ゴム/金属加硫接着技術の基礎と接着不良対策および耐久性向上のポイント <オンラインセミナー>

~ 合成ゴム・加硫接着剤の種類と特徴、加硫接着のメカニズムと接着不良対策のポイント、接着剤塗装における安全対策と塗着効率の改善、ゴム/金属加硫接着体の耐久性向上、熱可塑性樹脂との複合化技術 ~

・ゴムと金属の特長を両立させるため、耐久性や性能向上が可能な加硫接着の基礎から接着不良対策や耐久性向上技術までを修得し、実務での課題解決やトラブル対策に活かすための講座

・VOC(揮発性有機化合物)規制への対策技術や熱可塑性樹脂との複合化技術などの最新接着技術を修得し、耐久性を確保しながら顧客ニーズに合わせた高機能・高性能な製品の開発に応用しよう!

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講師の言葉

(第1部)

 ゴムと金属の加硫接着複合部品は、金属材料の高抗張力とゴム部品の弾性特性を両立するためゴム単独では出来ない耐久性や性能向上が可能となり、自動車、一般産業、鉄道、船舶など広範囲に使用されている。これらの部品は部品機能に応じて過酷な環境で使用される場合もあるため、接着剤の選定と工程設計を誤ると重大な機能クレームに発展する可能性がある。また、VOC規制や温暖化対策のためのCO2削減なども大きな課題となっている。

 本講座では、接着剤の種類ごとの特性とそれぞれの注意すべきポイントをまとめ、接着特性や試験片にて評価する方法、接着工程での問題点と原因推定、評価方法、対策案について解説する。最後に最近のVOC対策技術について、特に実用化が近い、フイルム接着剤の開発状況を紹介する。

(第2部)

 ゴムと異種材料の接着、特に工業的に広く展開されているゴムと金属の加硫接着技術は、直接接着法と間接接着法に便宜的に分類され、特に間接接着法は各種加硫接着剤の開発・上市により広く世の中に展開されている。

 本セミナ-においても間接接着法を取り上げ、特に顧客要求として顕在化している二つのポイント、つまり「接着耐久性の向上」「被着体としての金属の樹脂化」に関する技術を取り上げる。

セミナー詳細

開催日時
  • 2024年11月06日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・自動車部品メーカー、自動車、家電、完成品メーカー、素材メーカーに関連する企業の方
・ゴム製品の設計、開発、製造に携わる技術者の方
・ゴム材料と異種材との接着技術を修得したい技術者の方
・実務で加硫接着を使用していてトラブルを抱えている技術者の方
予備知識 ・高校化学の基礎知識程度
修得知識 ・加硫接着技術の基礎
・接着不良の原因と対策や接着耐久性向上のポイント
・接着塗装時の安全対策
・接着剤の塗着効率改善手法
・被着体としての金属の樹脂化技術
・ゴムと熱可塑性樹脂との複合化技術
・加硫接着に関する最新技術動向や今後の展望
プログラム

(第1部)基礎から学べるゴム金属加硫接着技術と最新動向

1.合成ゴムの種類と特性

  (1).汎用ゴム

  (2).耐油性ゴム

  (3).耐油耐熱ゴム

  (4).特殊ゴム

 

2.加硫接着のための表面処理技術

  (1).金属(鉄系)

  (2).非鉄金属

  (3).プラスチック

 

3.加硫接着剤の種類と特徴

  (1).汎用接着剤

  (2).耐熱接着剤

  (3).高強度接着剤

 

4.加硫接着メカニズム

  (1).文献による接着機構の解説

  (2).成型方式による影響

  (3).大型成型物のステップ加硫

  (4).低温での接着反応の限界

  (5).接着剤の発ガス性

  (6).接着界面近傍の架橋密度の変化

 

5.接着不良の原因と対策方法

  (1).接着剥がれの種類と表現方法

  (2).塩水噴霧による金属面剥がれ

  (3).ゴムの極性による接着面剥がれ

  (4).接着不具合の事例(発ガスなどの要因)

 

6.接着塗装と安全対策

  (1).安全点検事項

  (2).火災事故防止策

  (3).潜在的な火災事故の作業

 

7.接着剤塗装の塗着効率の改善

  (1).スプレー塗着効率

  (2).静電塗工での塗着効率改善

 

8.加硫接着剤の最新動向

  (1).無溶剤型接着剤

  (2).接着剤フイルム

  (3).後接着の特徴

 

 

(第2部)間接接着法によるゴム/金属加硫接着の耐久性向上技術と今後の展望

1.ゴムと異種材料の接着

  (1).ゴム製品と接着技術

  (2).ゴム加硫接着技術の分類

 

2.ゴム/金属加硫接着体の耐久性向上

  (1).腐食環境における接着劣化

  (2).被着体(金属)へのブラスト処理技術適用

  (3).被着体(金属)へのリン酸塩化成処理技術適用

    a.化成処理技術の発展と適用分野

    b.化成処理技術のゴム接着技術への応用展開

    c.工程設計及び現場管理技術

    d.環境対応技術の開発

 

3.熱可塑性樹脂とゴムの複合化技術

  (1).未加硫ゴムと熱可塑性樹脂の加硫接着(直接法)

  (2).未加硫ゴムと熱可塑性樹脂の加硫接着(間接法)

  (3).加硫ゴムの接着(加硫ゴムの表面処理)

  (4).加硫ゴムと熱可塑性樹脂の接着(樹脂射出成形による接着法)

 

4.今後の技術開発

 

キーワード 工業ゴム 金属材料 異種材接合 加硫接着剤 抗張力 弾性特性 接着耐久性向上 性能向上 VOC規制 CO2削減 SDGs 間接接着法 金属の樹脂化 接着不良対策 接着劣化対策 揮発性有機化合物
タグ ゴム界面活性剤化学シール・ガスケット環境金型金属高分子トライボロジーバルプ・ポンプ射出成形樹脂・フィルム成形加工接着・溶着モータロボット医療機器表面処理・めっき複合素材機械腐食・防食強度設計溶射溶接・接合工作機軸受け自動車・輸送機省エネ振動・騒音電気化学電子部品電装品配管歯車油・空圧
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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