撹拌スケールアップの基礎と撹拌動力・混合性能の検証と向上技術のポイント <オンラインセミナー>

~ 撹拌槽のスケールアップ、撹拌動力の決定法と混合特性の同定、スケールアップの検証、スケールアップに関連する技術検討のポイント ~

・製品の工業化や、プラント立ち上げに伴う「スケールアップ」の基礎と実践的応用を修得する講座!

・スケールアップの基礎から、撹拌動力の決め方、混合特性の解析方法、検証のポイント、スケールアップに関連する技術検討事項を修得し、実機における効果的な撹拌・混合操作に活かそう! 

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講師の言葉

 いつか「プラント一式の計画と立ち上げを任せられる」ようになってほしい。これは、特に若い技術者に対する変わらぬ希望である。

 プラントの計画と立ち上げとは(1)新規製品の工業化や既存事業の拡大、或いは(2)技術の合理化・革新を目的として行われる。これを担当することは「事業(経済)」と「技術」の両面において社業に貢献することに他ならない。

 上掲の(1)と(2)はいずれも「スケールアップ」を伴うものであることから、本講では一例として化学プラント等で多用される「撹拌槽」を採り上げ、そのスケールアップ手法について実例を踏まえて解説する。

 受講者は本講をとおしてその「基礎と実践的応用」を学び、プラントの計画と立ち上げを担える実力を身につけていただきたい。

セミナー詳細

開催日時
  • 2024年04月23日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー化学・環境・異物対策
受講対象者 ・スケールアップ全般に関心のある技術者、研究者の方
・新規製品の工業化に着手しようとする技術者、研究者の方
・化学反応に限らず撹拌・混合に興味のある技術者、研究者の方
・現象のモデル化(数式化)に関心のある技術者、研究者の方
・プロセス・エンジニアとしてキャリアを積もうとしている若手技術者の方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・化学反応器、または反応を含まない撹拌・混合機のスケールアップ手法
・撹拌動力の決定法と混合性能の同定手法
・重合反応のシミュレーション
プログラム

1.スケールアップの基礎

  (1).スケールアップとは

    a.定義

    b.「無」から「有」を具現する

  (2).スケールアップの流れ

    a.原型機による実験

    b.実験データの解析とスケールアップ基準因子の見極め

    c.実機仕様の決定(基本設計)

    d.実機の詳細設計と設計変更への対応

    e.スケールアップの検証とその結果の継承

 

2.撹拌槽のスケールアップ

  (1).プロセス工業における撹拌槽の位置付け

  (2).撹拌槽

  (3).撹拌性能を決定する重要な諸元

  (4).スケールアップ比の決定

  (5).スケールアップ比と撹拌特性倍率

    a.スケールアップの基準因子

    b.原型機と実機の撹拌特性の対比

  (6).スケールアップの基準因子を読み解く

 

3.撹拌実験(原型機)

  (1).撹拌動力の測定と結果の適用

    a.測定方法

    b.撹拌動力数-レイノルズ数線図

    c.所要撹拌動力の決定

  (2).混合特性の同定

    a.ステップ応答法による混合特性の解析

    b.1段完全混合槽の残存濃度曲線

    c.可視化実験による混合時間の測定

    d.無次元混合時間-レイノルズ数線図

 

4.スケールアップの検証(実機)

  (1).撹拌動力

    a.要求仕様変更への対応

    b.水運転と実液運転での検証

     c.モーター動力の推算方法

  (2).混合特性

    a.ステップ応答法による混合特性の解析

    b.槽列モデルによる検証

 

5.スケールアップに関連する技術検討のポイント

  (1).次元解析

    a.無次元数と相似則

    b.撹拌動力数の次元解析

    c.撹拌動力数はレイノルズ数のみの関数とみて良いか

    d.撹拌翼を増設するときの動力計算

  (2).原型機-実機間の幾何学的相似を外すときの考え方

  (3).反応のシミュレーション

    a.連続塊状重合の例

    b.回分式懸濁重合の例

  (4).立ち上げを想定した事前検討

    a.スタートアップ/シャットダウン手順

    b.エマージェンシー(重合開始剤濃度の急上昇)への対応

    c.圧力急上昇(安全弁の基本仕様)への対応

    d.マニュアル作成のためのシミュレーション

 

6.まとめ

  (1).スケールアップのための教訓

    a.「今そこにある撹拌槽」で始めてはいけない

  (2).質疑応答

キーワード スケールアップ 撹拌槽 撹拌動力 混合特性 撹拌動力数 レイノルズ数線図 1段完全混合槽 可視化実験 ステップ応答法 シミュレーション
タグ 化学工学攪拌・濾過・蒸留
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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