道具である統計モデリングや機械学習の手法を活用した、射出成形におけるデータ活用の事例を紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年01月08日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・成形品の中堅レベルの設計担当者で、設計経験やトラブル対応の経験のある方
・成形品の設計責任者で、成形品の設計品質向上を検討している方
予備知識 ・成形品の設計経験
修得知識 ・具体的にどのような形状で設計すればトラブルを未然に防止できるか
・金型製作段階で、どのような打合せを行うべきか
・射出成形品を安定化させるために、どのようにデータを活用させるか
プログラム

第一部 射出成形の基礎と成形トラブル未然防止のポイント

1.射出成形の基礎

  (1).射出成形のしくみ

  (2).樹脂の特徴

    a.熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂

    b.結晶性樹脂と非晶性樹脂

    c.耐熱性による分類

  (3).設計者が知っておくべきポイント

    a.成形機のスペック

    b.成形品の設計内容と対応する金型構造

    c.樹脂の物性

    d.代表的な成形条件

 

2.射出成形金型の基礎

  (1).金型の基本構造

  (2).代表的な金型の種類

    a.2プレート金型

    b.3プレート金型

    c.ゲートの種類

    d.アンダーカットの処理方法

    e.冷却水路の構造

 

3.射出成形における代表的なトラブルと原因

  (1).外観に関するトラブル

    a.ひけ

    b.テカリ

    c.バリ

    d.ウェルドライン

    e.カジリ

    f.シルバーストリーク

    g.ジェッティング

    h.焼け

  (2).寸法に関するトラブル

    a.ショートショット

    b.反り

    c.段差

  (3).コミュニケーションに関するトラブル

 

4 .成形トラブルの未然防止のポイント

  (1).成形品の設計時に気を付けるポイント

    a.樹脂の選定と基本抜き勾配

    b.成形品の肉厚と構造物の肉厚

    c.パーティングラインの位置と形状

    d.構造物の配置バランス

    e.アンダーカット部の形状

    f.その他

  (2).金型を作るときに気を付けるポイント

    a.事前のシミュレーション

    b.入れ子の割りの確認

    c.狙い寸法の伝達

    d.表面処理の指示と範囲

    e.その他

 

第二部 機械学習による射出成形のデータ活用方法と品質安定化へのポイント

1.射出成形の課題と情報技術

  (1).射出成形の業務フロー

  (2).製品設計における課題

  (3).生産現場における課題

  (4).成形機ログデータ

  (5).金型内センシング

 

2.射出成形におけるデータ活用の事例紹介

  (1).成形品の不良検知

  (2).射出成形機の条件自動調整による品質安定化

  (3).射出成形機の一括監視

  (4).流動解析の近似

  (5).金型内部状態の推定

キーワード 射出成形 樹脂 プラスチック 熱硬化性樹脂 金型 ゲート トラブル対策 設計 ログデータ 時系列 統計 機械学習
タグ AI・機械学習金型射出成形
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日