ペロブスカイト太陽電池の基礎と成膜プロセス・評価技術 <オンラインセミナー>

~ ペロブスカイト太陽電池の基礎、ペロブスカイト太陽電池の作製と成膜プロセス、非鉛系光電変換薄膜の成膜、薄膜における物性評価技術、デバイス特性評価・シミュレーション技術 ~

・ペロブスカイト太陽電池の基礎から成膜プロセスまでを修得し、高性能化・高耐久化を確保した成膜プロセス・界面処理技術に活かすための講座

・ペロブスカイト太陽電池の組成分類から、成膜プロセス、必要且つ重要な評価(計測・解析)技術を理解し、高性能で信頼性の高い製品のデバイス設計に活かそう!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 ハロゲン化鉛ペロブスカイトは、その優れた基礎物性や安価さ、プロセス簡便性から大きな注目を集めてきました。過去十数年の間に、様々な分類の鉛ペロブスカイトや成膜プロセス、素子構造が研究されてきています。一見シンプルに見える成膜プロセスですが、化学的知見に基づいたノウハウが必要であり、その品質制御性に難しい点も多く、参入障壁が高くなりつつあります。

 本セミナーでは、ペロブスカイト太陽電池の組成分類から、それぞれにおける成膜プロセス、そして重要な評価(計測・解析)技術について講演を行います。特に、成膜プロセス技術と評価手法に重点をおいて講演を行いたいと考えております。

 また、関連する非鉛光電変換材料(SnペロブスカイトやBi系材料)に関しても基礎物性からデバイス特性、問題点などに関して説明を行います。

 

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年03月13日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・ペロブスカイト太陽電池の研究開発に従事されている、および興味のある方
・非鉛材料の研究開発に従事されている、または興味のある方
・物性やデバイス特性の計測・解析テクニックに興味がある方
予備知識 ・半導体や物理化学に関する基礎知識があるとよいが、できるだけかみ砕いて解説します
(エネルギー準位、p型/n型、ギブズエネルギー等)
修得知識 ・ハライドペロブスカイトや非鉛材料の基礎物性とその特徴
・ハライドペロブスカイトの分類と成膜プロセスに関する知識
・材料開発で使う評価技術(ペロブスカイトや太陽電池に限らない)
・ペロブスカイト太陽電池の作製と成膜プロセス技術
・重要な評価(計測・解析)技術
プログラム

固体物理やデバイス物理から、高性能化・高耐久化のための成膜プロセス・界面処理技術、有用な情報を得る計測・解析・シミュレーション技術

1.ペロブスカイト太陽電池・関連デバイスの基礎
  (1).ペロブスカイト太陽電池の導入とこれまでの研究展開
  (2).ペロブスカイト太陽電池および関連デバイスのしくみ
    a.デバイスの構造と駆動原理
    b.等価回路モデル
  (3).ハライドペロブスカイトの基礎(固体物理)
  (4).ハライドペロブスカイトの特徴・分類
  (5).関連する非鉛材料の紹介と特徴
  (6).近年の動向と課題

2.ペロブスカイト太陽電池の作製と成膜プロセス
  (1).太陽電池の作製工程と注意点、構造(順型 or 逆型)の適性
  (2).ペロブスカイト成膜法の種類と特徴
  (3).スピンコート法と関連工程
      (貧溶媒、ガスクエンチなどプロセスの違いとその特徴、使い分けについて)
  (4).バー/ブレードコート法と関連工程
  (5).添加剤効果
  (6).溶液プロセスにおける結晶成長理論と高品質化指針
     (結晶粒サイズの向上や欠陥の減少などの、品質制御に関するメカニズム)
  (7).表面処理技術
  (8).電荷輸送層の成膜(順型・逆型)

3.非鉛系光電変換薄膜の成膜
  (1).Snペロブスカイトの成膜法と高性能化のポイント
     (どう酸化を抑制するか)
  (2).Bi、Sbハライド材料(Ag-Bi-Iなど)
  (3).Bi、Sbカルコゲナイド(Sb2S3、AgBiS2など)
  (4).Bi、Sbカルコハライド(MASbSI2など)

4.薄膜における物性評価技術と得られる知見
  (1).分光測定(吸収端解析・発光・光電子分光など)
  (2).構造評価(X線回折、2次元X線回折)
  (3).モルフォロジー評価(AFM、SEM、画像解析)
  (4).時間分解測定(発光寿命、過渡吸収、TRMC)
 ・ペロブスカイト薄膜における様々な品質要素(結晶粒サイズや欠陥量、被覆性、空間的な組成均一性など)を分離して評価することで、効果的な条件最適化につなげる

5.デバイス特性評価・シミュレーション技術、そこから得られる知見
  (1).基本的な測定(JVやEQE測定)
  (2).光量依存測定(理想因子算出など)
  (3).時間分解測定(過渡電圧/電流測定)
  (4).フリーソフトSCAPSによるデバイスシミュレーション
 ・複数の材料を接合した際に現れる特性(界面再結合や電荷輸送性能など)および基礎物性評価では評価困難な電気特性(電子・ホールトラップの分離と定量)を評価することで、適切な実験アプローチにつなげる。

キーワード ペロブスカイト太陽電池 ハライドペロブスカイト ハロゲン化鉛ペロブスカイト 成膜プロセス ペロブスカイト成膜法 スピンコート法 バー/ブレードコート法 Bi Sbハライド材料 Biカルコハライド Sbカルコハライド 物性評価技術 分光測定 構造評価 モルフォロジー評価 時間分解測定 光量依存測
タグ エネルギーエネルギーマネジメントシステムシミュレーション・解析スマートグリッド薄膜自然エネルギー省エネ設備太陽電池電池発電
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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