精度、加工、コストを考慮した機械設計のポイントと実務上のノウハウ  <オンラインセミナー>

~ 機械設計の構想時に注意すべきこと、構造設計で発生する注意ポイントと性能の差、コストの差、材料選定の基礎と使い分け、CADで設計するがゆえに失敗しやすいポイント ~

・実務設計上における判断のポイントや注意点を修得し、ユーザの要望に合った設計を実現するための講座
・精度、材料、加工、さらに設計にまつわるコストを考慮した設計上のポイントやノウハウを修得し、設計実務に活かそう!

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講師の言葉

 機械設計を行っていくと、構造図を描くときはもちろん、設計が進んでからも、どのような形にしたらよいか、どのような構成にしたらよいか迷うことが多いのはないでしょうか。駆け出しの設計者はもちろん、ベテランの設計者でさえも、様々な要因を考慮すればするほど判断に迷うことは少なくありません。
 迷う大きな要因のひとつは、精度やコストが要望とマッチしているのかよくわからないからです。機械設計者として基本的な機構の設計を知っていて、ひと通りの設計ができるにもかかわらず、製作してみると、加工ができない部品を設計したり、精度のマッチしていない機構ができてしまったりで、ユーザーの思いに沿った設計ができていなかったことにさえ気が付かない設計者さえも増えてきています。
 また、材料や加工、表面性状など基礎的な設計知識について、肝心な注意点を教えてくれるベテラン設計者も減少してきている昨今、さらに書籍や実践からノウハウについて知識を得ることも難しいでしょう。
 本講座では、そんな設計時の判断基準の最も基礎となる、精度、材料、加工、さらに設計にまつわるコストに焦点をあて、考え方の例やノウハウを、仕様の検討から設計までの基礎的な流れもふまえ、解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2024年02月02日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・メカ設計者だが、まだ設計経験が浅く、材料や機構に関する基本的なことを知りたい方
・機械設計につながる精度、材料、加工、コストの関連性の知識を得たい方
・基本設計はできるけれど、さらにノウハウを深く知りたいと感じているメカ設計者の方
予備知識 ・基本的な機械構造が理解でき、機械要素の基本的知識を備え、治具設計、機械設計などを行った経験がある方
修得知識 ・治具、装置などの設計に関する基本的な流れと、ユーザー要望に合ったアプローチのノウハウ
・機械機構の構造の考え方のノウハウと、選択時に注意すべきポイント、また設計手法の基本的な考え方
・機械に要求される精度と、材料選定、加工方法、コストから考慮される設計判断の基礎的な考え方に関する手法
プログラム

1.精度もコストも仕様検討から始まっている
  (1).コスト、精度とは何なのか
    a.機械設計のあらまし
    b.機械設計における精度とは
    c.機械設計におけるコストとは
  (2).機械設計、治具設計は最初が肝心
    a.仕様作成時、仕様検討時に見落としていないか
    b.仕様検討時に意識すべき事柄

2.機械設計の構想時に注意すべきこと
  (1).機械設計は、機構の考案がすべてではない
    a.機構の考案のネタを探せ
    b.仕様に隠れていることを見逃さないように
  (2).構想図はそれでよいのか
    a.生きた構想図を描こう
    b.構想図、ポンチ絵の昔と今
    c.CADを活かした構想図を描く

3.機械設計のアプローチ
  (1).機構の種類とポイント
    a.回転、直動、リンクなど運動機構の基本的なこと
    b.要素部分の固定のしかたの例
    c.既製品である機械要素の基本と特徴
  (2).構造設計で発生する注意ポイントと性能の差、コストの差
    a.同じ構造なのに性能に差が出る原因
    b.同じ構造なのにコストに差が出る原因
    c.同じ構造なのにあとで差が出る加工の影響

4.選択で差が出る設計の基本と実際
  (1).材料選定の基礎と使い分け
    a.加工方法の基本
    b.機械設計で使う材料の基本と使い分け
    c.機械設計で使う表面処理の基本と使い分け
    d.精度、コストに差が出る、使い分けのポイント
  (2).材料と設計サイズ、公差、表面性状の関係性
    a.設計サイズはコストを意識
    b.加工とコストを意識した公差を入れるには
    c.公差と表面性状の関係性と使い分け
  (3).構造の差が後に大きく影響する
    a.その設計は何を意識しているのか~重視していることの差から生まれる構造の違い
    b.優先順位が違うと構造が変わる
  (4).仕様の変化と要求の変化で設計も変わる
    a.精度が変わったら構造も変える
    b.大きさが変わったら加工が変わる
    c.価格を下げるには構成も変える

5.良い設計者になるには
  (1).時代とともに変わってきた機械の差を見落とさない
    a.昔の機械と現代の機械の違いを知っておく
    b.変わってきた機械設計者の立場
  (2).CADで設計するがゆえに失敗しやすいポイント
    a.CADの発達による設計アプローチの変遷
    b.CAD設計にありがちな失敗ポイント
    c.2DCADと3DCADで設計アプローチを変える
  (3).良い設計者になるには
    a.立場を変えて検討しよう
    b.設計者の「先読み」がすべてを変える
    c.設計時のテクニックポイント

キーワード 仕様検討 治具設計 構想図 ポンチ絵 機構 性能 コスト 材料選定 仕様
タグ 治具機械機械要素工作機設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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