プラスチック製品設計の基礎と樹脂流動解析の効果的な活用法 <オンラインセミナー>
~ プラスチック製品設計者が覚えておくべき樹脂の性質、射出成形機の構造と種類、成形機と金型のサイズ、プラスチック製品設計と樹脂流動解析 ~
・より良いプラスチック製品設計のための成形法から金型、樹脂の性質、正しい流動解析の活用法までを修得し、開発実務に応用するための講座
・プラスチック製品開発者に不可欠な「樹脂の性質」「射出成形技術」「金型」「樹脂流動解析」技術を体系的に習得し、高品質なプラスチック製品の開発に活かそう!
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講師の言葉
皆さんに質問です。美味し料理を作るには何が必要でしょうか?
当然、「調理法」が要となりますが、では、同じ料理でもより美味しくするためには更に何が必要でしょうか?と聞かれると「材料」や「道具」の知識も抑えておくべき…ということを思い浮かべるのではないでしょうか。では本題ですが、良いプラスチック製品を作るためには何が必要でしょうか?製品そのものに必要とされる機能やデザインを満たすことは勿論のことですが、同じように、より良いプラスチック製品を作るためには「樹脂」や「成形」、「金型」についての知識も抑える必要があります。しかし、近年のものづくりにおいては年々短くなる開発と設計期間、また、大幅なコストダウンの要求に応える手段として分業化や効率化が進み、他分野のことまでは手が回らず、「良いものを作りたいのだが作れない」といった状況になっているのが現状です。
そこで本講座では良いプラスチック製品を作るために必要な知識とそのためのツールである樹脂流動解析の活用方法について分かり易く解説します。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2023年02月09日(木) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、加工・接着接合・材料 |
受講対象者 |
・射出成形におけるプラスチック製品の作り方についての知識を学びたい方
・樹脂流動解析をプラスチック製品のものづくりに取り入れたい方
・プラスチック製品メーカーや金型メーカーの新入社員用の研修として
・樹脂流動解析を導入したものの、効果的に活用できてないと感じている方
・新入社員の教育者の方 |
予備知識 |
・スーパービギナーやビギナーの方にもわかる内容とはなっておりますが、射出成形や金型、樹脂流動解析の言葉の意味について予め調べてから受講されると、より理解度が深まると思います。
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修得知識 |
・成形や樹脂、金型のことを意識した製品設計
・樹脂流動解析の正しい知識と運用法
・樹脂流動解析を活用したプラスチック製品の設計 |
プログラム |
1.良いプラスチック製品を作るための考え方とは?
(1).現状のものづくりの環境と問題点について
(2).断ち切るべきプラスチック製品のものづくりにおける悪しき慣習について
プラスチック製品を作るのに製品に求められる機能や外観を重視しながら設計を行うことは当然ですが、それだけでは真に良い製品を作ることは出来ません。この章では良い樹脂製品を作るために必要な考え方について解説します。
2.プラスチック製品設計者が覚えておくべき樹脂の性質について
(1).プラスチックの種類について
(2).プラスチックの性質と特徴
(3).非晶性樹脂と結晶性樹脂の違いについて
製品設計の際に密度や強度といったプラスチックの「性能」に関してチェックする必要はあります。しかし、そこに「性質」についても意識しながら設計するとより良いプラスチック製品の設計を行うことが可能です。そこで、この章では樹脂製品設計者が抑えておくべきプラスチックの性質について解説します。
3.プラスチック製品を作るために必要な成形の知識
(1).射出成形とは?
(2).射出成形の工程について
(3).射出成形機の構造と種類
a.射出成形機の構造
b.射出成形機の種類と特徴
プラスチック製品の殆どが射出成形と呼ばれる手法で作られています。当然良いプラスチック製品を作るためには射出成形についても学ぶ必要があります。ここでは射出成形について解説します。
4.プラスチック製品を作るために知っておくべき金型の知識
(1).スケジュールを確認する
(2).成形機と金型のサイズを確認する
(3).製品形状の確認する
a.パーティングラインの出し方について
b.抜き勾配の確認
c.製品肉厚の確認
d.金型強度の確認
e.安全性の確認
(4).アンダーカット処理について検討する
a.くい切り形状について
b.シリンダーを利用したアンダーカットの処理について
c.スライドコアについて
d.傾斜スライドについて
(5).成形品に不具合が出ないような対策を考える
金型とは英語でMolding Toolと表記されるように成形するための道具となるものです。道具(=金型)で作ることのできない製品形状については形状を変更しなければなりません。金型のことを意識しながら製品設計を行えば金型を作る際に「製品形状を変更する必要がある。」といったことを避けることができます。そこでここでは製品設計者が知っておくべき金型の知識について解説します。
5.プラスチック製品設計と樹脂流動解析
(1).プラスチック製品設計に樹脂流動解析が必要な理由とは?
(2).樹脂流動解析を正しく理解しよう!!
(3).樹脂流動解析で本当に必要な知識とは何か
(4).樹脂流動解析を使用したプラスチック製品設計の進め方
(5).最適解だけを求めない流動解析のススメ
射出成形でプラスチック製品を設計するには樹脂流動のことについても考慮しながら行う必要があります。しかし、金型はその名の通り金属でできていますのでプラスチックがどのように金型を流れていくのかを目で見ることは出来ません。そこで近年では金型内を流れる樹脂の動きをシミュレートすることが可能な樹脂流動解析がプラスチック製品の設計や金型の設計に活用されています。この章では樹脂流動解析についてと樹脂流動解析を活用したプラスチック製品のモノづくりの仕方について解説します。
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キーワード |
非晶性樹脂 結晶性樹脂 射出成形 金型 パーティングライン 抜き勾配 製品肉厚 金型強度 アンダーカット処理 くい切り形状 樹脂流動解析 |
タグ |
プラスチック、シミュレーション・解析、金型、射出成形 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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