油圧機器・油圧回路技術の基礎とトラブル対策のポイント 

~ 油圧システム構成の5要素(アクチュエータ、ポンプ、バルブ、作動油タンク、アクセサリー)の構造と動作原理、選定上の注意点、油圧回路と実例、トラブルの原因究明と対策のポイント ~

・講師の長年の経験をもとにした油圧技術とトラブル対策技術を修得し、実務に活かすための講座
・油圧システム構成の5要素(アクチュエータ、ポンプ、バルブ、作動油タンク、アクセサリー)の構造と動作原理、油圧機器要素と作動油、油圧回路設計技術を修得し、製品開発に応用しよう!
・油圧回路の設計にあたり、回路の構想および機器の選定にも役立つ講座です

*本講座は、弊社研修室で行う対面講座です。

講師の言葉

 油圧機器やシステムの設計、製造、設備管理などに関わる方等を対象に、油圧技術の基礎を分かり易く解説します。 油圧技術の基礎として、油圧システム構成の5要素(アクチュエータ、ポンプ、バルブ、作動油タンク、アクセサリー)の構造と動作原理、油圧回路の動作と実例などを3D-CADで作成したアニメーションや動画により、分かり易く解説します。 合わせて、油圧機器に使用されている機械要素(ボルト、軸受、シール他)の基礎知識、油圧作動油についても解説します。
 講師が長年携わってきた、油圧機器設計を通して得た経験、知識を基に、トラブル対応などについても実例を交えて解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2024年05月21日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・ 油圧機器の設計・開発・製造に携わる方
・ 産業機械、設備、自動車、産業ロボット、造船、航空機、鉄道車両等で油圧技術に関心のある設計、
開発、生産技術、 品質保証部門などの方
・機器製品やシステムの設計、製造、設備管理などに関わる方で、油圧技術に関する基礎知識を学びたい方
予備知識 ・機械工学の基礎知識があれば、より理解しやすいです
修得知識 ・油圧システムの5要素(アクチュエータ、ポンプ、バルブ、タンク、アクセサリー)に関する知識
・機器要素・機構設計の基礎知識、構造と作動原理、利用の方法
・トラブル対応手順とそのポイント
・油圧技術に関するより専門的な知識を学びたい時、それに先行して入門的知識を得る事ができます
プログラム
1.油圧の基礎
  (1).歴史と応用分野
    ・産業車両、船用装置、産業機器、建設機械
  (2).パスカルの原理
  (3).油圧の長所と短所      
    ・油圧動力、動力伝達
  (4).電動との比較     
    ・動力密度
  (5).最新の技術動向    
    a.フルードパワーと電動パワー     
    b.小型化、高速化、大容量化
 
2.油圧システム構成の5要素の構造と動作原理および選定上の注意点、不具合対策
  (1).ポンプ  
    a.種類と構造  
    b.性能・特徴と主要素
  (2).バルブ
    a.圧力制御弁  
    b.方向制御弁   
    c.流量制御弁   
    d.その他
  (3).アクチュエータ  
    a.モータ       
    b.油圧シリンダ
  (4).タンクと各種アクセサリー
    a.タンク
    b.ホースと継手金具  
    c.フィルター  
    d.圧力計  
    e.その他
  (5).各要素選定上の注意点と不具合事例
    a.油圧システムの設計    
    b.アクチュエーター      
    c.ポンプ
    d.バルブ    
    e.作動油タンク・アクセサリー   
 
3.機器要素と作動油
  (1).ボルト
    a.ボルトと被締付け物  
    b.締付け線図  
    c.ボルトの変動荷重分担  
    d.ボルト締付けトルクと軸力  
    e.ボルトの強度区分   
    f.スプリング
  (2).軸受
    a.軸受の種類
    b.軸受の寿命
  (3).シール材
    a.オイルシール       
    b.Oリング
  (4).油圧作動油
    a.特性
    b.種類
    c.選定のフローチャート
    d.圧縮性・体積弾性係数
    e.粘性(ネンドグレード、粘度指数)
    f.凝着摩耗と潤滑
    g.潤滑特性評価試験
 
4.油圧回路と実例
  (1).無負荷回路
  (2).圧力回路
  (3).速度回路
  (4).その他(モータ制御回路、マルチ弁制御回路)
  (5).実用例
 
5.トラブル対策とそのポイント
  (1).デザインレビュー     
    a.DRとフロントローディング     
    b.DRとコンカレントエンジニアリング
  (2).設計段階での未然防止(FMEA)
  (3).トラブル発生時の原因究明(FTA)
  (4).事例紹介   
    a.ボルトの緩み・折損  
    b.疲労強度設計不良・評価不良  
    c.システムの作動不良
    d.油圧作動油に関わる不良
キーワード 油圧 フルードパワー ポンプ バルブ アクチュエータ タンク ボルト 軸受 シール材 作動油 油圧回路 
タグ アクチュエータシール・ガスケットバルプ・ポンプ疲労回路設計軸受け油・空圧
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
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