１．要求精度とコスト低減を両立させる必要な設計力と公差設計

　　（１）．製品開発工程と各工程での公差設計に関わる技術的課題

　　（２）．ＧＤ＆Ｔ幾何公差設計法と設計プロセス

　   （３）．公差設計おける関連知識他

２．公差解析に必要な統計基礎知識と活用法（演習）

　　（１）．ものづくりへの統計学の活用

　　（２）．公差設計における３σ管理と工程能力指数（Ｃｐ、Ｃｐｋ）

　　（３）．工程能力指数による設計評価と工程品質評価

　　（４）．演習問題（部品生産ラインにおける部品の品質評価と対策検討）

３．公差解析の基礎（演習）

　  （１）．ＪＩＳＢ０６２５公差解析用語で制定された用語定義と解析フローの紹介

　　（２）．構造モデル（１次元、２次元、３次元）に応じた累積公差の解析手法と必要技術

　　（３）．公差解析条件設定に必要な完全互換と統計的手法に基づく不完全互換の理論と効果

　　（４）．演習問題

　　　　ａ．実機械で発生するてこ比、がたの計算法、熱変化による精度影響度の計算法

４．幾何公差による公差解析と公差設計（演習）

　　（１）．精度と低コストの両立を図る不完全互換を適用した幾何公差解析の計算法

　　（２）．演習問題

　　　　ａ．片持支持体における目標仕様値を実現する幾何公差指定の計算法

５．加工法による精度と加工コストの違いと最適化設計への活かし方（演習）

　　（１）．エンドミル加工における形状精度とコストの比較評価

　　（２）．板金折り曲げ加工における形状精度とコストの比較評価

　　（３）．演習問題

　　　　ａ．形状に応じた精度とコストを両立する公差設定

６．部品の形状計測法と計測上の留意点とそのポイント（演習）

　　（１）．幾何公差の各形体に適した計測機器と計測法

　　（２）．計測データベースに基づいた部品品質を監視する工程管理法

　　（３）．演習問題

　　　　ａ．指定された幾何公差に基づく計測法の決定と精度評価