ブレーキにおける制動技術、制御技術と回生ブレーキ、自動ブレーキ技術およびその応用

~ 制動力制御による車両不安定挙動、回生ブレーキの制御方法、自動ブレーキによる衝突安全性向上 ~

・電動化に対応したブレーキ技術を修得し、安全性向上に活かすための講座
・ブレーキ制動の基本技術から回生ブレーキ、自動ブレーキの作動原理や制御技術までを修得し、新技術開発に応用しよう! 

*本講座は、オンラインではなく、弊社研修室にて開催いたします。

講師の言葉

 本講座では、はじめに制動の基本技術として、代表的なブレーキシステムとその構成要素であるブレーキ本体・タイヤ接地面での制動力発生メカニズム、制動時制動力配分の車両不安定挙動への影響とその対処方法について説明いたします。 
 次に、最近の電動車(EV、HEV、マイルドHEV)に搭載の回生ブレーキの概念・分類・作動原理・効果について説明いたします。
 最後に、衝突安全性・商品性向上の観点から搭載が定着化されている自動ブレーキの概念・分類・作動原理・最新法規動向(自動運転レベル3対応)などについて説明いたします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2023年08月02日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自動車技術研究・開発者の方
・自動車メーカー、自動車部品メーカー、車載機器関連メーカーの技術者の方
予備知識 ・自動車ブレーキの基本知識があれば良いですが、初学者にも理解できるように説明します
修得知識 ・ブレーキの基本技術から、回生ブレーキ・自動ブレーキの制御技術を理解し、今後のシステム開発に応用できる
プログラム

1.制動力発生メカニズム
  (1).ブレーキシステムで発生する制動力 
  (2).ブレーキ本体、タイヤ路面間で発生する制動力

2.適正制動力配分の導出
  (1).理想制動力配分の導出
  (2).実制動力配分の算出 
  (3).車輪ロック限界線の導出

3.制動時車両不安定挙動発生メカニズム
  (1).車輪ロック順序と操縦性・安定性(車輪ロック時、高速道路事故時の車両挙動)
  (2).車輪ロック時の車両挙動 
  (3).旋回制動時車両不安定挙動

4.制動力制御による車両不安定挙動の抑制
 (事故発生状況と各種制動制御システムの効果)
  (1).事故発生の時間的流れ 
  (2).ABS(Antilock Brake System)  
  (3).TCS(Traction Control System) 
  (4).ESC(Electronic Stability Cotrol System)

5.回生ブレーキについて
  (1).回生ブレーキの概念 
  (2).回生ブレーキの保有すべき機能と企画・設計方法

6.回生ブレーキの作動方式分類
  (1).回生ブレーキシステムの方式 
  (2).Brake By Wire(BBW)方式 
  (3).回生ブレーキシステムの作動方式例

7.回生ブレーキの制御方法
  (1).4代目新型プリウス(回生協調制御新方式油圧制御システム)他
  (2).回生/摩擦ブレーキ切替制御 
  (3).回生ブレーキ時ABS制御

8.自動ブレーキによる衝突安全性向上
  (1).自動ブレーキのシステム構成 
  (2).安全機能ブレーキ(運転支援ブレーキ)例
  (3).自動制御ブレーキシステムの概念
  
9.衝突回避/衝突被害軽減制動装置PCS(Pre Crash Safty system)の概念  
  (1).PCSの機構構成 
  (2).PCSの検知方式

10.乗用車PCSについて
  (1).乗用車PCS技術開発経緯・事例(Eye-sight、ToyotaSafetySenseC、P、Advanced Drive)
  (2).乗用車自動ブレーキの性能評価(EuroNcap、JNcap:対歩行者昼間・夜間、対自転車、交差点)

11.先進緊急ブレーキシステム(Advanced Emergency Braking Systems)に関する法規
  (1).商用車(トラック・バス)用AEBS設計思想と要求性能
  (2).乗用車用AEBS(国内)の要求性能 (2021年11月~新型車義務化)
  (3).乗用車用AEBS(欧州)の要求性能 (2024年前半~段階的に義務化)

12.自動車線維持システム(自動運転レベル3搭載車対応要件)
  (1).自動運行装置に係る国連協定規則(第157号)の概要と国内法規改正
  (2).自動車線維持システムの要求性能

13. 自動ブレーキの今後の動向

14. 参考文献

キーワード ブレーキ 適正制動力配分 車輪ロック 制動力制御 制動制御システム ABS TCS ESC 回生ブレーキ 自動ブレーキ 衝突安全性 運転支援ブレーキ PCS 自動車線維持システム
タグ 自動車・輸送機車載機器・部品電装品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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