プラスチック射出成形の基礎と成形性向上および離型性向上技術 <オンラインセミナー>

~ CAEによる樹脂流動シミュレーションとスクリュ形状最適化への応用、長繊維熱可塑性樹脂の直接成形技術、金型離型技術の基礎と離型膜形成による離型性向上への応用 ~

・プラスチック射出成形の基礎から、分散性・成形性向上技術および金型からの離型性向上技術までを修得し、成形品の成形不良や繊維強化複合材料成形品の品質を改善するための講座

・射出成形におけるスクリュ部や金型内でのCAEを用いた樹脂流動解析技術およびスクリュ形状最適化技術を修得し、樹脂や繊維の分散性と成形品の高品質化の実現に活かそう!

・離型剤の噴霧を必要とせず、金型の精密化・緻密化に伴う離型不具合の改善にも効果的な離型膜の形成技術を修得し、歩留まり改善に活かそう!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

(第1部)

 射出成形技術は、3次元形状を付与するプラスチックの成形法として最も広く利用されている。本講義では、基礎編として射出部、型締め部の各機構の構造とその機能について説明する。次に、射出成形技術のサポート技術として利用されるCAE技術に関して、スクリュ部で必要とされる樹脂流動と金型内での樹脂流動の2種類について紹介する。また、これら技術の応用として、ガラス繊維やカーボン繊維強化熱可塑性樹脂(FRTP)の射出成形技術のスクリュ形状の最適化について説明する。また、これらFRTPの現状と今後の展開と併せて、最近新しく開発した長繊維射出成形用の直接成形技術について紹介解説する。

 

(第2部)

 多くのプラスチック成形加工現場では、離型におけるトラブル対策として多くは成形ごとに離型剤の噴霧処理が行われている。近年、環境汚染問題により離型剤の使用が制限されつつあり、また、最近ではプラスチック材料の高度化や金型形状の精密化・緻密化により、従来、離型剤噴霧で成形できていた材料も離型の不具合により成形不良になるケースが増えている。このような背景から、離型剤を使用しない、離型膜処理技術が求められている。

 本セミナーでは現状の離型膜の各種処理法、評価方法等を紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2023年04月07日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料化学・環境・異物対策
受講対象者 ・射出成形技術に興味を持っている方
・射出成形について構造(ハード)とプロセス(ソフト)の両面から基礎の部分を理解したい方
・繊維強化熱可塑性樹脂の射出成形で機能向上が思うようにならずに困っている技術者の方
・自動車関連・産業機械・電子部品・電機メーカーやその関連企業の方
・ゴム・プラスチック成形加工の不良対策でお困りの方
・プラスチック製品設計技術者、開発技術者、生産技術者、品質管理技術者など
予備知識 ・熱可塑性樹脂に関することが理解でき、射出成形にご興味がある方なら問題ありません
・プラスチック成形加工の初歩的な知識(プラスチック材料、成形加工に関すること)、表面処理の初歩的な知識(金属の表面処理)が分かると良い
修得知識 ・射出成形技術に関する構造(ハード)とプロセス(ソフト)の両面の基礎知識
・長繊維強化熱可塑性樹脂の成形技術に関する知識
・成形加工における不良対策に関する基礎知識
・離型膜に関する基礎知識と活用事例
プログラム

(第1部)射出成型技術の基礎と成形性向上技術

~可塑化溶融から長繊維複合材料のスクリュ形状最適化まで~

1.射出成形技術の基礎

  (1).射出成形機の歴史と市場

    a.射出成形機の歴史

    b.射出成形機の市場規模

  (2).射出成形機の概要と可塑化

    a.射出成形機の基本構成

    b.樹脂可塑化のメカニズム

    c.型締め部の各方式

    d.射出成形機の主要能力

    e.ノズルタッチの機能

    f.射出工程とプロセス制御機構

    g.スクリュ先端部の射出樹脂のシール機能

    h.金型の開閉機構

    i.成形品の収縮と金型内流動

 

2.射出成形技術の応用

  (1).長繊維強化複合材料の射出成形技術

    a.炭素繊維複合材料の動向

    b.長繊維ペレットの製造技術および機械的特性

    c.長繊維射出成形技術の開発

    d.スクリュ形状最適化技術

    e.長繊維ペレット技術の最近の展開

    f.新開発長繊維用直接射出成形技術

 

(第2部)プラスチック成形加工における金型への離型膜形成技術

1.金型離型技術の概要と課題

  (1).離型技術の概要

  (2).離型技術の課題

 

2.現状の離型技術

  (1).離型性に及ぼす金型の諸因子

  (2).離型剤による離型技術

    a.金型表面への離型剤塗布

    b.成形材料への離型剤の添加

  (3).金型表面処理技術による離型技術

    a.金型表面処理(コーティング膜)

    b.フィルムによる離型

    c.金型表面改質

 

3.熱硬化性樹脂成形用離型膜の形成による離型性向上

  (1).熱硬化性樹脂成形に対する離型膜の考え方

  (2).微細金型への離型膜形成

  (3).大型金型への離型膜形成

 

4.離型膜の性能(離型性、離型耐久性)評価手法

キーワード プラスチック射出成形 可塑化溶融 長繊維複合材料 スクリュ 形状最適化 プロセス制御 CAE シミュレーション  素繊維 ペレット 金型 離型性 離型膜形成 離型剤 表面処理 コーティング膜 フィルム 表面改質
タグ ゲル・スラリープラスチック化学攪拌・濾過・蒸留金型高分子材料射出成形樹脂・フィルム治具塗装・塗布表面改質表面処理・めっき複合素材最適化・応力解析材料力学・有限要素法自動車・輸送機車載機器・部品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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