超臨界二酸化炭素(CO2)の基礎と工業的活用のポイントおよび応用 <オンラインセミナー>
~ 超臨界CO2の代表的な物性値、高機能素材の創出プロセス、超臨界二酸化炭素を利用した応用分野、スケールアップのポイント ~
・自然溶媒で環境に優しい超臨界CO2の基礎特性と応用技術を修得し、製品開発に活かすための講座
・環境負荷低減、脱有機溶媒化などに貢献可能な新しい流体技術を学び、新機能や付加価値の高い製品開発に応用しよう!
・超臨界CO2技術は、「物性値の制御が可能」、「分離、回収が容易」、「環境にやさしい安全な溶媒」、「密度が大きく、低粘度、高拡散性」、「界面張力フリーの実現」などの特長があり、多くの産業分野へ応用が期待されています
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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。
講師の言葉
スポーツフットウェアの世界的企業ナイキが、”製造革命”:「アスリートと地球環境の両方に貢献する」ためと称し、自然溶媒の超臨界二酸化炭素(CO2)による新規染色技術 “ColorDry”を台湾他で実用化、アディタス、イケアも展開しています。
新規高付加価値・高機能素材の創出を目的とした開発が、食品・化粧品・生体適合性分野、導電性付与・太陽電池・半導体なども含め樹脂・無機物・金属などの幅広い産業素材分野を対象に行われています。自然溶媒で環境に優しいユニークな超臨界CO2の基礎特性と特異性を紹介し、海外の実用化事例も含め、利用・適用分野を俯瞰します。30年のプロセス・実用化開発での蓄積から、具体的な開発・適用事例を示し、実践経験に基づいた工業的利用時のプロセス開発の実際とポイントを紹介すると共に、新しい高機能素材創出のシーズ・ヒントを提供します。
http://www.scCO2.jp/ で紹介している内容も含め、約三千倍のスケールアップ設計・プロセス実証・商業化の経験を踏まえ、実用化・工業化するために必要な構成技術、チェック項目に言及し、超臨界CO2で何ができるか、何が必要かを紹介します。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2022年12月21日(水) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、化学・環境・異物対策 |
受講対象者 |
・導電性付与・太陽電池・半導体なども含め樹脂・無機物・金属などの幅広い産業素材分野の方
・高機能素材創出のための新規技術を探している方(食材、高分子材、化成品、無機材 他)
・新たな機能・付加価値を付与する技術を探している方(生体適合、導電、ホール材、コンポジット 他)
・環境負荷低減、脱有機溶媒化を検討している方(NIKE社推進の無水染色、皮革なめし 他)
・超臨界二酸化炭素とは何か、何ができるのか知りたい方(自然界に多量に存在するユニークな溶媒)
・超臨界二酸化炭素の研究・開発を検討・推進している方(「想定外」でないプロセス構築 他) |
予備知識 |
・可能であれば、事前に以下をご参照下さい
http://www.scCO2.jp/
https://shinko-airtech.com/supercritical/apply_table.html |
修得知識 |
・超臨界二酸化炭素の基礎から適用技術の実際まで
・超臨界二酸化炭素で、何ができ、何が必要か?
・高付加価値材開発へのヒント |
プログラム |
1.超臨界二酸化炭素(CO2)の特異性と適用分野の外観
(1).超臨界CO2の特異性
(2).超臨界CO2の適用分野の外観
・開発・実用化状況
2.超臨界二酸化炭素(CO2)とは?
(1).超臨界CO2の基本物性と特色
(2).超臨界CO2の代表的な物性値
(3).超臨界CO2の溶解度パラメータ、代表的な相平衡、溶解度
3.神戸製鋼Grの「プロセス開発事例」
(1).高圧抽出、食品分野への適用
a.食材
b.健康食品素材
c.脱コレステロール
(2).粗留エタノールの”連続”精製・濃縮プロセス
a.化成品
b.潤滑油
(3).半導体洗浄プロセス
a.ウエハ
b.医療用材料
c.クリーニング
(4).高分子材の機能化処理(成膜・含浸)
a.樹脂
b.多孔質体(太陽電池・木材)
c.食材
d.プラスチック無電解めっき
e.染色
f.生体適合性
g.導電性
h.含浸/発泡
(5).界面張力フリー・非凝集乾燥 (エアロゲル他)
a.多孔体
b.断熱材
c.ナノ粒子
d.食材
4.超臨界二酸化炭素を利用したその他の応用分野
(1).食品分野での大容量抽出処理プロセス
a.お米からの農薬・重金属除去
(2).超臨界CO2滅菌
b.常温近辺での殺菌、オレンジジュース
(3).貴金属、金属酸化物の抽出
a.廃触媒等からの貴金属類の直接回収
(4).金属薄膜形成、電気めっき
a.CVD代替
b.ウエハ銅めっき
(5).微粒子製造
a.マイクロカプセル
b.複合粉体
c.含浸
5.超臨界二酸化炭素利用工業装置の応用ポイント
・実験室から工業化へスケールアップ
(「想定外」でない装置にするための必要要件)
6.おわりに
<質疑応答>
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キーワード |
超臨界CO2 溶解度パラメータ 相平衡 溶解度 高圧抽出 精製・濃縮 半導体洗浄プロセス機能化処理 成膜 含浸 生体適合性 含浸 発泡 界面張力フリー 非凝集乾燥 エアロゲル 滅菌 微粒子 CVD代替
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タグ |
化学、化学工学、高分子、触媒、洗浄、粉体・微粒子、膜、薄膜 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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