• 2024年03月29日(金) 10:30 ~ 17:30

１．プラスチック成形品の強度設計を行う際に考慮する事項
　　（１）．強度設計の進め方
　　（２）．考慮する事項について

２．応力解析に関係するプラスチック特有の性質
　　（１）．結晶化とこれに伴う変化
　　　　ａ．結晶化速度と温度
　　　　ｂ．結晶化に伴う収縮
　　　　ｃ．結晶化速度と圧力
　　（２）．充填材を添加したプラスチックの成形に伴う物性の異方性発生、ウエルド部の強さ
　　　　ａ．異方性の発生メカニズム
　　　　ｂ．物性値の異方性、ウエルド強さ
　　　　ｃ．充填材添加プラスチックの物性の複合則と異方性
　　（３）．プラスチック特有の粘弾性特性
　　　　ａ．粘弾性とは
　　　　ｂ．時間温度換算則
　　　　ｃ．応力緩和の積分法則とクリープの積分法則
　　　　ｄ．温度が変わる場合における重ね合わせの原理
　　（４）．温度変化に伴う残留応力の発生メカニズムと解析例
　　　　ａ．熱粘弾性力学モデルによる残留応力発生メカニズムの定性的説明
　　　　ｂ．残留応力の解析例

３．プラスチックの強さを変える要因
　　（１）．疲労
　　　　ａ．疲労破壊特性
　　　　ｂ．疲労負荷の種類と耐久（定寿命）線図の考え方
　　　　ｃ．繰り返しの負荷に伴う発熱現象
　　　　ｄ．粘弾性材料に繰り返し負荷が加わる際の発熱のメカニズム
　　　　ｅ．累積損傷則（マイナー則）
　　（２）．負荷時間、遅れ破壊（クリープ破壊）
　　　　ａ．遅れ破壊（クリープ破壊）現象
　　　　ｂ．クリープ破壊における時間・温度換算則
　　　　ｃ．クリープ負荷によるクラックの成長速度
　　（３）．熱、紫外線、環境物質
　　　　ａ．熱劣化
　　　　ｂ．紫外線劣化
　　　　ｃ．紫外線を含む環境劣化
　　　　ｄ．複合劣化
　　　　ｅ．環境物質・化学薬品による劣化
　　　　ｆ．耐熱性の評価方法

４．残留応力の測定法と残留応力低減成形法への応用
　　（１）．残留応力の測定法
　　　　ａ．残留応力を生じさせる要因
　　　　ｂ．測定法
　　　　　　・機械的測定法
　　　　　　・光学的測定法（光弾性法）
　　　　　　・環境応力破壊（ＥＳＣ）法
　　　　　　・Ｘ線法
　　　　　　・ラマン法
　　（２）．成形にともなう残留応力測定例
　　　　ａ．熱可塑性樹脂の射出成形板
　　　　ｂ．熱硬化性樹脂のトランスファ成形円筒
　　（３）．低残留応力化材料
　　　　ａ．フィラー充填量と成形性の関係
　　　　ｂ．フィラー形状、粒度分布とモールド材料の粘度変化
　　　　ｃ．フィラー充填量と線膨張係数の関係
　　　　ｄ．収縮率などの異方性低減
　　（４）．残留応力を低減する成形法
　　　　ａ．超音波射出成形
　　　　ｂ．冷熱サイクル成形
　　　　ｃ．電磁誘導加熱成形
　　　　ｄ．炭酸ガス溶解成形
　　　　ｅ．多段速度制御定圧成形
　　　　ｆ．射出圧縮成形
　　　　ｇ．成形条件と残留歪、残留応力

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