粉体・粒体取り扱い技術の基礎とトラブル対策のノウハウ 〜デモ付〜  <オンラインセミナー>

~ 粉体・粒体の処理プロセス、乾燥操作と流動層乾燥機、粉砕操作の分類と選択、造粒操作例と造粒法、粉体プロセスのトラブル分析と対策 ~

・現場経験豊富な講師が実務に活かせる粉体技術のノウハウを体系的に詳解する特別講座

・粉体の特性と取り扱いのコツを基礎から学び、製品開発やトラブル未然防止に応用しよう!

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講師の言葉

 粉/粒を扱うプロセスは、実際に粉/粒を触ってみることが一番である。

近年、失敗が許されない社会情勢になり、新しい挑戦の試みがやりにくい環境となっているが、数式で計算することは大切ではあるが、粉の動きを適切にイメージアップすることができないと、プロセス選択の判断を誤ってしまう。 

 本講座では、40年間、「粉/粒の分野で、実験、スケールアップ、試運転、トラブル解決」をしてきた講師が、社内若手技術者の教育用に作成した 「粉体挙動確認 スケルトン・モデル」を15機種以上駆使し、動画で粉の動きを制御して見せる。そのうえで、その現象を支配している「原理法則」を解説し、現象の理由と設定パラメーターの優先順位を、聴講者とともに疑似体感する方式で講義を進める。粉砕・分級・混合・造粒・乾燥・表面改質など、微粒子固体・液体・気体の「混相流体の扱い」は、スケルトン・モデルで現象を確認しながら、「流れやすさ」をキーワードに、トラブルの要因を見つつ、わかりやすく解説する。

 講師は、わかりやすく伝えることを中心に、粉体業界の若手に勉強会を開催してきた。

セミナー詳細

開催日時
  • 2023年09月06日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー 化学・環境・異物対策
受講対象者 ・機能性粒子を「設計、生産している業界」に関わっている方、これから、この業界に関わる方
・新しく「粉体処理機器」を操作運転する方
・「混合処理、造粒処理、乾燥処理、粉砕処理」等の単位操作の基本的な知識を得たい方
・粉体の現象の予測に悩んでいる方
・透明小型造粒機を運転し、粉の動きを見たい方

予備知識 ・日本粉体工業技術協会のホームページをあらかじめ覗いておいていただきたい
修得知識 粉体・粒体処理装置を俯瞰出来る
・混合機・乾燥機、造粒機、粉砕機の枠組みを知識として得る事ができる
・偏析、流動化によるトラブルとその対策の実例解説
・粉体挙動可視化モデルを動画で見る事よって、粉体挙動を疑似体験する事ができる 
プログラム

1.粉体の取り扱い

(1).粉/粒の「プロセス」を俯瞰する(使われている技術の「全体」を見渡す)

(2).なぜ粉体を扱うプロセスは、トラブルが多いのか?

(3).粉体を扱う「目的機能」を明確にする

(4).粉を扱うために起こるトラブルはどのように予測するか?

(5).偏析;形状による分離現象

  ・「V型ミキサー」:モデルによる確認(デモ)

  ・「ゴマ塩問題」:ブラジル・ナ  ッツ問題と呼ばれている現象を観る(デモ)   

(6).流動性の変化によって、粉体によるトラブルが発生する

  ・「回転円筒型混合器」:モデルによる確認(デモ)

 

2.乾燥操作の基本:目的別の乾燥原理の選択

(1).乾燥操作の分類と適正選択

(2).粒子表面の性質による物性変化

  ・流動性変化、粒子表面改質

(3).物性変化による閉塞現象とその解消方法 

  ・「回分式流動層乾燥機」モデルにて流動化体験(デモ)

  ・「連続式流動層乾燥機」モデルにて(デモ)

 

3.粉砕操作の基本;目的粒径、目的機能による粉砕原理の選択

(1).粉砕操作の分類と適正選択

(2).粒子表面の性質による物性変化流動性変化、粒子表面改質

(3).適正原理を使った、正しい装置の選択

(4).エネルギーの与え方によるメカノケミカル効果

  ・「高速回転式ピンミル」モデルで回転状況確認(デモ)

  ・ボールミル  モデルによる粉体現象確認(デモ)

 

4.造粒処理の基本:処理混合度を固定する手法

(1).混合原理と、それを利用している装置

  ・「攪拌混合器」モデル使用(デモ)

(2).混合成果を「固定」する造粒操作

(3).装置選定の要因と、要求事項のポイント

(4).造粒操作の例、それぞれの運転パラメーター、適正操作要因

  a.転動造粒、押し出し造粒、圧縮・破壊造粒、攪拌造粒、溶融造粒

   ・「傾斜皿型転動造粒機」:モデルによる造粒実験(デモ)

   ・「攪拌混合造粒機」:モデルによる造粒実験(デモ)

   ・「押し出し造粒機」:モデルによる造粒実験(デモ)

   ・「流動層造粒機」:モデルによる造粒実験(デモ)

  b.噴霧造粒(スプレー乾燥により成分の固定)(デモ)

   ・「噴霧乾燥造粒機」:モデルによる造粒実験(デモ)

  c.圧縮造粒、押出造粒、破砕造粒、溶融造粒、気相・液相反応利用造粒

(5).整粒効果と表面改質

 

5.粉体物性変化によるトラブルとその対策

(1).実験時と生産運転時の物性の変化可能性

(2).現象を予測し、対策を立てておく対応

(3).粉体プロセスのトラブル分析

(4).粉体システムのエスケ-プ・ルートトラブル対策という手法

 

6.最近の粉体業界事情(各企業の独自技術と、企業のキャッチフレーズ)

  ・2022年東京粉体工業展より

 

7.まとめ

 

キーワード 偏析 流動性 乾燥 物性変化 流動性変化 粒子表面改質 粉砕操作 メカノケミカル効果 造粒処理 混合 粉体物性変化
タグ 研究開発商品開発品質管理粉体・微粒子
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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