ガス分離膜の基礎と水素製造・二酸化炭素回収への応用  <オンラインセミナー>

~ ガス分離膜の性能とガス分離プロセス、膜素材の種類による特性の違い、水素分離・二酸化炭素分離への応用 ~

・消費エネルギーが少なく高効率なガス回収が可能な「膜を用いたガス分離法」の実用化技術を修得し、実務に活かすための講座

・各種ガス分離膜の性能や基本的な分離プロセスから、水素製造、メタン精製、二酸化炭素回収への応用技術まで修得し、製品開発・プロセス開発に応用しよう!

オンラインセミナーの詳細はこちら:

・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 膜を用いるガス分離法は、ガスの種類により分離膜をガス分子が透過する速度が異なることを利用する。分離の際、相変化を伴わないため、蒸留法や吸収法、吸着法に比べて、原理的に消費エネルギーの少ない高効率ガス分離法である。しかし、その実用化には十分な分離性能を持つガス分離膜が必要である。ガス分離膜の分離性能は、膜素材が持つガス分離性能だけでなく、欠陥のない大面積の薄膜への成形加工性にも大きな影響を受ける。得られる濃縮ガスの濃度が操作条件の影響も受けることはよく見落とされる事実である。 

 圧力差を駆動力とするため、分離で得られる2つの濃縮ガスの一方は高圧、他方は低圧となる。従って、分離対象によってその有効性は異なる。水素分離は最初に実用化され、膜によるガス分離が有効である場合が多い。また、二酸化炭素も特定の用途で普及が進む。水素と二酸化炭素は低炭素社会の実現において重要なガスである。

 本セミナーは、膜によるガス分離の基礎を、膜素材とプロセスの両方の観点から解説する。また、膜を用いたガス分離の分野における最近の話題についても紹介する。これにより、近年、注目されることが多い水素分離と二酸化炭素分離への膜分離の応用に関する話題を深く理解するために必要な基礎知識を提供する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2023年12月01日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー化学・環境・異物対策
受講対象者 ・膜によるガス分離に興味のある技術者および材料研究者の方
・化学プロセスに従事して3年程度の若手技術者の方
予備知識 ・特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします
修得知識 ・ガス分離膜の基礎と特徴
・膜を用いたガス分離プロセスの基礎と特徴
プログラム

1.膜によるガス分離の基礎

  (1).ガス分離法

  (2).膜によるガス分離法

  (3).膜によるガス分離の適用例

  (4).ガス分離膜と膜モジュール

  (5).膜モジュールの形態

  (6).圧力差

  (7).透過係数とパーミアンスと圧力差

  (8).分離膜の分離係数

 

2.膜によるガス分離プロセス

  (1).膜による分離プロセスの例

  (2).膜モジュールの分離性能

  (3).圧力比と膜モジュールの分離性能

 

3.素材の異なる分離膜の特徴

  (1).サイズの異なる孔

  (2).孔のサイズとガス透過メカニズム

  (3).膜素材の種類

  (4).ガス透過性の比較

  (5).高分子膜のガス透過分離性能

  (6).炭素膜

  (7).シリカ膜

  (8).ゼオライト膜

 

4.水素分離への応用

  (1).オフガスからの水素回収

  (2).膜反応器

  (3).光触媒水素製造への応用

 

5.二酸化炭素分離への応用

  (1).天然ガスのメタン精製(CO2/CH4分離)

  (2).バイオガスのメタン精製

  (3).燃焼後の二酸化炭素回収

  (4).燃焼前の二酸化炭素回収

  (5).大気からの二酸化炭素の回収

 

6.まとめ

キーワード 膜分離 ガス分離膜 水素製造 二酸化炭素回収 カーボンニュートラル SDGs 膜モジュール ガス透過 高分子膜 無機膜 光触媒 天然ガス バイオガス メタン精製
タグ バイオマス・バイオマテリアルリサイクル界面活性剤化学攪拌・濾過・蒸留環境吸着触媒
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日