鉄鋼材料の熱処理硬化技術と製品の高性能化への応用および実践ノウハウ <オンラインセミナー>

~ 鉄鋼材料について、その焼入れ・焼戻し技術と不具合事例、表面熱処理の基礎、表面焼入れ/浸炭窒化焼入れ/窒化処理技術の応用と不具合事例 ~

・鉄鋼材料を高強度化するための、さらにはじん性を維持したまま高い耐摩耗性(強度)を得るための熱処理硬化技術を修得し、金属製品の高性能化や長寿命化に応用するための講座

・焼入れ・焼戻しなどの基礎から表面焼入れ、浸炭焼入れ、窒化処理などの実践ノウハウまで修得し、実製品に正しく適用するためのセミナー!

※このセミナーを受講された方は、後日、講師に質問や技術相談が可能です

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講師の言葉

 一般に鉄鋼製品は、焼入れ・焼戻しによって硬化させて耐摩耗性や強度を高めますが、鋼種の選定や個々の熱処理条件を調整して延性やじん性も両立させています。さらには、機械部品や工具類の中には、じん性を十分に維持したままで表面には耐摩耗性を強く要求されるものも多く存在します。これらの要求を満足させさせたい場合には、表面熱処理による表面硬化処理が行われています。

 本講では、鉄鋼製品の熱処理による硬化技術として、全体熱処理としての焼入れ・焼戻し、表面だけ急速加熱する表面焼入れ、全体を加熱して表面から鉄(Fe)以外の元素を染み込ませる拡散浸透処理について、基礎はもとより。それらを実製品に適用する際の留意事項などを分かり易く解説します。金属製品の高性能化・長寿命化を図る手段として正しく適用するためには、これらの技術を十分に理解しておかなければなりません。この講座は、その際の指針となるものであり、非常に参考になることを確信しています。

本セミナーは対面形式からオンライン形式に変更となりました

セミナー詳細

開催日時
  • 2024年04月09日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・金属製品製造業など全ての工業製品製造業における設計技術者および品質管理担当者
・切削加工など機械加工業、プレス加工など金属加工業の加工技術者
・表面熱処理技術の基礎から応用まで学びたい熱処理従事者
・鉄鋼製品を利用しているすべてのユーザー
予備知識 ・個々の技術について基礎から解説するので予備知識は特に必要ありませんが、鉄鋼材料(JIS規格)とその熱処理に関する概略的な基礎知識があれば、より理解しやすい
修得知識 ・鉄鋼製品の熱処理硬化法として、焼入れ・焼戻しをはじめ、表面焼入れ、浸炭焼入れ、窒化処理などの表面熱処理について、基礎から実践ノウハウまで学べるので、これらを自社製品に適用する際に必須の知識を習得できる
プログラム

1.焼入れ・焼戻しによる硬化技術

  (1).鉄鋼材料と炭化物の種類

    a.鉄鋼材料とは

    b.焼入れ・焼戻しにともなう組織変化

    c.炭素および合金元素の役割

    d.各鋼種の焼入れ・焼戻しにおいて留意すべき事項

  (2).機械構造用鋼の焼入れ・焼戻し

  (3).工具鋼の焼入れ・焼戻し

    a.炭素工具鋼

    b.低合金工具鋼

    c.冷間金型用ダイス鋼

    d.熱間金型用ダイス鋼

    e.ハイス

  (4).マルテンサイト系ステンレス鋼の焼入れ・焼戻し

  (5).焼入れ・焼戻しに関連した不具合事例

 

2.表面熱処理による硬化技術の種類と特徴

  (1).表面熱処理の分類

  (2).表面硬化を目的とした主な表面処理法の特徴

  (3).表面硬化処理によって得られる硬さ

  (4).鉄鋼材料を対象とした表面硬化法の比較

 

 

3.表面焼入れ(主に高周波焼入れ)

  (1).表面焼入れの種類と概略

  (2).高周波焼入法

    a.原理

    b.特徴

    c.問題点

  (3).高周波焼入品の特性

    a.残留応力

    b.顕微鏡組織

    c.硬さ分布

    d.疲労強度

  (4).近接効果とエッジ効果

  (5).硬化層に及ぼす前組織の影響

  (6).高周波焼入れに関する不具合事例

 

4.浸炭・浸炭窒化焼入れ(主にガス浸炭)

  (1).浸炭法の種類と概略

    a.固体浸炭

    b.液体浸炭

    c.ガス浸炭

    d.真空浸炭

  (2).浸炭温度と浸炭時間

  (3).浸炭処理品の特性

    a.残留応力

    b.顕微鏡組織

    c.硬さ分布

    d.疲労強度

  (4).浸炭焼入品におけるショットピーニングの効果

  (5).浸炭・浸炭窒化における不具合事例

 

5.窒化・軟窒化処理(主にガス窒化・ガス軟窒化)

  (1).窒化およびその関連処理の種類

  (2).窒化・軟窒化の概略

    a.ガス窒化

    b.直流プラズマ窒化

    c.アクティブプラズマ窒化

    d.塩浴軟窒化

  (3).窒化処理品の特性

    a.顕微鏡組織

    b.硬さ分布

    c.疲労強度

  (4).工具鋼、マルテンサイト系ステンレス鋼の窒化処理

  (5).他の表面処理との複合処理

  (6).窒化・軟窒化に関する不具合事例

 

6.その他の拡散浸透処理

  (1).金属元素の拡散浸透処理

  (2).非金属元素の拡散浸透処理

 

キーワード 鉄鋼材料 表面処理 熱処理 表面硬化処理 焼入れ 焼戻し 不具合事例 高周波焼入法 残留応力 組織 疲労強度 近接効果 エッジ効果 浸炭 窒化 ショットピーニング 工具鋼 ステンレス鋼 拡散浸透処理
タグ ガス金属金属材料プラント熱処理破面解析疲労応力解析表面改質表面処理・めっき機械機械要素強度設計構造物設備
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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