高温超電導技術の基礎と長距離・大容量・低損失送電技術への応用 <オンラインセミナー>
~ 高温超電導材料の特徴、高温超電導技術のパワーおよびデバイスへの応用、超電導送電技術の特徴と運転監視システム ~
・実用化に向け研究開発が進んでいるエネルギーロスのない送電技術を先取りし、革新的な技術開発に活かすための講座
・安価な液体窒素で超電導状態を得ることができる高温超電導技術を修得し、脱炭素化に向けた製品開発に応用しよう!
・高温超電導送電は電力の長距離送電が可能になるため都市部から離れた再生エネルギー発電所からの効率的な送電や将来的には海外からの送電も期待されています
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講師の言葉
超電導の最大の特徴は、ある温度以下で抵抗が実質ゼロになることである。抵抗が実質ゼロということは、抵抗損(ジュール損)がゼロということを意味し、低損失なだけでなく、低電圧・大電流での大容量送電が可能であるということになる。この超電導の特徴を活かして、送電ケーブルだけでなく、MRI、超電導リニア、核融合炉、加速器などの強磁場応用などにも適用分野は広がっている。
本講義では、これら超電導の応用に必要な知識について基礎から学ぶことを目的とする。応用の鍵を握る高温超電導材料は所謂セラミックスであるため、その取扱いにおいて注意すべきポイントがいくつかある。また超電導現象は低温での現象であるため、液体窒素や冷凍機等を利用しての冷却が必要である。
そこで、本講義では、超電導の基礎と特徴、材料についての基礎知識、超電導送電システムの各構成機器のあり方、冷却設計のポイント等について、実例を上げながら解説を行う。
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セミナー詳細
開催日時 |
- 2023年03月27日(月) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備 |
受講対象者 |
・超伝導応用技術に関わっている、あるいはこれから関わろうという技術者の方
・電力、電線ほか関連企業の方、その他、本技術に興味をおもちの方。初学者の方も大歓迎 |
予備知識 |
・高校卒業程度の基礎的な物理・化学等の知識 |
修得知識 |
・超伝導直流送電の特徴(常伝導送電との違い)
・高温超伝導材料の特徴と製法・取扱方
・液体窒素を用いた冷却に必要な知識や冷却方法
・超伝導を用いた他の応用等についての基本的な知識 |
プログラム |
1.高温超電導技術の基礎
(1).超電導現象とは?
a.3つの臨界値 臨界温度・臨界磁場・臨界電流
b.第一種超電導体と第二種超電導体
(2).高温超電導材料の特徴
a.超電導材料の種類と特徴
b.実用線材の代表的な製法と構造
c.実用線材の化学的な性質
d.実用線材の機械特性
2.高温超電導技術の応用例
(1).超電導の特徴を活かした応用と実用化の状況
a.パワー応用の例(送電、強磁場、回転機等)
b.デバイス応用の例(SQUIDセンサー、量子ビット等)
3.高温超電導送電技術
(1).超電導送電技術の特徴
a.従来の常電導送電との違い:超電導送電のPROS.and CONS.
b.超電導送電技術の開発の歴史
c.全体構成(送電系統、冷却系統、運転監視システム)
(2).送電系統の構成と各部の詳細
a.超電導ケーブル(電流設計、電気絶縁設計、機械設計、交流損失)
b.超伝導ケーブル端末(電流リード)
c.ケーブル接続部
(3).冷却系統の構成と各部の詳細
a.冷却材の選択
b.冷凍機の種類と概要
c.ケーブル用断熱管の種類と技術ポイント
(4).運転監視システムの構成
4.応用事例(実証試験の例など)と技術課題
(1).運転事例(講師が関わった実証試験の実例等の紹介)
(2).海外での応用状況
(3).現状での技術課題等
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キーワード |
高温超電導 実用線材 送電系統 冷却系統 運転監視システム 超電導ケーブル 電流設計 電気絶縁設計 機械設計 交流損失 電流リード |
タグ |
エネルギー、省エネ、電気、電源・インバータ・コンバータ、電子部品 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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