振動解析の基礎と解析データを活用した設計への応用<オンラインセミナー>

~ 振動のメカニズムと数理モデル、振動パラメータの役割と振動特性の変化、振動解析データを活用した設計、振動を用いた損傷検出 ~

・振動解析に必要な計算過程や実験モード解析を修得し、設計へ応用するための講座
・振動パラメータの変化に基づく損傷検出方法を修得し、耐震設計に応用しよう!

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講師の言葉

振動現象の解析に当たっては多くの技術者は市販のソフトウェアによる解析を多用しています。しかし、振動現象に現れる問題を解明する場合には数理的な原理を理解しておく必要があります。
そこで本講義では、振動解析に必要な数学の解説を割愛せず、まず誘導した1質点系および多質点系の振動方程式の数理的解法について計算過程を示しながら説明し、例題は手計算の計算過程を示します。さらに、振動現象の特性を数理的のみならず視覚的に実感できるようにフレームモデルの振動に関する動画を示し、モーダルパラメータの観測方法として実験モード解析を解説します。
振動解析の構造設計への適用として応答スペクトルによる方法とモーダルパラメータの変化に基づく損傷検出方法を取り上げます。応答スペクトルは多くの振動解析結果の集約に基づき得られており、複雑な振動解析をしなくても応答結果を推定できる方法です。本講義の本質は「手計算で理解する振動解析」です。

セミナー詳細

開催日時
  • 2023年03月15日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・振動問題や解析業務に取り組んでおり、基礎を理解したい方
・有限要素解析による振動解析を担当しており、その基礎理論を見直したい方
・自動車、航空機、建機、プラントその他関連企業の方
予備知識 ・大学初年次程度の物理の知識(剛体の力学)
・大学初年次程度の数学の知識(固有値解析、微分方程式、フーリエ変換)
修得知識 ・弾性振動の数理に基づく知識と設計への応用
・振動解析に必要なモデル式を修得し、振動解析に応用できる
プログラム

1.振動現象と数理モデル
  (1).振動のメカニズム
    a.自由振動と強制振動
  (2). 1質点系モデルの振動方程式
    a.非減衰および減衰自由振動方程式の誘導と解
    b. 減衰の求め方とその効果
  (3).多質点系モデルの振動方程式
    ・非減衰自由振動方程式の誘導と固有値解析
  (4).強制振動の解と解法
    a.1質点系の強制振動の数学解
    b.シミュレーション解析のアルゴリズムと手計算による例題の解説
    c.振動解の安定性評価

2.モーダル解析
  (1). 固有ベクトルの直交性
  (2).1質点系の解と刺激係数

3.振動パラメータの役割と振動特性の変化
  (1).理工学問題と振動の関係
  (2).振動モーダルパラメータの特性
    a.質量,剛性および減衰による振動特性の変化
    b. 減衰マトリックス
  (3).動画による振動モーダルパラメータの特性の確認
    a.1質点系の振動
    b.多質点系の振動

4.振動解析データを活用した設計への適用例
  (1).実験モード解析を用いた振動の実測
  (2).各応答スペクトルと設計への応用
    a.変位応答スペクトル
    b.速度応答スペクトル
    c.加速度応答スペクトル

5.振動を用いた損傷検出の考え方・活用ポイント
  (1).打音検査と振動解析
  (2).1次モードの情報のみに基づく損傷検出と評価

キーワード モード解析 自由振動 強制振動 減衰 弾性 シミュレーション 信頼性 固有値 固有振動数 周波数 質量 剛性
タグ 強度設計最適化・応力解析振動・騒音
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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