脱炭素化社会に向けたアルミニウム合金の基礎と加工技術および自動車への応用 <オンラインセミナー>

~ アルミニウム合金の種類、特長と用途例、自動車を中心とした適用事例、開発および加工法、製品設計・製造における材料および成形加工技術 ~

本セミナーは日程が変更となりました。

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・脱炭素化社会に不可欠な材料であるアルミニウム(リサイクル・軽量・耐食性に優れた)の最適な加工法を修得する講座
・電動化車体の軽量化を目的に適用が一段と増加しているアルミニウム合金の製品製造技術、合金種、特性を修得し、応用製品の開発に活かそう!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 アルミニウムはリサイクルに優れ、比重が鉄の 1/3 と軽量で、さらに耐食性が良いという特性を持 ち、量的にも豊富にあります。飲料缶(ビールやコーヒー等)やアルミ箔(クッキングホイル)などの日用 品から自動車、新幹線、航空機などの輸送機械、ドアサッシュなどの建設関連、コンピューター用ハー ドディスクの基盤といった電子機器まであらゆる分野の工業製品として実用化されています。このよう な実績のあるアルミニウムおよびアルミニウム合金は、将来の脱炭素化社会に対して重要な材料として注目されています。そして今後、その用途は次世代自動車(電気自動車、燃料電池自動車)、宇宙開発、ロボット、医療・介護などの新しい分野に広がり、需要量も益々増加していくと予測されています。
 そのために、アルミニウムの特徴、アルミニウム合金の製造技術、アルミニウム合金の種類、用途、さらに諸特性(物理的、機械的性質等)並びに成形加工技術、接合技術等の基盤技術について紹介します。特に、最近では、自動車の車両重量の軽減を目的に、自動車パネル用部品に多く適用され、また、将来に向けた電気自動車や燃料電池車などの次世代自動車に向けた取り組みやアルミニウムの適用事例を紹介するとともに脱炭素化社会に向けた取り組みについてアルミニウムの将来に向けた課題と新たな開発についても紹介し、新しい時代に向けた素材としてアルミニウムの可能性について講義いたします。

本講座は、日程が8月4日(金)に変更になりました

セミナー詳細

開催日時
  • 2023年06月08日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料
受講対象者 ・アルミニウム製品の開発、設計および製造部門の各担当者の方、また営業部門の方にも有効です
・金属加工、次世代自動車(HEV、BEV)、新幹線・航空機、半導体製造装置、医療・介護ほか関連企業の技術者の方
予備知識 ・特に必要ありません。アルミニウムの基礎知識がない方にも判りやすく講義します
・金属(鉄等)の知識があれば講義が理解しやすいです
修得知識 ・アルミニウム製品の開発・研究、設計或は製造において必要な基礎から応用までの知識が習得できる
プログラム

1. アルミニウム産業について
  (1).材料(素材)の歴史
  (2).アルミニウムの歴史
  (3).アルミニウムができるまで(製錬)
  (4).アルミニウム地金について
  (5).アルミニウム製品素材ができるまで
  (6).アルミニウムの需要動向

2.実用アルミニウム材料
  (1).アルミニウムとは
    a.アルミニウムの特徴
    b.アルミニウムの物性(他金属と比較)
      ・比重
      ・融点
      ・熱伝導度
      ・導電率
    c.アルミニウムの種類と用途
      ・合金の種類と代表的な用途
      ・主要製品
  (2).アルミニウムの用途別需要構成

3.アルミニウム製品(板・押出・鍛造)の製造方法
  (1).アルミニウムの製造プロセス
    a.圧延
    b.押出
    c.鍛造
  (2).熱処理と調質
    a.均質化処理
    b.調質
    ・アルミニウムの強化機構
      ・固溶硬化
      ・加工硬化
      ・析出硬化
    ・質別記号(調質)
  (3).材料記号(JIS記号)

4.アルミニウム合金の自動車適用技術
  (1).自動車向けアルミニウム素材別需要構成
  (2).自動車の生産台数と自動車用アルミニウム合金の出荷推移
  (3).自動車軽量化のためのアルミ化提案
  (4).自動車パネル用アルミニウム合金の開発(板)
  (5).自動車構造用アルミニウム合金の開発(押出)

5.アルミニウム合金の課題
  (1).材料特性(鋼板との比較)
  (2).成形性
    a.応力―ひずみ曲線
    b.成形限界線図
  (3).リサイクル性

6.自動車用アルミニウム合金の現状と将来技術
  (1).自動車用アルミニウム合金の需要動向
  (2).自動車軽量化の背景
  (3).アルミニウム合金適用部位
  (4).自動車パネル用部品のアルミニウム採用の歴史
  (5).自動車パネル用部品の採用状況
  (6).自動車パネル用アルミニウム合金板材の開発
  (7).自動車軽量化のためのマルチマテリアル化
  (8).自動車軽量化の将来
    a.脱炭素化に向けた各国の取組・方針
    b.国内自動車メーカの脱炭素化に向けた取り組み
    c.海外自動車メーカの脱炭素化に向けた取り組み
    d.各国の自動車電動化の目標
    e.自動車電動化の加速化について

7.アルミニウム合金の将来技術
  (1).アルミニウムVISION2050のご紹介
    a.アルミニウムVISION2050のポイント
    b.アルミニウム展伸材における循環使用率の目標
    c.アルミニウム展伸材における循環使用率の目標を達成するための課題
    d.日本のアルミニウムの2050年需要見通し
  (2).アルミニウム合金展伸材リサイクルの将来
    ・NEDO国プロ 「アルミニウム素材の高度資源循環システム構築」

キーワード アルミニウム アルミニウム合金 調質 耐食性 陽極酸化処理性 鋳造性 圧延 押出 鍛造 成 形加工 接合 リサイクル
タグ 金属金属加工金属材料成形加工鋳造応力解析自動車・輸送機
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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