粘着・剥離の基礎と剥離過程の可視化技術およびモデリング技術 <オンラインセミナー>

~ 粘着・剥離における界面科学とレオロジー、剥離過程の可視化技術とモデリング技術 ~

・粘着と剥離のメカニズムとその可視化技術およびモデル化技術を修得し、要求に応じた粘着剤や製品の開発に応用するための講座

・粘着・剥離の特性を理解するために必要な、界面科学、レオロジー、破壊力学などについて、基礎から修得し、複雑な粘着・剥離過程の制御に活かすためのセミナー!

・被着体や粘着剤の組み合わせや剥がす際の条件により、剝がれやすさは大きく異なります。「剝がれにくい」製品を作るには剥離過程の理解が必要不可欠です

※公開時とプログラムが変更となっておりますのでご注意ください

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

(第1部)

 粘着・剥離は、界面、レオロジー、破壊などが絡む複雑な現象です。

 本講では、それらの現象が粘着剤の粘着・剥離特性にどのように関与するかについて、基本的なところから解説します。また、可視化実験や物理モデリングなどを含めた解析事例の紹介を行いながら、目の前で起こっている現象をどのように理解し、どのように制御すればよいかを、一緒に議論させていただきたいと思います。

 

(第2部)

 第四次産業革命とも称される大きな転換点の中で、物と物を接合する接着技術は、その転換点の担い手として必要性が増すとともに、新たな素材への適用性、また接合物の耐久性、信頼性などを改めて求める声も多く、なっております。さらに、単純に物と物を接合する以外の機能についても期待が高まってきています。

 本講座では、接着に携わっている方、これから携わろうとされている方あるいは漠然とした興味をお持ちの方などを対象に、接着に対する基礎とその応用ならびにこれからの可能性について解説いたします。

本セミナーは第1部:粘着・剥離、第2部:接着の2部構成に変更となりました。

セミナー詳細

開催日時
  • 2023年10月25日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料化学・環境・異物対策
受講対象者 ・粘着、剥離に関する基礎事項を知りたい方
・実験解析手法やモデリングに興味をお持ちの方
予備知識 ・高校卒業程度の数学、物理、化学の知識
・高分子の基礎知識
・粘着剤に関わった経験があるとより理解が深まります
修得知識 ・界面科学、レオロジー、破壊力学等の基礎知識
・粘着・剥離現象の基本となる考え方
・可視化実験の意義、手法、解析
・モデリング手法
プログラム

(第1部)

1.粘着・剥離の基礎

  (1).粘着・剥離とは?

  (2).粘着の界面科学

    a.粘着力の起源

    b.表面張力、界面張力

    c.接着仕事

    d.接着仕事に関する理論

  (3).高分子レオロジーの基礎

    a.線形粘弾性

    b.非線形(粘)弾性、大変形挙動

  (4).接触・剥離過程における変形とレオロジー

    a.接触過程のレオロジー

    b.剥離過程のレオロジー

    c.良い粘着剤とは?

  (5).様々な剥離試験の物理的特性の違い

  (6).引離しによる試験:プローブタックテスト

 

2.剥離過程の可視化実験

  (1).可視化実験の意義

  (2).可視化実験の具体例

    a.プローブタックテストにおける底面からの観察

    b.粘着剤内部変形の立体構造の可視化

    c.可視化実験のまとめ

 

3.剥離過程のモデリング

  (1).剥離に関する理論・シミュレーション

    a.エネルギーバランス

    b.梁の理論と応力分布

    c.線形粘弾性モデル

    d.分子動力学法と有限要素法

  (2).粘着剤の剥離過程のモデリング

    a.キャビテーションと糸曳きのモデリング

    b.計算結果の具体例、実験との比較

    c.モデリングのまとめ

 

4.全体のまとめおよびディスカッション

 

(第2部)

1.接着技術の概説

  (1). 接着/接着剤とは

  (2). 接着接合の長所・短所

 

2.接着の仕組み

  (1). 分子間力

  (2). ぬれ

  (3). 接着のしくみ

 

3.接着剤の種類と選定および具体的使用例

  (1). 接着剤の種類と特長

    a. エマルジョン・ラテックス系接着剤

    b. 溶剤系接着剤

    c. 反応系接着剤

    d.ホットメルト系接着剤

  (2). 被着材の種類と特長

    a. 金属材料への接着における留意点

    b. プラスチック材料への接着における留意点

    c. ゴム材料への接着における留意点

    d.その他

 

  (3). 接着剤における選定のポイント

    a. 被着材の種類と性質

    b. 接合部にかかる応力

    c. 接着工程の使用条件

    d. 接着後の条件

    e. 接着接合以外に求められる機能     

 

4.信頼性・耐久性評価

  (1). 接着剤の一般試験方法

    a. 接合部にかかる応力

    b. 接着接合部の設計

    c. 接着強さがばらつく原因

    d. 劣化の因子

  (2). 耐久性評価

キーワード 粘着 剥離 可視化技術 モデル化 モデリング 界面科学 高分子 レオロジー 変形 粘着剤 剝離試験 可視化実験 プローブタックテスト 線形粘弾性モデル 有限要素法 キャビテーション 接着 分子間力 被着材 異材接合 構造接着 速硬化特性
タグ ゴムプラスチック化学レオロジー高分子材料接着・溶着包装
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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