摩擦摩耗のメカニズムと固体潤滑による低摩擦化の実現技術 <オンラインセミナー>

~ 表面の特殊性とバルクとの差異、固体潤滑の利点と欠点、薄膜による耐摩耗性・低摩擦発現技術 ~

・摩擦摩耗のメカニズムを理解し、薄膜によって耐摩耗性を向上させるための講座
・効果的で速効性があり、温度や衝撃に強い固体潤滑による低摩擦化技術を修得し、機械・設備の長寿命化、省エネ化に応用しよう!

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講師の言葉

 近年、プラズマなどの利用が容易になり薄膜による表面改質が行われ、摩擦摩耗の制御が行われている。材料の付与加工であり、あらさを含めて幅広く材料設計を行うことが可能である。しかし、摩擦・摩耗特性は複雑であり、期待する特性を得ることは容易ではない。これは、摩擦や摩耗が表面の微小突起の変形と破壊に依存する事に起因する。この摩擦摩耗現象は、材料の極表面とバルクの機械的・化学的特性、表面あらさや摩擦係数の差異に基づく接触応力に依存し、初期のそれらの値は摩擦と共に変化する。このため同じ破壊現象でありながら、摩耗はバルク材の塑性変形や破壊とは異なる。このような特異性のために、摩擦・摩耗の設計指針は特異である。
 本講義では、摩擦・摩耗理論の基礎から最近提案されている理論まで、実用を踏まえながら平易に解説する。

開催時間が、9時30分から16時30分に変更になりました

セミナー詳細

開催日時
  • 2023年07月31日(月) 9:30 ~ 16:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・薄膜による耐摩耗性・低摩擦発現のための指針を得たい方
・自動車をはじめとした輸送機器、機械、航空・宇宙機器、半導体製造装置、軸受、ベアリング、案内機構、表面処理に関連する技術者の方
予備知識 ・材料力学や材料強度の知識を有している方が好ましいが、無くても良い
修得知識 ・摩擦摩耗のメカニズムの考え方
・薄膜による耐摩耗性・低摩擦発現のための指針が得られる
プログラム

1.摩擦と摩耗を扱う工学分野(トライボロジー)
  (1).表面の特殊性とバルクとの差異
  (2).摩擦のメカニズム
    a.凹凸説
    b.凝着説
    c.掘り起こし説
  (3).摩耗の分類とメカニズム
    a.アブレシブ摩耗
    b.凝着摩耗
    c.疲労摩耗
    d.腐食摩耗

2.固体潤滑技術の概要
  (1).固体潤滑とは
  (2).固体潤滑の利点と欠点
  (3).固体潤滑剤
    a.炭素系固体潤滑剤
    b.遷移金属ジカルコゲナイト
    c.窒化ホウ素
    d.高分子固体潤滑剤
    e.軟質金属
  (4).固体潤滑法
    a.固体被膜
    b.自己潤滑性材料
    c.潤滑油・グリースへの添加

3.薄膜固体潤滑による摩擦メカニズムと超低摩擦化の実現
  (1).固体潤滑メカニズム
    a.薄膜潤滑理論
    b.超潤滑理論
  (2).超低摩擦現象
    a.ダイヤモンド
    b.ダイヤモンドライクカーボン
    c.窒化炭素

キーワード トライボロジー アブレシブ摩耗 凝着摩耗 疲労摩耗 腐食摩耗 固体潤滑 薄膜固体潤滑 超低摩擦化 ダイヤモンドライクカーボン 窒化炭素
タグ トライボロジー機械工作機自動車・輸送機車載機器・部品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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