熱音響現象の基礎と熱音響デバイス開発への応用 <オンラインセミナー>

~ 熱音響冷却機と熱音響発電機、蓄熱器と熱音響現象、熱音響機関の試作方法、熱音響理論を用いた熱音響機関の性能評価 ~

・高いエネルギー変換効率をもち、機械部品を必要としない簡易な構造で可能な熱音響技術を先取りし、製品開発に応用するための講座

・未利用のまま捨てられている廃熱を回生し、電力や冷却・加熱へ再利用しよう!

・熱音響技術により、産業排熱、自動車排熱、太陽光エネルギー等多様な熱源を利用した冷却・発電システムを低コストで実現できる可能性があります

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 現在、化石燃料由来の廃熱の多くは、未利用のまま捨てられています。未利用廃熱を回生する装置は素晴らしいものが沢山ありますが、その中で私たちは「熱音響現象」を応用した装置に関する研究を行っています。熱音響現象は境界層程度の流路の中で、気体の振動を通じて熱と仕事の相互作用が生じる現象です。熱音響現象を利用すると「熱入力から音波を介して仕事を取り出す熱機関」や「音波を入力することで熱を汲み上げるヒートポンプ(冷却・加熱)」、「熱入力から音波を介して発電を行う発電機」を実現することができます。熱音響現象を応用した熱音響デバイスは、高いエネルギー変換効率(先行研究では熱→音響パワーの変換効率で30%程度)を有すると同時に、エネルギー変換を行う部分に、ピストンやタービン等の機械部品を必要としない簡易な構造を有するという特徴を有します。本講義では、熱音響現象の概要を学びます。また管内音波の測定方法や、簡易な装置の設計方法も学びます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2023年03月06日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・熱電発電・熱音響現象・廃熱回生装置に携わるもしくは興味をお持ちの方
・熱音響デバイスの開発を行っている方
・熱音響理論の初歩を学びたい方
・エネルギー、発電、またその関連装置の開発に携わる技術者の方
予備知識 ・物理、数学に関する高校で学ぶ内容の知識
・流体力学の基礎知識があれば理解が深まります
修得知識 ・熱音響現象の概要の理解
・管内音波の測定方法の基礎
・簡単な装置の設計方法
プログラム

1.熱音響現象について
  (1).背景
  (2).熱音響機関
  (3).熱音響冷却機と熱音響発電機
  (4).デモ実験の様子

2.熱音響現象の基礎
  (1).蓄熱器と熱音響現象
  (2).管内振動音波
  (3).進行波型熱音響機関とは
  (4).エネルギー流
  (5).基礎方程式
  (6).熱音響理論によるエネルギー流の成分分離
  (7).管内音波の測定方法(Two-sensor法)

3.様々な熱音響デバイスの解説
  (1).熱音響機関
  (2).熱音響冷却機
  (3).熱音響ヒーター
  (4).熱音響発電機
  (5).熱音響機関の多段化
  (6).相変化型熱音響機関

4.簡易な熱音響機関の試作方法
  (1).蓄熱器の選定
  (2).導波管の選定
  (3).形状の決定

5.熱音響理論を用いた熱音響機関の性能評価
  (1).数値計算
  (2).エントロピー流、エントロピー生成
  (3).蓄熱器の熱効率
  (4).熱音響機関の性能評価

6.熱音響デバイスの部品的な課題
  (1).蓄熱器
  (2).熱交換器
  (3).発電機
  (4).アセンブリ対象

7.まとめ

キーワード 熱音響現象 管内振動音波 エネルギー流 熱音響デバイス 蓄熱器 導波管 音響パワー エントロピー生成
タグ エネルギーエネルギーマネジメントシステム振動・騒音蓄電伝熱熱交機器・熱電変換配管発電流体解析
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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