ねじ締結体の疲労強度向上・ゆるみ防止対策技術とそのポイント <オンラインセミナー>

~ 応力集中・金属疲労の基礎、ねじ締結体の有限寿命、疲労限度向上策、緩み抵抗トルクと緩み対策技術 ~

・低コストで、緩み止め性能と疲労強度向上が可能な技術を修得し、ねじに起因するトラブル対策に応用するための講座
・金属疲労による破壊の基礎やねじの応力集中状態と低減策を学び、ねじのゆるみと疲労破壊防止に活かそう!

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講師の言葉

 ねじ締結体は、使用頻度、重要度が高い機械要素で産業界に広く普及しているが、便利な反面、破損や緩み防止に注意を要する。破損は特定のねじ底に高い応力が集中し、ねじ底の強さが大幅に低下することが原因である。このためこれまでねじ締結体の疲労強度向上に関する研究は、比較的少なく、その研究の多くは、ねじ締結理論や特殊ボルトの緩み止め効果)に関するものである。ほとんどの特殊ボルト・ ナットは、多くの部品や特殊な形状を備えて いるため、製造プロセスが複雑になり、通常のものの5倍以上の高コストになる。
 そこで本講座では、比較的低コストで、緩み止め性能と疲労強度の向上を図る方策を説明する。ねじ締結部は、端部に面取りのある複雑な3次元らせん形が接触して荷重を伝達するので、その応力集中状態を理解し、破損の状況を把握することが、かなり難しい場合も多い。そこで、本解説では、金属疲労による破壊の基礎と、ねじ部で伝達される力も分かり易く解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2023年11月06日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・ボルト締結体の緩みや強度不足に起因する破損に悩む技術者の方
・ねじ部品を使用した締結部の設計と生産技術に従事する技術者の方
・ねじ部品の製造に従事する技術者の方
・機械、機械部品、自動車、輸送機、ロボットほか関連部門の技術者の方
予備知識 ・機械設計や材料力学の基礎知識(機械工学分野の学生が通常学ぶ範囲のもの)があると理解しやすい
修得知識 ・ボルトナット締結体の疲労強度の向上を図るための方策
・ボルトナット締結体の緩み止め性能の向上を図るための方策
・疲労強度の向上と緩み止め性能の両立を図るための方策
・ボルトナット締結体の長所と短所
・締結部で伝達される力のイメージ
プログラム

1. ねじ締結体の疲労強度と緩み挙動の評価
  (1).疲労強度の実験的評価と解析的評価の事例
  (2).耐緩み性能の実験的評価と解析的評価の事例

2.応力集中の基礎
  (1).応力集中の考え方と基本的問題の応力集中
  (2).き裂による応力集中の考え方

3.金属疲労の基礎
  (1).一発破壊と疲労破壊に対する強度
  (2).衝撃に対する強度
  (3).平滑材の強度と切欠き材の強度

4.ねじ締結体の疲労強度の向上
  (1).ねじ締結体に生じる応力集中とそれを低減するための方策
  (2).有限寿命を向上させるための方策
  (3).疲労限度を向上させるための方策

5.緩み止め効果を簡便に表現するプリべリングトルク
  (1).プリべリングトルクの値と緩み試験の結果の対応
  (2).プリべリングトルクの実験値と解析の結果の対応

6.緩み止め効果に密接に関係する緩み抵抗トルクと緩み対策技術
  (1).ナットのねじ込み、締め付け、緩ませ、ねじ戻しのそれぞれを区別すること
  (2).F-T関係(ボルト締結力FとトルクTの関係)とねじ込み、締め付け、緩ませ、ねじ戻し過程
  (3).ねじ戻し過程で求める緩み抵抗トルクがねじ込み過程のプリべリングトルクよりも有用であること
  (4).ユンカー式緩み試験の結果と緩み抵抗トルクの関係

キーワード ねじ締結体 疲労強度 応力集中 金属疲労 一発破壊 衝撃 平滑材 切欠き材 有限寿命 疲労限度 緩み止め効果 プリべリングトルク
タグ ねじロボット疲労機械機械要素最適化・応力解析
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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