セラミックス焼結の基礎と構造の制御・評価技術を用いた機能性向上への応用 <オンラインセミナー>
~ 液相法におけるセラミックスの成形・焼結プロセスと微構造制御技術、固相法における焼結体微構造の定量評価手法と構造変化の予測技術 ~
・セラミックス焼結プロセスの基礎から構造制御技術や高度な焼結コントロール技術を修得し、セラミックス製造実務に活かすための講座
・液相法を用いた微粒子分散による構造制御技術や固相法における焼結体の微構造分析および構造予測シミュレーション技術を修得し、目的に合わせて機能性を付与・向上させた信頼性の高い製品を開発しよう!
オンラインセミナーの詳細はこちら:
・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。
講師の言葉
(第1部)
バルクセラミックスでの機械特性の向上、また機能発現や機能向上には、それぞれの機能や特性に合わせた微構造(密度、粒径、結晶配向、粒界制御)の造り込みが必要となる。
本講座においては、最終的な焼結過程にて効果的に微構造を制御するための成形、さらには成形性などを左右するスラリー作製のための粒子分散について解説し、緻密化後に塑性加工などの出来ないセラミックスにおける微構造制御に関して概説する。微粒子分散の実際の手法およびその適用例についての知識を習得し、各種成形法と焼結手法を用いたセラミックスの微構造制御の実例と有効性に関する情報が得られることを目的とする。
(第2部)
固相焼結プロセスは、燃料電池やセラミックコンデンサなどの特性を決定づける重要な製造プロセスですが、所望の特性を得るためには、焼結体の変形速度や微構造レベルの挙動を正しく理解しておく必要があります。例えば、積層レイヤ―を一体で焼結するプロセスでは、より一層高度な焼結コントロール技術が求められ、焼結条件によっては、焼結体の変形や破壊といったデバイスの信頼性を大きく低下させる課題に直面します。現状ではこうした焼結プロセス設計に対し、試行錯誤的なアプローチが主体となっています。
そこで本セミナーでは、焼結プロセスを高度に制御するための技術である、焼結体の微構造分析技術、計算機シミュレーションによる焼結予測技術、一体焼結プロセスの変形理論などについて概説します。また、焼結微構造の機械的特性を予測する様々な数値シミュレーション技術等の応用トピックについても紹介します。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2024年07月31日(水) 10:30 ~ 17:30
|
開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、加工・接着接合・材料、化学・環境・異物対策 |
受講対象者 |
・セラミックス製造業務に携わって2~3年程度の若手技術者の方
・セラミックス創製に関して基礎的な知識を得たい技術者の方
・液相を用いたセラミックス成形を行おうとしている方
・セラミックスの特性向上を行うためのヒントが欲しい方
・セラミックスをベースとした固相焼結製造プロセスに携わる技術者の方
・セラミックス焼結体の微構造分析を行おうとしている方
・セラミックス焼結体の機械的特性に興味のある方
・一体焼結プロセスの変形制御のための基礎知識を得たい方
・計算機シミュレーションによる焼結設計を考えている方
|
予備知識 |
・応力や歪みといった材料力学に関する初歩知識を一部使用します |
修得知識 |
・微粒子分散の手法およびその適用例についての知識
・分散制御をすることによるセラミックスの微構造制御への有効性
・セラミックス固相焼結の微構造変化に関する基礎知識
・セラミックス焼結体の微構造を定量分析する技術
・計算機シミュレーションによる焼結予測技術(基礎と応用)
・積層セラミックス一体焼結時の変形に関する基礎理論と計測技術
|
プログラム |
(第1部)バルクセラミックスでの成形・焼結技術の基礎と機能性付加・向上への応用
1.セラミックス成形プロセスの基礎
(1).スラリー中での微粒子分散・凝集(コロイドプロセスの基礎)
(2).スラリーを用いたセラミックスの成形
(3).電場を利用したセラミックスの成形
(4).磁場を利用したセラミックスの成形
2.焼結プロセスの基礎
(1).焼結の基礎と手法
(2).各種焼結法の紹介
(3).炭化ケイ素(難焼結材料)での実例
a.SiC粒子のミリ波焼結
b.無助剤でのSiC緻密化(コロイドプロセスとSPSの利用)
3.機能発現に向けた微構造制御のための成形・焼結プロセスの実例
(1).超塑性セラミックスの作製事例
a.アルミナ基セラミックス超塑性
b.ジルコニアセラミックス超塑性
(2).透光性セラミックスの作製事例
a.透光性酸窒化アルミニウム(AlON)
b.透光性アルミナ(多結晶サファイヤ)
(3).リチウム二次電池正極(コバルト酸リチウム)の微構造制御
(4).イオン伝導体の微構造制御と伝導特性(アパタイト型ランタンシリケート)
(5).配向積層アルミナの作製事例(残留応力制御)
(第2部)セラミックス焼結体の微構造分析と焼結プロセスの予測
1.固相焼結プロセスの基礎
(1).固相焼結の駆動力
(2).焼結中のマクロスケールな変形
(3).焼結中のメゾスケールな微構造変化
(4).焼結中のミクロスケールな拡散
(5).固相焼結制御の課題
2.焼結体微構造の定量評価法
(1).焼結体製造方法
(2).走査型電子顕微鏡による二次元微構造評価
(3).集束イオンビーム-走査型電子顕微鏡複合装置による三次元微構造評価
(4).構造パラメータの定義と算出方法
3.焼結中の微構造変化の予測技術
(1).微構造予測シミュレーション技術概要
(2).微構造予測シミュレーション基礎アルゴリズム
(3).妥当性検証
(4).予測例と課題
(5).機械的特性評価への応用
4.一体焼結プロセスの評価技術
(1).自由焼結/拘束焼結/一体焼結
(2).自由焼結体の収縮変形のその場観察
(3).一体焼結体のそり変形のその場観察
(4).一体焼結の有限要素法シミュレーションによる予測例
|
|
キーワード |
セラミックス 焼結プロセス 固相 液相 成形 スラリー コロイド 微粒子 分散 凝集 拡散現象 構造制御 アルミナ 酸化アルミニウム ジルコニア 酸化ジルコニウム 窒化アルミニウム 機能性向上 機能発現 微構造変化 構造分析 定量評価 焼結予測技術 シミュレーション 燃料電池 セラミックコンデンサ |
タグ |
ガラス、ゲル・スラリー、化学工学、シミュレーション・解析、材料、パワーデバイス、成形加工、分散、粉体・微粒子、熱処理、複合素材、材料力学・有限要素法、磁石・磁性材料、電磁波、伝熱 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
|
会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
|
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。